2013年南関東旅行 1,2日目 愛鷹山 

2013年南関東登山旅行
 2013年3月9日から14日にかけて、この時期でも登れる南関東の300名山6座を登ってきました。
 登った山は、愛鷹山、金時山、箱根山、大山、大岳山、三頭山です。
 まだまだ雪山を登る技量や装備がないので、雪がほとんど無い地方の山を選んで登ったというわけですよ。
 ちなみに、観光らしい観光はあまりしなかったので、今回のは旅行と言うより登山かな…。
関連記事
3日目 金時山,箱根山
4日目 大山
5日目 大岳山
6日目 三頭山


1日目 移動日
IMGP4297.jpgIMGP4296.jpg
 名古屋からひたすら国道1号を東に向かって突き進む!1号はバイパスがかなり多く、快走できまくりでした。東名、新東名、そしてバイパスばかりの国道1号の存在…東海道はそれほど日本にとっての交通の大動脈ということか!?
 でもこの日は花粉が多くて、バイクに乗っているときでも鼻水とくしゃみが出て辛かった…。
 快走しまくりで休憩もあまりしなかったので、1日目は移動日だとしたのに時間がかなりあってどうしようかと悩みました。しかもこの日入浴する予定だったヘルシーパーク裾野が休館中だったし…。
 しばし、富士山を見ながら昼食を食べながら、何しようか考えました。
IMGP4298.jpg
 
 暇だったので十里木高原にある富士山資料館に寄ってみました。裾野市の施設で、料金は大人200円。富士山の自然や歴史、そして地元住民の昔ながらの民具を展示していました。
 富士山に関するものは、まあなるほどって感じでした。白山資料館でも同じだったように、やっぱり私は地元の地域文化のほうに興味を持ちました。木で作られ、使い古されたものとかって、情緒があって素敵だと思います。個人的に。
 かなり早い時間に愛鷹山登山口近くまで行って、野宿しました。花粉が多くて辛いの何の…。今までのこの時期の旅行では、そこまで苦しくなかったような気がするんだけどなあ。
2日目 愛鷹山 
愛鷹
 200名山である愛鷹山は富士山南方に位置する山地の総称のようです。一応厳密な意味での「愛鷹山」という名前の山もありますが、最高峰ではありません。やはりこれは最高峰に登るべきだろうし、ガイドブックにも最高峰へのガイドが載っていたので、愛高山最高峰越前岳に登りましたよ
 越前岳へは北方の十里木高原からと、北西方の山神社から登るルートがありますが、私は山神社をスタート地点にした周遊コースを辿りました
IMGP4299.jpgIMGP4301.jpg
 登山口の山神社のすぐ近くには広い駐車場があり、駐車する場所に困ることは多分ありません。また、コース毎の所要時間とかも書いている標識があるので、かなり整備されている山と言って良いでしょう。
 山神社からはしばらく暗い人工林内を歩きます。登山道は歩きやすいですし、わかりやすいです。
 人工林を抜けると落葉広葉樹林エリアに入っていきます。このあたりからふわふわの土ではなくて石がころころ転がっているような道になります。まあ歩きやすいんですけどね。順調に登り続けられます。
IMGP4302.jpgIMGP4307.jpg
 富士見峠には避難小屋あり、ですがガイドには載っていた水場は発見できませんでした…。この時期は枯れてしまうのかな?もっと注意深く探せばあったのかも?
 この日は時間に余裕があったので、富士見峠から黒岳へと寄り道しました。
 黒岳の道の途中には大きな杉なんかもあったりします。そういやあ、大きな檜とかって無いものなのかな?
IMGP4303.jpgIMGP4304.jpg
IMGP4306.jpgIMGP4309.jpg
 黒岳の山頂部は丸い形をしているようで、登っていくにつれて「山頂に向かっているんだな」ということがよくわかるような地形をしていました。
 黒岳山頂からは富士山がよく見えるようになっており、ベンチもあります。「ここで休憩しろ」と言わんばかりの良休憩ポイントだったので、遠慮なく休憩しましたよ。
 
