富士山周辺登山旅行 5日目 毛無山,トヨタのヴィッツで車中泊してみて
2020年と2021年の年末年始にかけて、富士山周辺の登山旅行を行いました。
5日目のこの日は毛無山登山と、旅行の終わり。
あ~あ、何だかあっという間に終わっちゃったな。
毛無山
毛無山は山梨県身延町と静岡県富士宮市の境、富士山西側の天子山地の最高峰、標高1,964mの200名山1座。
登山ルートはいくつかありますが、富士山と毛無山の間の朝霧高原(ふもとっぱら)を登山口としてピストンするルートを取りました。
毛無山登山口にはキャンパーなら誰もが知る「ふもとっぱらキャンプ場」があり、経営者が積極的なのか関連する施設がたくさん。
毛無山駐車場もふもとっぱらが整備したのか、1台500円の料金徴収あり。
付設のポストに車のナンバーを書いた封筒の中にお金を入れて投函する、という仕組みでしたこの時は。
駐車場からは林道がいくらか伸びていますが、標識に従っていけば登山道へ入れます。
少し歩いたところに地蔵峠方面への分岐がありましたが、何だか崩落中のようで。
当初は周回しようかと思いましたが、諦めてピストンすることにしました。
高原が出発点と言えど山頂との標高差は1,100mほどあるので、登り下りは結構長いです。
ご丁寧に1合ずつ標識を整備してくれていますが、「これだけ登ってまだ〇合か…」と少しげんなりw
不動の滝展望台がありましたが、目をこらしても滝があるようには見えず。
滝が流れてそうな岩場はあるのですが、水が無いような。
後半になるにつれてガスが濃くなって、「遂にガスの登山か、まあ今までが良すぎたか」と諦めムードで登っていきました。
実際9合目くらいにある富士山展望台からは何も見えず。
しかし稜線に出ると青空が少しずつ見えるようになり、このルート唯一の西側に開ける「北アルプス展望台」ではバッチシ日本アルプス見えたよ!
標識が多い三角点の毛無山の山頂は富士山方面に少し開けていますが、まだ最高点では無いので更に進むのをおススメします。
だって、最高点と三角点の間には「毛無」の部分があって、東方面にメチャクチャ開けているから!
東はガスで何も見えないか…と思っていたら、何と晴れてくれて、雲海まで見させてくれました!
うおお~!絶望から最高のプレゼントを僕にくれるとは!
何て粋なことしてくれやがる!
雲海に浮かぶ富士山や愛鷹山が最高にクールだ!
なお最高点は大見岳という名前にもなっていますが、まあここが毛無山の最高点でもあるでしょう。
毛無のエリアでゆっくりと景色を堪能しながら今回の旅を回想しながら休憩し、下山開始。
晴れの日曜日でもあるからか下山中は多くの人とすれ違い、この山の人気を実感しました。
登り2時間45分、下り1時間45分(多分)でした。
この後、車に乗って6時間半かけて自宅へ帰りました。
いや~、たまにはレンタカーで旅行に行くのも良いもんですね。
バイクと違って装備に気を使わなくて良くて、道の凍結もあまり心配無いし、体力も使わなくて楽。
好きな音楽を聴いたりラジオを聴いたりも出来るし。
これからはもっと活用しても良いかな…
トヨタのヴィッツで車中泊した感想
安くあげるために今回はトヨタのヴィッツを借りました。
まるで軽自動車のようなコンパクトさで運転もしやすくて良い車なんですが、車中泊には使えるのか?試してみました。
車中泊で1人旅行するのは、実は人生初。
結果、フラットにはほとんど出来ないからリクライニングで寝るしかなく、睡眠効率がいつもの1/2~2/3くらいにしかなりませんでした!
リアシートを倒したりしても平坦な場所を作れることも出来ないから、座って炊事をするようなことも非常に難しい。
一度、リアシートを倒して荷台に腰かけて、リアシートの上で炊事をしてみたのですが、身動きも取りづらい…
せめて助手席をテーブル代わりに出来たり、リクライニングを完璧に倒してベッド状に出来たら良いのですが。
というわけで、当初は全泊車中泊の予定でしたが、4泊の内3泊は一応持ってきたテントで寝たり炊事したりしました。
やはりテントは良いですね。
車内より狭くて弱いように感じますが、寝るには適しているし最低気温も車内とあまり変わらず。(天気予報最低気温-10℃で、車内テント内共に最低-5℃)
夕方くらいなら熱が溜まっている分車内の方が暖かいのですが。
結論、ヴィッツは運転するには良い車ですが、車中泊は厳しい車です。
次回はもうちょい車中泊しやすい車を借りてみたいなと思ってます。