2023GW 三重県ツーリング(5/3~5/5)

2023年のゴールデンウィークは天気に恵まれず、土日祝日に雨や曇りの週間予報となりました。
例年は1週間くらい登山旅行とかしていましたが、今回は計画変更。
祝日の水木金がまだマシのようだったので、2泊3日で三重県メインの観光ツーリングすることとしました。
主な目的は、「全国一ノ宮の御朱印を集める」

今まで三重県は通ったりするくらいでがっつりと観光したことはなかったので、三重県を選びました。
今住んでいる徳島からも程々の距離ですしね。

1日目は、伊賀、志摩
2日目は、伊勢、津、四日市
3日目は、岐阜県の関ケ原、滋賀県の大津

1日目 伊賀・志摩

まずは伊賀国一ノ宮、「敢国神社」へ。
晴れのGWだけど人が少なめなので落ち着けるのが良かった。
新緑の、クスノキ始めとする大木の数々、はぁ……


次は「伊賀上野城」へ。
伊賀と言えば忍者ですが、城があったのは知らなかったので行ってみる。
忍者屋敷もあるけれど、子供が多いのでおじさんは入らないでおく。

天守閣最上階からの景色はやはり美しく、周囲の小アルプス的な山並みが楽しませてくれる。
日本一?と言われる石垣もなかなかのもの。藤が登ってきており、ところどころで紫の花を咲かせているのもまた美し。

伊賀は芭蕉の故郷でもあるため、芭蕉に関わる建物も多い。

 

松尾芭蕉の「生家」「蓑虫庵」にも行ってみる。

どれも庭園含めて幽玄で静かな環境が良く、やっぱり将来はこういう環境で暮らしたいなと思う。
蓑虫庵の門の木目は興味深い。


高速道路も併用して、伊賀から一気に鳥羽へ。
志摩国一ノ宮の「伊射波神社」へ。
途中、鳥羽水族館付近はやはりコロナが治まったこともあってか、凄い人手でした。
駐車するだけでかなりの待ち時間になってそう……

伊射波神社は駐車場から少し徒歩道を歩いた先に本堂あり。
御朱印は、既に書かれているものを無人販売するタイプ。
鳥居は海に向かって建てられており、海から参拝したり神が行き来したりするのかな……

この後、「伊勢うどん」を食べる。
讃岐うどんを食べ慣れている自分にとっては食感が個性的だけど、たまり醤油系の出汁はなかなか美味いものでした。


もう一つの志摩一宮、「伊雑宮」にも寄ります。
ここは志摩スペイン村に少し近い場所。
本殿は伊勢神宮に似ており、少し地味めで式年遷宮のためのスペースが空いているのが特徴?
伊勢内宮と関係のある場所であり、神様でございます。


伊雑宮辺りで夕方になってきたので、そろそろこの日に泊まる場所や晩ごはんを考え始めます。

途中のスーパーに寄ると、名物の伊勢海老が!w
GWだとやはり売れるのでしょうかね、バーベキュー用の品がいっぱい並んでました。

ライダーなら岬の先端に行かねば!

ということで志摩半島の更に先の「さきしま半島」先端の、御座へ向かう。
御座はキャンプ場と海水浴場が集まっており、人も非常に多かったです。
ちゃちゃっと写真を撮ってみる。
岬の先端まで歩いていこうかと思いましたが、そこまで観光遊歩道としては整備してないようなので諦める。

半島の国道を通っている時思ったのは、リアス式海岸の割には山が低く、穏やかな海と陸と遠くに見える山々が非常に美しい場所だった……
志摩はやはり、観光地として強い、強すぎる!

 

この日はとある場所で野宿。

 

2日目 伊勢・三重北部

GWは絶対混雑するだろうといことを見越して、早朝に「伊勢神宮 内宮」へ。
案の定朝6時台だというのに人の多さよ!
でもバイクには優しいのか、駐輪に関しては全く困らず待ち時間皆無・料金無料で停めさせてもらいました。
やはり観光地巡りはバイクに限る……!

伊勢神宮来るのは2回目ですが、森の広さと、本殿が意外にあっさりしているのは変わらず。
式年遷宮するからお布施で絢爛豪華にすることもないし、大昔からの建築様式を守っているからかな。
境内全般も実はあっさりしている。森の幽玄さは特筆すべきものだが。

伊勢神宮は日本国一ノ宮なので、全国一ノ宮御朱印帳の一番前に御朱印を頂きました。
2ページ空いているので、内宮と外宮を押してもらおうかと思って。

早朝なのでまだおかげ横丁も本格始動しておらず。
とりあえず外宮へ向かう。
……途中、何百mも内宮へ向かう車で渋滞してた。
やっぱり車で伊勢神宮行くもんじゃないですね。

外宮もほどほどに人がおりましたが、内宮よりかは落ち着いてます。
祀っている神は違うけど、似たようなもんだからゆっくりしたいなら外宮のほうが良いかも?
駐車待ちも少ないようでしたし。
(罰当たりな気が……)

おかげ横丁は時間内に行けなかったから外宮でゆっくり神社以外を観光しようか、と思ってましたが外宮周辺もまだ営業時間じゃなし(午前8時くらい)

見頃になっているカキツバタを見ながら池近くのベンチでこれからの計画を立てる。
そうそう、この旅行、ツーリングマップルを忘れてしまっていたのだ
ネットで各市の観光スポットは調べられるけど、ツーリングマップルで調べるのに比べたら遥かに場所が分かりづらいし一覧性も無し。
ネットが発達した昨今と言えど、紙のツーリングマップルの優位性はまだまだ存在するようです。

外宮から出て駅方面に歩いて店を探すものの、やっぱり喫茶店以外はまだ開いておらず。
先に進むこととします。


私の旅行で定番、県立博物館です。

津市の観光スポットを調べてみたけど、県立博物館以外にはあまり食指が伸びなかったので、県庁所在地だけどここだけ行くことに。
定番の自然と歴史を見ていきますが、やっぱり特徴的なのはお伊勢参りでしょうか。
旅費の計算やお土産を見られたのが面白い。
それ以外に特徴的だったのは……あまり無いw
だって、地理的にも人口的に物凄く平均的だもの、三重県って。

昼ごはんは国道沿いのラーメン屋で「スタミナチャーシュー麺大盛り」を食べる。
ニンニクの量が凄い。あと、量も大変なものだった……
でも美味しかったよ?

