2010年東北旅行 5日目 摩耶山
2010年の8月13日から29日までの17日間、東北旅行をしました。
この日は300名山の摩耶山を登って、秋田県の大潟村へ。
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5日目 摩耶山
摩耶山西側の登山口は関川峠のトンネルの北側にある林道を使うことで行くことが出来るのですが、南側から来ると林道の入り口がわかりづらいので要注意です。北側から来ると「摩耶山登山口」の標識があるのでわかりやすいのですが…。
林道は少しダートです。登山口近くに数台駐車できる場所があります。
登山口には登山案内図があるのでしっかり読んでおきましょう。今回は小雨が降っていたので、上級者コースである滝を経由するコースではなく、初心者コースである尾根上をたどっていくコースで登ることにしました。
コース分岐までは沢沿いを歩いていきます。岩の上を歩いく箇所がいくつかあるので、雨が降って濡れているときなどは注意しながら進んでいくべきかと思います。
分岐からは尾根を登っていきます。単純な登りなのですが、ハエや蚊が多く、湿度が高いので結構疲れました。稜線に出るといくらか風が吹いてきて涼しくなります。
稜線上を少し進むと水場があります。しかし水の出口と水をためるバケツの水面が近すぎるおかげで、水を汲むのが難しい。
水場のすぐ近くに避難小屋があります。頑丈そうではなく、普通のほったて小屋のようです。ただ雨風を防ぐことのできるだけのような小屋です。
急傾斜の場所や緩やかな場所を経てさらに稜線を登っていくと、東側を望むことの出来る稜線に出ます。ここからほんの少し歩くと摩耶山山頂(1019.7m)です。
山頂からはかなりの好展望が得られるようですが、今回はあいにくのガス。たまに雲が薄くなってわずかに陽射しが届くこともあったのですが、すぐにガスで覆われてしまいました。
下山は避難小屋から七つ滝経由の道で降りようとしましたが、途中から道がわからなくなってしまうほどの低木や倒木があったので、結局往路を戻ることにしました。
下山のときはガスがなくなり晴れてきました。やっぱり登山は晴れたほうが楽しい…と思っていたら、かなり暑くなって汗が流れ落ちるようになってしまいました。今回の東北登山ツーリングでは低山を多く登ることにしていたのですが、ここにきて急遽変更。低山は暑いのでこれからは山頂が標高1500m以上の山のみ登ることにしました。
登り2時間15分、下り1時間50分。
累積標高差は約750mでした。
低山を登らないようにしたので、東北の中心辺りを飛ばして一気に北上していきました。
庄内平野の広大な田園を見ながら気持ちよく走っていると、段々晴れてきてさらに気持ちよくなってきました。
白砂青松100選に選ばれた庄内海岸防風林を見たりしながらひたすら北上。
次に来たのは象潟の道の駅。ここは公園として整備され、広い芝生が魅力的です。ここから鳥海山を見ながらのんびりするのも良いでしょう。
さらに北上していくと雨雲が出てきましたが、すぐに抜けることが出来ました。前線の雲だったのか、抜けると涼しくなりました。
海岸沿いを走っていると思ったのですが、この辺りから少し北海道っぽい植生になってきたように思います。北海道・東北の日本海側以外では海岸沿いでも大きな木は生えるのですが、北海道・東北の日本海側では低木や草地が広がっているようです。
走っていると、駐車帯でアイスを売っているおばちゃんをよく見かけました。こんなのはここでしか見たことありませんでした。この辺りの文化なのだろうか?
秋田市も越えていきましたが、中心街を通り抜けなかったので全く渋滞に巻き込まれることはありませんでした。走りやすくて気持ちがいいです。
この日は大潟村にある南の池記念公園でキャンプしました。芝生が広がり、風がいくらか吹いて涼しいのでかなり気持ちがいい場所だと思います。料金は無料、水・トイレあり。
大潟村は干拓で生まれた人工的な村なので、道はずっとまっすぐだし田畑以外の施設を一箇所に集めるなど、効率のいい村づくりになっています。ですので自分のような旅行者にとっては温泉や買い物が簡単に出来るので大変助かります。オススメの村です。
この日入浴したのは大潟村温泉保養センターです。料金は300円ですが、施設はかなり広く、洗剤・サウナ・露天あり、休憩所・レストランありなど、かなり設備の整った立ち寄り湯です。オススメです。
この日以前は深夜でも暑かったのですが、この日からは快適に眠ることの出来るような気温になりました。やはり登山・ツーリングは天気がよくて気温もちょうどいいときにしたほうが断然楽しい、ということに気づきました。
6日目 男鹿~岩木山麓へ。
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