2020年南九州ツーリング 芦北~佐賀関、旅の終わりに 6日目
2020年1月10~15日にかけて、南九州ツーリングに行きました。
今回は6日目最終日、熊本県芦北から、阿蘇を通り、大分県の佐賀関へ。
九州を西から東へ向かうにはどこかの山を越えなければいけませんが、今は冬季。
バイクではスリップをしないように標高の低いルートを考えて行かねばなりません。
で、自分が選んだのは、阿蘇から大分市へ通じている国道57号線。
滝室坂という標高700mの峠がありますが、鹿児島西端から大分県佐賀関へ向かうなら、ここが低くてかつ短距離かな?
ここより南だと高千穂や椎葉、北だと九重などになりますからねえ。
阿蘇神社
芦北を出発したのは夜明け前。
出勤時間の熊本市を抜けて、阿蘇へ向かいます。
熊本市はなかなか大きな街で、その中心部近くを通り過ぎるだけでも結構な渋滞で苦労しました。
阿蘇はやはり標高が高く、暖冬が幾分か平年並みになって気温が低くなり、この日は寒かったです。
道際の水たまりが凍ってたり、霜で田畑が真っ白になってましたし。
安物ですが、電熱グローブが役立ちました。
しかしそれでも、神社に着いた時は寒くて寒くて、凍えていた…
阿蘇神社は全国に500社ある分社の総本社。
阿蘇市の中でも有数の観光スポットであり、門前町も発達しています。
古代から阿蘇氏が宮司を務めるという、非常に長い歴史を持った古社です。
しかし、この時期はまだ平成28年(西暦2016年)の熊本地震の復旧工事が終わっておらず、拝殿までは行けませんでした。
仮説社務所の横にある小さな賽銭箱でお参りして、御朱印をもらいました。
西寒多神社
阿蘇神社からは国道とバイパスを一気に通って、大分県大分市へ。
大分市には一ノ宮が2社あるので、ついでに寄りました。
まずは豊後国一ノ宮、西寒田神社(ささむたじんじゃ)
周辺が宅地で静かな場所ですが、その分観光地然としておらず、雰囲気は良かったです。
フジが見どころの一つのようで、5月のゴールデンウィークが見ごろのようです。
柞原八幡宮
柞原八幡宮(ゆすはらはちまんぐう)もまた、豊後国一ノ宮。
長めの階段を上った先に本殿がありますが、境内の作りはちょっと面白いです。
道中の樹齢3000年と言われるクスノキの巨木には圧倒。
山門、拝殿などの彫刻やデザインも特徴があり、かつての人々がこの色や精密さをいかにして表現したかを考えると、趣深いものです。
佐賀関フェリー
帰りは大分県佐賀関から愛媛県佐田岬の三崎に通じる国道九四フェリーに乗船。
バイクは予約しないと乗れないようです。
ツーリングシーズンでは気をつけた良さそう。
今回はバイク乗船は私一人だけでしたが。
佐賀関すぐ近くのラーメン店で昼食を摂って、乗船まで旅の記録を書くなどして時を過ごし、乗船。
2020年1月現在、佐賀関フェリー乗り場は改修工事を行っており、工事が終わったところは現代的で綺麗でした。
10年前はもっとしょぼかった気がするけど。(失礼)
フェリー内ではまったりと豊後水道の潮の流れと岬の景観を楽しめました。
愛媛県三崎に着いてからは徳島までひたすら東進。
自宅に着いたのは、夜の9時…
旅の終わりに
総走行距離:約1,700km
交通費:約18,000円
食費:約6,000円
娯楽費:約6,000円
合計金額:約30,000円
今回は転職活動の合間に空いた暇を潰すために企画したツーリングでした。
2020年は記録的な暖冬であり、かつ南九州という亜熱帯に近い場所だったので、本来は真冬のこの時期でもツーリングが出来ました。
鹿児島県に入ったのは人生で初めてでしたが、予想以上に面白い場所でした。
亜熱帯的な植生だけでなく、大きく異なる文化や歴史、芸術なども感じられました。
まだまだ自分の知らないことが多いなということが分かり、まだまだ旅行も捨てたもんじゃないなと改めて実感。
しかしでも、やはり10年前に比べると少し新鮮さが感じにくくなってきました。
そろそろこの1人キャンプツーリングスタイルも変えていいかなあと思ってくるように。
彼女とかと一緒に〇〇体験とかしたいんですけお!