世界樹の迷宮1HD版の感想――クラシックで心地の良い黙々ダンジョンRPG
2007年にニンテンドーDSで発売されたダンジョンRPG、「世界樹の迷宮1」の感想を書きます。
自分がプレイしたのは2023年にSteamで発売されたHDリマスター版。
HD版は難易度変更やダンジョン内セーブが出来、オリジナルよりはかなり有情。
今やるなら断然HD版がおススメ。
やりこみ記録
・全実績制覇
・全職業レベルMAX
図鑑を完成させると真ED?となりますが、完成させるには(オリジナルなら特に)極悪なドロップアイテムを入手しないといけないし、文字通り最強の裏ボスを倒さないといけない。
というわけで真ED到達がやりこみの証である。
……ここに到達するのにこのゲームをむしゃぶりつくすほどシステムを理解しないといけないとは。
感想
プレイ前から
「理不尽」「死ぬのが基本」「hage」
と高難度には評判ありましたが、自分としてはほどほどのちょうど良さでした。
もちろん稼ぎ時以外の難易度設定は「EXPERT」で。
少し進んで消耗したら引き返して、また進んでゆっくりマップを埋めていって。
と、地道な進行が王道のダンジョンRPGで、プレイしていて心地よいほどだった。
これならまだ昔やってた「BUSIN0」の方が理不尽即死が多かったような……?
まああれもアトラスか。
パーティー構成では職業とスキルツリーに戦略性があり、どうやって成長させていくのも王道で楽しいものでした。
でも、攻略にはシステムの理解が必要なのに、スキルには具体的に何%増減するかの記載がないのは、ちょっと不親切だった。
そういうところだけは攻略wikiを頼ってた。
大活躍だったのは各所で散々言われているけど、「レンジャー」と「メディック」
レンジャーは探索に有用なスキルだけでなく、攻撃力が普通に高くて最高のアタッカーになってました。
メディックはとにかく「医術防御」。医術防御以外の防御系スキルが形なしレベルなくらい強力だし、裏ボスはこれがないと勝てないほど。
絵柄は可愛いもの多くて良いですね……
HD版ではグラフィックが追加されているのも良い感じ。
やっぱメディ子が好きだけどな!(ロリコンは不治の病です)
シナリオはかなりあっさりしていて、ダンジョン攻略に比べたら添え物レベル。
5層に着くと「おっ!?」と思うけど、めちゃくちゃなどんでん返し、というわけでもあるまい。
世界設定は以前やったホタルノニッキを思い出した……
こっちの方が前だけどね
きつさで記憶に残ったのは、2層到達直後と裏ボスか。
意気揚々とボスを倒して2層に来たら、何度も地上を往復しないといけないほどの消耗戦!
敵の集中攻撃で前衛のダクハンがダウン!オオナマケモノの一撃でダクハンがダウン!スリープ後の攻撃で後衛がダウン!
……とまあ、戦闘不能による帰還が最も多かった階層。
ワープポイントあるからすぐ来れて良いんだけど。
2層以降はしばらく簡単、余裕が出来てくる。
……が、しかし!3竜や裏ボスが障害となる!
撃破には世界樹のシステムやスキルの効果等様々なものに精通しないといけず、だからこそちゃんとゲーム内で全部説明してくれ!と思ったのだ。
他のゲームではレベルMAXや最強装備にすれば裏ボスも簡単に倒せることが多いけど、こと世界樹においてはそんなタマじゃない。
全ての装備や全ての職業のスキルを把握して文字通りの『最強』となって、ようやくボスを倒せる。
倒しがいはすごくあったよ……😋😋😋
そんなわけで、世界樹は絵柄はポップだけど黙々と粛々とダンジョンに挑めるバランスも歯ごたえも良かった良作でした。
HD版は現在1・2・3が発売されているので、また2もやっていこうかー!