2014年熊野古道小辺路徒歩旅行 1日目 高野山~大股
熊野古道 小辺路
二泊三日で、世界遺産の一つ熊野古道小辺路を歩いてきました!
基本的に林道歩きが多いですが、山道も多いので、一応登山のカテゴリーになるかもしれません。(トレッキングという言葉がお似合い?)
世界遺産だけあって、標識や地図はしっかり整備されています。
しかし、ものすごーく整備されているわけでもないので、そこはご注意。ちゃんと計画立てないと、宿泊に困ります。
1日毎の累積標高差と距離の算出は面倒くさいので、全体のものを発表します。
何と、累積標高差±5000m以上。距離は70km以上。
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2日目 大股~伯母子岳~観音堂
3日目 観音堂~熊野大社
1日目は、高野山から、大股まで。1日目の行程としてはこれが標準でしょうかね。
大股に旅館もあるし。
まずは高野山にお参り。
2年前に歩き遍路に行きました(→四国遍路カテゴリ)ので、早く行こうと思っていたのですが、ダラダラと延びてしまいました…。
目的地到着が夜になったりするのは嫌なので、参拝は奥の院のみにしました。またいつかじっくり高野山を堪能したいものですね。
奥の院の雰囲気はものすごいものがあります。多分、初体験の雰囲気です。
数々の有名企業の墓とか、有名人の墓とかが密集しています。
何だか本当に、現世と別世界の境目にいるような…そんな気がしました。
千手院橋バス停から出発。
近くにはコンビニもあるので、補給は簡単です。
お坊さんがコンビニで雑誌を立ち読みしていたのには、なんか違和感を覚えましたw
熊野古道小辺路、と言っても、しばらくは普通の林道でした。
この辺りの地形的に、稜線上はなだからなのか、ほぼ平坦な林道が稜線上にずーっと続いていました。
たまに石碑などがありますが、そんなに古道らしさはありませんでした。
景色はそこそこ綺麗。人工林が多いですが紅葉も所々にありました。
薄峠(すすきとうげ)からは少し下り。ちょっと登山道っぽくなってきたぞ?
昔は馬車とかが通っていたのでしょうか、道幅は少し広いです。
下り終えると、大滝の集落が見えてきます。
道脇に何かの木を育てているようですが、調べてみると、これがかの有名なコウヤマキなようですね。この辺りで栽培している模様。
舗装林道を歩いていきます。人通りは、ありませんでした。
大滝には、休憩所があります。水場、トイレもあります。
大滝の集落では昔ながらの生活が営まれているのか、民家の軒先で薪を貯蔵していたり、家庭菜園が多くあったりしました。
ああ、私は、こういう生活をしたいんだ…。
民家の脇を通り、再び小辺路へ。
人工林と二次林が交互に現れながら、登っていきます。
道は歩きやすくて傾斜も一定なので良いのですが、世界遺産というのに人通りが無い…こんなもんなのか?
高野龍神スカイラインまで登ったら、車道を通って歩いていきます。
バイクや車が多いので少しひやひやします。ちゃんとした歩道も無いしね。
もう一度登山道になり、水ヶ峰集落跡に入ります。…こんなところに本当に集落なんてあったのか?
その後はしばらく舗装林道歩きです。地元の人が使う林道なのか、車通りはそれなりにあります。
稜線上の林道なので景色は良いのですが、この日は曇りなので、何だかぼんやりしながらずーっと歩いていました。
歩きながら眠たくなりましたよ…途中の東屋で数分寝ました。
下っていくと、大股集落到着。
ここにはいくつかの旅館があったり、トイレがあったり、伯母小岳登山の駐車場もあったりします。
私はここで沢の音を聞きながら野宿しました。集落がすぐそこにあるのに静かで、気持ちよく寝られました。
熊野古道 (岩波新書) (2000/04/20) 小山 靖憲 |