2020年南九州ツーリング 佐多岬・高隈山登山・桜島 3日目

2020年3月2日

2020年1月10~15日にかけて、宮崎・鹿児島をメインにした南九州ツーリングを行いました。

九州に上陸して3日目は、ライダーなら目指したい九州最南端の佐多岬、300名山の1座高隈山、桜島観光です。

佐多岬

佐多岬はかつて岩崎産業という、鹿児島では巨大な観光・交通企業が開発した場所。
現在は南大隈町が整備しているそうな。

佐多岬は地図上では特徴的な場所であれど、海と山が近すぎて小集落ばかりで、かなりの秘境感がある地域です。
バイクを走らせるにつれ、

「こんなところにまで人が…」

と感嘆しましたよ。

無料の駐車場にバイクを停め、徒歩で岬の先端へ。
遊歩道や展望台が整備されており、じっくりと楽しめる場所ですね。
灯台には徒歩では行けません。
灯台守は、こんなところにまで住んでたようで…どんな感じで生きていたんだろうか。

九州に上陸し南下するにつれて亜熱帯植物が増え、佐多岬地域はもはや沖縄のようです。真冬だというのにこの暖かさとか、亜熱帯植物特有のもっさりじめっとした感じは、やはり行かないと体感は出来ませんね。
この雰囲気を味わえただけでも、この南九州ツーリングは価値のあるものだった、と思う。

高隈山登山(大箆柄岳・垂桜コース)

高隈山は大隈半島中心部の、標高1,000mを越える山地の総称です。
最高峰は大箆柄岳(1,236m)なので、ピークハントをする場合はこちらを目指すことになります。

鹿屋市観光協会より

コースはいくらかありますが、自分は西側の垂桜集落から伸びる大野原林道を通って登山口に至る、「垂桜コース」をとりました。

垂水市中心から県道71号を通って、高峠・垂桜へ。
県道からは遠くに高山を望め、標高1,000m程度と言えど神秘的な深山のような雰囲気があります。

さて、自分はオンロードバイクでツーリングをしていますが、不安だったのが大野原林道は走れるか、ということ。
事前の調査では「4kmのダート」と聞いていたので…。

結論を言えば、オンロードバイクでも登山口まではいくことが出来ました。
段差があったりそこそこの轍があったりと余裕ではなかったのですが、行けなくはなかったです。

登山開始です。

3合目までは暗い常緑樹のなだらかな森を歩いていきます。
この辺りは余裕ですね。

3~8合目までは、標高が低い割に結構大変な急坂でした。
滑りやすい砂が露出した箇所が多く、踏み越えるには邪魔な木の根を逆にストッパーとして利用しながら登っていかねばなりません。

稜線に出れば『杖捨祠』というものがあり、ここから山頂まではなだらかなので、ここで杖を捨てることからこんな名前になっているとのこと。

稜線を歩いていけば、高隈山最高峰、大箆柄岳に到着!
大隈半島や桜島、開聞岳などの名所を望める展望地になっているはず…なのですが、この日はあいにくのガス。
何も見えず、すごすごと下山です…。

登り1時間30分、下り1時間20分でした。

桜島

次は、鹿児島のシンボル『桜島』の観光!

日本国内でこれほどまで活火山と身近に共存している地域は他に無いでしょう。
桜島に近づくにつれて、道路にも砂が溜まるようになるなど、異質な地域ですw

常に噴煙が立ち上り、火山灰が降り注いでいるからか、墓に屋根があったり、そこらの車にも灰が積もっていたのが印象的です。
地質・地形的にも面白い場所で、そういうのが好きな自分には見どころがいっぱいですよ。
固まった溶岩がいくらでも見られ、植物は先駆性の松ばかり。
山肌のひだの深さで、火山活動の活発さがハッキリわかるだなんて…

垂水ゆったり館・国分キャンプ場

この日の温泉は、桜島東にある、『垂水ゆったり館』
姶良カルデラと桜島の景色が美しい!

ここで遅めの昼食を取りました。
蕎麦屋で豚なんこつを食べましたが、これは、旨い!

宿泊場所は、国分キャンプ場。

ここも穏やかな鹿児島湾と桜島の景色が美しかったです。

旅行記,登山

Posted by YU