鬼燈の島 4巻感想&総括

雑記
 月末恒例(?)、11月の面白い検索キーワード発表♪
オナニー 描写 中学
 おまえー!!これは、グミ・チョコレート・パインか!?主人公は高校生なんだけどな。
走り出したら何か答えが出るだろうなんて、 ボクもあてにはしてないよ。 してないよ。
 ドラマ主題歌だったり鉄腕DASHのソーラーカー日本一周でよくかかっていたりした「男達のメロディー」ですね。このブログとは一切関係ありませんが。
鎮痛剤 オーバー服量
 日本語か英語のどっちかにしろと言いたいwwオーバードーズとかさあw
オナニーやり方男
 オナニーが小文字になっているのが、何か考えさせられます。これは、男がもっといい方法を学ぼうとしているのか、それとも女が男の方法を知りたいのかのどちらかでしょうね。後者のほうが萌えるので後者であってほしいです。


4巻
004_20101026180032.jpg 最終巻です。ネタバレ注意です。
 最初は水が流入してきている閉じ込められたタンクの中での、ココロと夢乃先生の問答。ココロは夢乃先生とシュウのどちらの言い分を信じるか、ということを迫られます。互いがこれまで起こった出来事からいろいろな推測をし、互いが真実を言っているのにすれ違うこのシーンは、まさに「鬼燈の島」というマンガの構成を表した1シーンと言えるでしょう。
 全てが明らかになった後にわかったことは、結局問題をややこしくしていたのは、子供を本気で殺しにかかってきていたクワダテと、ですね。
 子供達はクワダテの行いを見て、「大人達は本気で子供達を殺しにかかってきている!」と判断したし、秀一郎がはしごの下段を細工した後にクワダテがはしごを逆さにしてウスイ先生を殺したことで、夢乃先生が「ウスイ先生が死んだのは秀一郎のせいだ」と判断してしまったしね。
 大人に殺されたと思われていた力也は犬に突き落とされて怪我して、園長を突き落として殺したのも犬、秀一郎を突き落としたのも犬、クワダテも突き落とされたので、結局犬が4人も負傷させたのです。
 全てが明らかになったとき、園長とウスイ先生以外は何とか助かっていました。その後、みんな島を出て、7年後に島に戻ってきて、全ての伏線を回収していきます。
 一番最後は、いないはずの幽霊がチラッと見えて終わり。少し不可解なものを残していくのも、ミステリ漫画として後味の良いものになっています。この余韻がたまらん。
 
総括
005.jpg 感想を書くにいたって、この漫画を何回も読み返したのですが、その完成度には脱帽せざるを得ません。もう本当に、読むたびに新しいことがわかってきます。
 1巻を読んだときは、孤島を舞台にしたよくあるサスペンス・ホラーものかと思ったりしたのですが、全巻読むと、この漫画は紛れも無くミステリだ!とわかってきます。最初から最後まで、あらゆるものが伏線で、しかもその全てが回収されています。作者は、ちゃんと人物ごとの「推測」も考えていて、全てが明らかになると彼らの行動原理は正しかったこともわかります。1回読み通した後は、もう一度ページの隅から隅まで読んでみましょう。発見の多さに驚くはずです。
 この漫画は主人公のココロの視点から見たもので、読者にミスリードさせる演出が多いです。その演出というのが見事に漫画の特性を活かしたものなので、感嘆してしまいますよ。文字の横に点が打ってあればそれは何か別の意味を持っていること、人の無言の顔がシーンの間に挟みこまれているとその人は何かを考えていることなど、私達はコンテンツを経験していくうちに「お約束の演出」というものを身につけてくるのですが、この漫画では見事にその「お約束の演出」を破っています。そのおかげで、読者はココロと一緒にミスリードしていってしまったのでしょう。
 
 ホオズキの花言葉は「嘘」「偽り」。しかしこの漫画って、最初は嘘が多そうだったのですが、いろいろわかってくると「誤解」が多かったですね。ていうか、ほとんどみんな嘘なんてついていなかったですね。思いつくのは、雪乃先生が「ウスイ先生は大怪我をした」と言ったくらいです。
 クワダテ以外のみんなが正直かつ誠実であったのに、ここまでみんなに「嘘があふれいている」と考えさせた状況が作られてしまった全ての原因は、「誤解」でしたね。最初からみんながみんなを信用して、話し合っていればこのような惨劇は起こらなかったのかもしれませんが、人間である以上それは無理な話なのかもしれませんね。
1~3巻 感想

鬼燈の島~ホオズキノシマ 4 (ヤングガンガンコミックス) 鬼燈の島~ホオズキノシマ 4 (ヤングガンガンコミックス)
(2009/09/25)
三部 けい

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Posted by YU