 黒岳から富士見峠へ戻り、越前岳への登山を再開です。
IMGP4311.jpgIMGP4312.jpg
IMGP4313.jpgIMGP4314.jpg
 越前岳への稜線上の道は傾斜はあまりきつくなく、よく踏み慣らされた道なので、歩きやすいところが多かったです。鋸岳展望台からは鋸のようなぎざぎざの山稜と位牌岳がよく見えます。
 登るにつれて少しずつ雪が現れてきました。登山道上の雪はよく踏まれて固まっており、氷になっていました。登山道脇には雪なんてないのに、登山道上にだけある、だなんておかしな場面もよくありました。
 とりあえず、滑らないように慎重に歩行。土の地面を探して歩いたりもしました。
IMGP4317.jpgIMGP4318.jpg
IMGP4319.jpgIMGP4320.jpg
 山頂に近づくと雪の存在割合も増えてきたので、軽アイゼンを付けておきました。これで少しは歩きやすくなった…はず。
 アイゼンつけて、これで多少の雪は怖くないぞ!と思ったところで越前岳山頂(1504m)に到着。山頂は雪が無く、代わりに南の方向からかなり強い風が吹いていて、寒かったです。
 展望は南方面に開けており、愛鷹山山地の山々を見渡すことが出来ます。
 下りは割石峠経由です。
IMGP4321.jpgIMGP4322.jpg
IMGP4324.jpgIMGP4326.jpg
 越前岳からの下りはなかなかの急勾配で、やせ尾根の場所も多いです。歩行が難しい場所はあまり無いですが、とりあえず来た道よりかは面倒くさい道かもしれません。
 やせ尾根のため少し歩きづらいですが、その代わりに展望が良い場所が多いです。越前岳山頂部を見返ることも出来たりします。
IMGP4327.jpgIMGP4329.jpg
IMGP4330.jpgIMGP4331.jpg
 呼子岳のようなピークをいくつか越えながら峠を目指します。途中、急傾斜の登山道が凍っていて、下るのがちょっと怖かったです…。
 鋸岳展望台から見たギザギザ地形の雰囲気が感じられたところで、割石峠に到着。ここから谷を下ります。
 谷上部には少し雪がありましたが、すぐに無くなっていきました。
IMGP4332.jpgIMGP4333.jpg
IMGP4334.jpgIMGP4335.jpg
 岩がゴロゴロしている谷を下ります。きれいな登山道はあまり無く、岩上をひょいひょいと移っていくような形で歩いていきました。多分この辺りは上部斜面から岩がゴロゴロ落ちてくるところなんだろうな…。そう考えるとちょっと怖いですが、景観は面白いです。
 ケルンやテープを見つけながら下っていきます。が、ずっと枯れ沢が続くので、テープに従わずにひたすら岩上を跳んでいきながら下っていっても良いかも。テープに従ったら、何だか無駄に右岸左岸に行ったり来たりしてたような…。
 途中から少しずつ人工物に出会います。が、基本は石ころの道。舗装道はありません。
 ほぼ全ての砂防ダムには岩が溜まっており、この地域の侵食度はかなり強いことがわかります。水なんてほとんど無いのに、こんなに岩が運ばれてくるのか…。
 
IMGP4336.jpgIMGP4337.jpg
 ずっと下っていき、かなり広い砂防ダム上部エリアを右岸から左岸へと渡ると、舗装道となります。さらに下ると登山口の山神社到着です。これにて越前岳登山は終了です。
登り2時間40分、下り2時間10分。
累積標高差は約800mでした。

IMGP4339.jpgIMGP4340.jpg
IMGP4341.jpgIMGP4343.jpg
 この後は次の山である金時山近くへ向かいながら観光しました。
 国道469号線沿いには陸上自衛隊の演習場があるのですが、この野原っぷりはすごいです!よくもまあこんな原っぱになったもんですな。野焼きをして管理していたりするのでしょうが、自衛隊が野焼きしたりするの?
 お次は金時山麓近くにある武士の里美術館に行ってみました。料金は大人800円。武士の具足や刀の鍔、合戦絵などが多く、装備品好きとしてはなかなか面白い場所でした。特に具足は数が多く、間近で見れるため、どういう構造になっているのかをまじまじと見ることが出来て、満足しました。
 箱根エリアでは雨が降ってきたので、外輪山を抜けて雨の降っていない御殿場方面に戻ってきました。とりあえず温泉に入ろうということで、道沿いにあった富士八景の湯に入りました。当初の予定では御殿場市温泉会館(料金500円)に行こうと思っていたのですが、間違ってしまった…。八景の湯の料金はこのとき1200円。温泉会館と比べるとやっぱり高いな…。でも、仮眠室は良かったです。快適に眠れる…zzz
 この日は林道脇で野宿。バイクに花粉が大量に付着しとるがな!
3日目 金時山,箱根山に続きます。

山と高原地図 31.富士山 御坂・愛鷹 2013 山と高原地図 31.富士山 御坂・愛鷹 2013
(2013/03/15)
昭文社出版編集部

商品詳細を見る

旅行記

Posted by YU