2011年四国一周ツーリング 7日目 佐田岬~朝倉ダム

 7日目は四国最東端の佐田岬から、愛媛県今治近くの朝倉ダム湖畔緑水公園まで行きました。
 まずは朝一で佐田岬の灯台を目指すことにします。
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8日目別子銅山~橘ノ丘総合運動公園
9日目高松市~津田の松原
2011年四国周遊総括


7日目 佐田岬~朝倉ダム湖畔緑水公園
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 駐車場から灯台までは遊歩道となっていて、片道20分ほどかかるなど、結構長い道程となっています。
 樹木のトンネルになっている舗装路を歩いていきます。植生は常緑の広葉樹林ばかりで乾燥に強そうな樹木ばかりです。キャンプ場近くは開けていて、近くには海水浴が出来るような浜があるようです。
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 佐田岬のキャンプ場は、テントを持ち込むキャンプ場というより小さなバンガロー群と言っても良いかな?夏にのみ開設されて、テントの持ち込みは無料だとのこと。近くに小さな防波堤があるから、管理人は船で物資を運んでくるのかもしれません。
 さらに遊歩道を進み、小さな山の中には砲台跡があります。その砲台跡の上に立つと展望台になっており、ここから灯台や佐賀関を見渡せるようになっています。
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 展望台からさらに先へ歩いていくと、遂に佐田岬灯台へ到着です。ここには灯台だけでなく、四国最東端の石碑や展望台もあります。展望台からは船乗りから難所とされた佐賀関の岩礁や潮の流れが見渡せます。この日は潮流がすごいことになっているようで、瀬戸内海から太平洋への流れが強く、白波が筋のように立っていました。遠くには九州が望めます。遠くと言っても、すぐ近くのようにも思えますが。
 灯台から駐車場までまた徒歩で行くことになります。朝一でやってきたのに、途中何人かの観光客と出会うなど、やはり人がよく来るところなんだと再認識させられます。
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 美しい朝の光と共に、佐田岬を駆け抜けます。前日はあまり佐田岬の観光をしなかったので、この日は時間もあるのでじっくりと佐田岬の美しい風景を堪能してみることにしました。
 佐田岬はかつて陸の孤島だったらしく、主に船が交通手段だったようです。今は国道で簡単に行き来できるようになっていますが、今でも狭い海沿いの土地に集落がある様子を見ることが出来ます。この、急斜面と柑橘類の果樹園、小さな集落と防波堤と海の風景は、のどやかでありそこに暮らす人々の昔ながらの営みを垣間見ることが出来るようです。
 佐田岬稜線上は風が強い場所らしく、それを活かして風車がいくつも建てられています。国道から風車の公園へ行く道があるので行ってみることをオススメします。風車の公園からは佐田岬の全容や風車がいくつも立ち並ぶ壮大な風景があったり、風車の大きさと迫力に圧倒されたりします。
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 佐田岬を抜け、松山を目指してひたすら海岸線沿いの夕焼け小焼けラインを走りました。夕焼け小焼けラインは片道1車線の快走路であり信号はほとんど無いし、断崖や遠くに雄大な山々を見ながら走るので飽きることも少ないでしょう。
 夕焼け小焼けラインの脇にも菜の花が綺麗に咲いていましたよ。この辺りには果樹園として使われていないような山の斜面があるので、佐田岬の先端で果樹栽培するよりかはこの辺りでやったほうがいいんじゃないか…と思ったり。
 松山市に着くと、まずは松山城を観光することにしました。
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 松山城は天守閣のある一之丸、庭園のある二之丸、文化的な施設がある三之丸に分かれているようです。まずは二之丸の庭園を観光しました。
 二之丸の庭園は一人100円で入場できます。中に入ってまず目に飛び込んで来るのが、迷路みたいに入り組んでいる水路です。今は水が流れていませんが、こんなものを見るのは初めてです。庭園には他にも大井戸や四季折々の草花や趣きある茶室のようなものがあり、心やすらげる場所となっているようです。
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 二之丸から一之丸までは結構な高低差があるようで、ロープウェーが併設されています。自分は徒歩で登ったのですが、ほとんどの人がロープウェーで登っているようで、会う人は下ってくる人ばかりで登ってくる人には会いませんでした。
 一之丸には人が多く、広場には土産屋や展望台があったりしてかなり賑やかです。あちこちに史跡の説明看板があり松山城の仕組みや城の仕組みについて詳しくなれそうです。
 天守閣入場の料金は一人500円。城内は入り組んでいて、戦闘に強そうな城のようでした。城内にもやはり人が多く、一方通行の道をぞろぞろと流れるように歩いていきました。一番上の階からは360度の眺望を楽しむことが出来、松山市内を一望したり遠くには石鎚山系を望んだりすることも出来ます。他にも城内には、松山城ゆかりの品々や歴史などが紹介されています。
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 松山市内で、松山城と双璧をなすような観光スポットである道後温泉にも入りましたよ。道後温泉は本館だけでなく他の場所も見所がいっぱいあるようで、温泉に入る前に道後温泉前の商店街を歩いてみることにしましたよ。商店街には愛媛の土産が揃ってあったり松山名物の料理を売っている店や服など、多種多様な店が揃っています。自分は鍋焼きうどんを食べて「坊ちゃん団子」を買いました。
 道後温泉本館かなり歴史を感じさせるような外観であり、中も木造で歴史あるような雰囲気があります。料金は神の湯が400円。脱衣所も木造です。浴室は少し狭くて洗剤も付いてないのですが、雰囲気だけでも十分楽しめるのでまあ良いでしょう。
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 次は(おそらく)四国最西北端である大角鼻に行きましたよ。ツーリングマップルにもガイドマップにも載ってないような場所なのですが、ちょっと個人的に行ってみたかったのですよ。
 大角鼻の公園はキャンプ場や海水浴場として整備されており、休暇で過ごすには良いポイントだと思います。海岸からはしまなみ海道の来島海峡大橋や瀬戸内海の島々を望むことが出来、かなり美しいものだと思います。このときもう少し天気が良かったらもっと美しかったのかもしれませんが…。
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 大角鼻からは今治を越えて、白砂青松100選に選ばれた志島ヶ原海岸に行きました。確かに松が多いですが、どこがこの海岸で最も見所であるのかはあまりわかりませんでした…。松や砂浜より、近くにあった桜などが植えられた公園のほうが美しかったかも!(二つ上写真の↓→)
IMGP2625.jpg この日は無料のキャンプ場であるらしい、朝倉ダム緑水湖畔公園に泊まりました。文字通り朝倉ダムの近くにあり、設備は結構整っているようです。
 車で乗り込みは出来ないのですが、トイレは綺麗ですし、かまどがあるし、隅には薪もあるし、さらにコンセントもついている!コンセントには炊飯器が繋いでありましたが、ずっと保温状態を保っていたようなので中はものすごいことになってそうで開けるのが怖い…。
 
8日目別子銅山~橘ノ丘総合運動公園に。

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Posted by YU