伊勢国一ノ宮、「都波岐奈加等神社」へ。
伊勢国一ノ宮はいくつかありますが、この神社は地味なもの。
常駐している神主さんもおられないので、既に書かれている御朱印をセルフで購入するタイプ。

しかしこういう静かな神社、私は好きです。
神の存在を感じるには、荘厳で幽玄で清潔さが必要だ。
ひとけの少ない神社には、それがある。
また、御手洗も花で飾られており、地元の方々からも大切にされていることがわかって微笑ましくもなる。
私も、将来はこういうところを清潔に保つ仕事で老後を過ごしたいな……

四日市市に来たのだから観光してみよう、と思って「四日市市立博物館」へやってきました。

市立博物館にしては立派なものでした。
原寸大の中世以降の生活が再現されており、戦前だけでなく高度経済成長期の生活もまた私にとっては新鮮なもので見ていて楽しかったです。
四日市は教科書にも載るほど公害で有名だからか、公害対策のコーナーもあり。
工業等で栄えたから金はあってこの立派な博物館も建てられたのかな。

伊勢国一ノ宮の「椿大神社」へ。

鈴鹿山脈の登山口でもあるため、登山客もちらほら見かけました。
私も昔、部活でここから登ったことあるな……

花の名前を冠しているだけあって、椿が多くやはり美しい境内でございました。
ちなみに本殿前で長く並んでいる人がいましたが、伊勢神宮でも呼びかけられていたように、参拝のためにはわざわざ並ばずさっさと賽銭入れて拝めば良し、です。
というわけで並んでいる人たちを傍目におじさん一人が抜かしていきましたが、まあやっぱり勇気は要ったよ。
拝んで、御朱印もらって、終わり!

入浴は菰野の「アクアイグニス」で。
なかなかオサレに整備されており、そのため人気なのか非常に人が多い!
受付も長い!もうちょい簡便に捌けんか!とも思った!

泉質は匂いのするもので、湯の花はなさそうなもの。
寝湯とかもあって居心地は良かったですね。

夕方になってきたのでまた宿泊場所を探す。
狙っていたのは三重県と岐阜県の県境にあるダム湖湖畔ですが、思いの外営業時間を過ぎたのに湖畔の昭和音楽村に人が多かったので辞める。
でも、景色は良いところだった……
こういうところでキャンプしたいんだー、けれど諦める。

 

3日目 関ケ原・大津

朝始めには美濃国一ノ宮の「南宮大社」

鉱山・金物の神だそうで、鬼瓦を集めた瓦塚はここでしか見たことなかったので面白い!
本殿・拝殿・山門(?)も立派で、これらも見ものです。

近くまで来たので、関ケ原の観光もしてみる。

とりあえず関ケ原古戦場記念館という場所に行ってみるが、甘い見通しであった……
開館30分前に着いて日記でも書いて時間を潰していましたが、何と何十人も並んでる!
シアターは予約しないと見れないようで、期待はしてなかったので別に良かったんですが、通常の展示室行くだけでも20分近く待ちましたね。
並んでいる途中、「出ようかな……」と思ったレベル。
ちなみに展示室はまあまあのものでした。
最上階には展望台があり、西軍と東軍の布陣が目で見て感じられるのが良い。
この地に何万人もの軍人が集まっていたのか……
自分が兵だと思ってこの地を見渡すと、当時は祭りのような興奮があったんだろうな。
「ここで天下が決まる……!」と思うと血も滾るものです。

彦根にも行こうかと思ったけど関ケ原の混雑ぶりを見て諦め、高速道路で滋賀県大津へ。
そして近江国一ノ宮の「建部大社」へ。

建部大社は街中にあり、かの有名な瀬田の唐橋もすぐ近くにあり。
ヤマトタケルノミコトの美麗イラストが印象に残った境内でした。
もちろん木々も美しい。

これで!日本海側以外の近畿地方一ノ宮は、制覇だ!

最後に滋賀県の県庁所在地大津の中心部を観光しよう、と思ったけど調べても特に何も出てこないので「瀬田の唐橋」を見て、今回の旅を終わることとしました。

瀬田の唐橋は日本三名橋の一つ、古代からこの地域に橋が架けられていたそうな。
浮世絵にも描かれています。
現在は車道も通れるような頑丈なものでありながら、橋脚は木製の橋をイメージしたデザインとなっています。
地元の人々も多く通るので、観光用の橋って感じはなかった。

橋から琵琶湖を眺め、今回のGWツーリングをゆっくり振り返る。
そうだな、次は自転車で琵琶湖一周、「ビワイチ」とか良いかな!
秋頃にやってみようかな?

 

そういうわけで私の2023年ゴールデンウィークも過ぎ去っていきました。
新緑の美しい、気温もちょうど良い、良い時期だよな、5月って。

 

旅行記

Posted by YU