2010年九州旅行 12日目 市房山

 2010年3月6~20日にかけて行った、登山しながらの九州旅行についての記事です。
 12日目は人吉の市房山登って、東の西都へ。
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2010年九州 総括


十二日目
市房山 12日目は人吉の霊峰、市房山に登りました。この日はかなり天気が良く、雲ひとつ無かったので気持ちがよかったです。
 まず市房ダムを越えて市房山麓の湯山地区へ向かうと、途中に「市房山へ」という看板があるのでそれに従って進んでいきます。市房山キャンプ場に着いて、そこに駐車して登山を始めます。キャンプ場よりもさらに先に進んでいくと市房神社近くまで通う林道がありますが、私は最初から登っていきます。
市房山登山口静謐な雰囲気漂う
 市房山登山口の鳥居から登山道になります。鳥居から神社は参道になっており、たまに石段なんかもあったりします。
 ここでの見所は、道脇にたくさんある巨木、市房杉でしょう。樹齢が何百年もあるような杉がかなり多いです。それのおかげで、この道はかなり原生林の中にいるような静謐な雰囲気が漂っています。
市房神社峻険な馬の背
 鳥居から緩やかに登っていき石段を登ると、市房神社に着きます。この辺りから市房神社駐車場から登ってくる人と合流するので、人が多くなってくるかと思います。
 神社からは急登が続きます。しかし道自体は歩きやすいところが多く、危険な箇所はロープがあるので大丈夫でしょう。馬の背という場所も難なくクリアー。
天気がよくなって気分もいい気持ち悪すぎる霜柱
 尾根上の岩場に来たりするとたまに木々の間から人吉盆地を垣間見ることが出来ます。徐々に登っているという感触がわかります。
 この日の前日の夜も快晴だったためか、放射冷却の影響でものすごい霜柱を見ました。ここまで気持ちが悪い霜柱は初めてだ…。後、登山道の固くしまった土の下にも霜柱があったのが驚きです。
緩やかな山頂近くの尾根市房山山頂
 7合目を越えると、植生が潅木帯に変わって展望がかなり良くなってきます。それに傾斜も緩やかなので歩いていてかなり気持ちいい。
 気持ちのいい稜線を辿っていくと市房山山頂(1721m)です。ここからの展望はものすごくいいです。
有明海を望もう市房南方面
 山頂の展望は大体300度ぐらい。意外に雄大な人吉盆地はもちろん、その先を越えて海まで見えます。それに九州南部の山々も一望できます。写真に写っているのは、もしかしたら霧島山かも?
市房東方面?市房ダムの一万本桜
 山頂の展望はたっぷり楽しんだら下山します。下山途中には登りでは会わなかった登山者に多く会いました。地元の人もいれば四国からやってきた人もいるようでした。それほどこの山は人気なのでしょうね。
登り2時間30分、下り1時間50分ほどでした。
 下山した後は一万本桜と呼ばれる市房ダムの桜を見に行きました。桜100選にも選ばれた人気スポットです。桜はダム脇に植えられていますしそれにダム脇に車道もあるので、車でグルッとダムを一週しながら楽しめるようですね。売店で昼食をとって土産を買って、次の目的地に向かいます。
ダムと市房山西都の古墳群
 次は尾鈴山に登るべく、人吉から西都までの国道を通っていきました。湖や川や渓谷が美しい道でした。
 このとき少し時間が余っていたので、直接尾鈴へは向かわずに西都の古墳群に立ち寄りました。ここは多くの古墳があり、無料の展示館もあります。展示館の中はこの辺りで発掘された出土品の展示などがありましたが、まだまだわかっていないところが多そうでした。ちなみにこの展示館、かなり神妙な雰囲気を出そうとしているようですが、自分には少しバイオハザードのような雰囲気を感じました
菜の花咲き乱れる西都 西都の古墳群には古墳だけでなく、花も見所です。休日ではないのに散歩にやってきた人がかなり多かったです。
 古墳群の後は、尾鈴山近くの木城温泉館湯ららというところに立ち寄り。料金は500円で、浴槽が多く休憩所がかなり広いのが特徴です。
 尾鈴山麓のすぐ近くにキャンプ場が無かったので、この日は登山口の駐車場でキャンプ。人はほとんどいませんでした。
13日目 尾鈴山へ。

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Posted by YU