2013年南関東旅行 5日目 大岳山
2013年3月9日から14日にかけて、この時期でも登れる南関東の300名山6座を登ってきました。
この日は東京都にある200名山、大岳山に登りました。
近くには信仰の山としてそれなりに有名な御岳神社がありますが、この大岳山も信仰の山だそうです。
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5日目
大岳山
登山コースは東西南北様々ありますが、最も人気なのは御岳神社からのコースだそうです。私は大岳山南の檜原村村からのコースを選びました。
檜原村の白倉という集落が登山口です。バス停もありますが、駐車場はほとんどありません。かろうじて大岳山対岸方面にある不動の滝展望所辺りに空き地があります。私はそこに駐車しました。
バス停近くに「大岳山入口」の標識がありますので、狭く傾斜のある路地裏を登っていきます。この辺り、古い民家もあって、少し面白いです。
大岳神社里宮近くにちゃんとした登山口があります。ここから登山道です。尾根上をひたすら登っていくことになりますが、尾根の登りが始まった辺りに鳥居あり。ここから長い登りが始まります。
登山道沿いは立派な人工林が多く、今でも施業はそれなりにされているようでした。「檜原」って、檜を生産して江戸に輸送していたとか?
基本樹林帯の中なので展望は開けません。が、一箇所だけ展望が開ける場所があり、休憩に適しています。
大岳山へのメインルートではありませんが、登山道はかなり綺麗でトラバースするように道がつけられていますので、急傾斜の尾根を登っていく割にはあまり傾斜を感じず、一定のペースで歩けました。さすが東京や!
標高を上げるにつれて人工林の割合が少なくなってきます。落葉樹が多いので、冬は少しだけ開放感があります。
ひたすら尾根を登ると馬頭刈尾根の稜線にたどり着きます。ここからはなだらかな稜線歩きがほとんどです。この日は稜線に出ると北西方向の風が強くて、寒い…。
大岳山頂は稜線から直接行くことは出来ず、いったん大岳神社方面に行ってから登り返します。途中のトラバース道は、岩盤の近くを通っていくので、迫力がありました。
大岳山荘は山奥にある割にはそれなりに大きな山小屋のようです。コンクリの地面が見えましたので、もしかしてヘリポートあり?建物は、何だか普通の民家のようです。
すぐ近くに大岳神社があります。そんなに大きくないかな…。ご神木らしき巨大なスギなんかもあったりします。
神社から少しだけ岩場を登ると、大岳山山頂(1269m)です。山頂は山頂らしいものです。綺麗なベンチとかは無く、都心に近い山としてはなかなかシンプルです。
展望は結構開けており、特に西方向の景色がよかったと思います。しかしこの日は西風がかなり強くて寒いため、山頂東側で休憩…。
帰りは往路を戻ります。ずっと下りですが土の道がクッションになって、あまり足が痛くなりませんでした。私以外の登山者は2組ほど。
登り2時間、下り1時間25分。
累積標高差は約940mでした。
雪はありませんでした。
下山終了後、大岳神社里宮にも寄っておきました。手水の水が綺麗だったので、飲みました。うめえ!
白倉の不動の滝の前でしばし休憩。この後何をしようか、この辺りは特にすごい観光地無いからなあ…、ということで早々に野宿地を決めて、そこで小説でも読むことにしました。
近くの東屋に座ってしばし読書、…を楽しめるかと思いきや、昼が過ぎていくにつれて風が強く、また生温くなってきて、花粉が飛びまくって鼻水くしゃみ出るわ出るわ…。全く小説に集中できねえ!この時期に外で本読むのは、不可能なのか…、覚えておこう。
で、携帯電話を開いていると、画面に黄色い粒々が…もう堪忍してくれ!
最終日は6日目 三頭山
檜原村紀聞―その風土と人間 (平凡社ライブラリー) (1996/01) 瓜生 卓造 |