2012年スペイン旅行 1,2日目 バルセロナ

 3月14日から21日かけて、5泊8日(電車1泊、飛行機1泊)でスペインに行ってきました。
 自分にしてはものすごく珍しく、友達と一緒の旅行となりました。やつらがこのブログ見たら私が誰だかバレるかもしれませんが、まあいいか。
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3日目 モンセラット
4日目 グラナダ
5日目 マドリッド
6日目 トレド
7,8日目 日本へ&総括


1日目 名古屋→バルセロナ
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 まずは中部国際空港からドイツのフランクフルトを経由して、スペインのバルセロナ空港へ乗り継いでいきました。
 もちろんエコノミークラスを用いましたが、やっぱりこういう狭い空間+大人数で長時間を過ごすというのはあまり快適ではないものですね…。いつもバイクとか田舎の電車に乗ったりすることが多いので、それと較べたら辛さは格別。
 飛行機内で食事するのって案外狭苦しくて難しい…。自分は平均以下の身長で、西洋人と較べれば子供のような大きさかもしれませんが、それでも「狭いな~」と思いましたからね。西洋人の大きな人はこんな中で本当に耐えられるのか!?
 フランクフルト空港からは日本語がほとんど見られなくなり、「外国に来たんだ!」ということを実感しましたね。期待と不安で胸がイパーイだたよ。
 乗り継ぎ時間はかなりあったので、空港内を散策。店は色々ありましたが、日本と較べても結構物価高いのね…。
 もういっちょ飛行機に乗って2時間ほど、遂にスペインのバルセロナ空港へ到着です。このときは現地時間で夜10時くらいだったから客も少なく、私たちが乗ってきた飛行機の客とその送迎人くらいしかいなくてちょっと寂しい…。バルセロナ空港からはスペイン語と英語併記となり、たまにスペイン語のみの表記もあったりして何を表しているかさっぱりわからなかったりするなど、英語もおぼつかない自分がやっていけるのか!?と少し不安になったりしました。
 空港の外にはタクシーがいっぱい待機していました。日本車のプリウスがあったりすることに驚くなど、この辺りからすでにおのぼりさん気分。乾燥しているイメージのあるスペインですが、このときの天気は濃霧。タクシーから何も見えねえ…。
 バルセロナ市街に到着し、ホテル前まで難なく到着。スペインは日本と較べたら治安が悪いというイメージがありましたが、深夜でも一人で歩く人が多かったりするなど、狭い路地にさえ気を使えば問題はないかと思われました。ていうか、深夜に歩くやつ多すぎだろ…。スペイン人は夜更かしだからシエスタするのか!?
 ホテルはすでに予約していたものなのに、なぜか部屋が満杯。その代わり、レベルが一つ上のホテルに値段変更無しで泊まれることになるという、謎のサービスを受けられました。適当でもその解決策をちゃんと用意するのがスペイン流?
 
2日目 バルセロナ市内
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 というわけでこの日から本格的にスペインの観光を開始!
 ホテルの部屋は普通にいい感じでした。ホテルにはあまり泊まったことがなくて比較が出来ないので、あえて具体的なレビューはやめておきますが。
 朝食は肉中心。流石スペイン、日本と較べたら肉の食う量半端ねえぜ。野菜は一種しかないというね。
 初めて歩いたスペインの街並み(ヨーロッパに行くことも初めて)は、やはりものすごく新鮮でした!
日本のように看板が目立つようなことは少ないにも関わらず、店の数はかなりありましたし、どの店も小さいものばかり!
 建物はどれも古そうなものばかりで、教会のような特別なもの以外はどれもヨーロッパ的なデザインのものばかりで、目印となるものを見つけるのが少々難しいかな。それらの建物の部屋はどれもホテルの部屋くらいなもので、このような狭そうな部屋に多くの人が住んでいる(かもしれない)のは驚きです。西洋人は大抵大きな家とかで暮らしているかと思っていたよ…。
 路面は完璧に石畳。土の匂いとかそういうのは一切無しで、いかにも西洋らしい人工的な感じが溢れていました。これからずっと石畳の上を歩きまくりますから、靴は硬い地面向けのものが良いかと思います
 最初に、地下鉄に乗ってサグラダファミリアを見に行きます。
 地下鉄の切符はクレジットカードで買えるなど、なかなかハイテク。しかも10回券なるお得かつ使いまわし自由のものがあり、しかも全体的に切符代は安いという、切符面は日本よりも良いんじゃないか?と思いましたよ。
 バルセロナの地下鉄にはスリがかなり多いらしく、構内で日本語で「スリ注意」と言われたときにはびっくりです。日本人はカモっぽいからなあ…。ちなみに普通に用心していたので、この旅行中にはスリには会いませんでした。スリに会うときは、日本でも「もうちょい用心せえや…」と思われるようなことをしていれば、です。
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 そして、最初からMAXレベルのスペイン観光地、サグラダファミリアに到着です!デザインを考えれば「ものすごくでけぇー!」と思いますが、建築物全体で見れば「あれ?こんなもの?」と思ってしまうこと請け合い?建築にものすごく時間がかかるのは、このデザインのせいなんだ、そうなんだ…。
 世界の中でもものすごい建物だからか、いろんな国の観光客がいましたよ。もちろん私たち以外の日本人も。テレビ局の撮影だってあれば、修学旅行っぽい白人の子供たちもいたりと、それらの人々を見ていればスペインらしさが遠のいていくような…。
 
 ああ、もちろん建築デザインはものすごくて、西洋風なんだかガウディのオリジナルなのかよくわからない、いわゆる「変」なものが多くて見ごたえたっぷりです。細部の細部まで何かしら表現したいものがあるようで、同じところでも見続けていれば何か新しい発見が出来るなど、1回見ただけじゃあ全てを把握することは無理なんだろうなと実感するかと思います。私は実感しました。
 ちなみに中央部とかその地下部とかは「for prayer」なので遠慮しておきました。やっぱり、ここはキリスト教の教会ですからね。しかし…、こういうデザインでもキリスト教(カトリック)は難なく受け入れるものなんでしょうか?
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 お次はエレベーターで上のほうまで上っていきました。上のほうはまだ建築途中ということが如実に実感でき、現場を間近で見ることが出来ました。この日でも「カンカン ガンガン ウィーン」とかやっていましたからね。現代の建築技術を駆使しても時間がかかりまくる建築物って…う~ん、すごいとしか言いようが無い。
 上のほうは尖塔ぽいものを移動したり下りながら楽しむのですが、たまに展望台があって、バルセロナ市内を一望できます。この日は結構霧が濃かったな…。でも、じっくり見ていたら日本の街並みと違ったところが色々発見できてやっぱり楽しい。
 尖塔から下る階段は狭くて、細めの日本人でもすれ違うのは困難なくらい。太っているやつとかどうなるんだ?階段は途中から螺旋階段となり、狭い中央部は上から下まで吹き抜けとなっています。このような小さなデザインも、日本にはなかなか無いものだな~。
 
 降りてきたら、次は隣接している博物館ぽいところに行ってみましたが、まあ…、それなりの見ごたえ、かな?英語併記しているのでとりあえずどんなことを書いているのかはわかりました。バルセロナ周辺にある植物とか昆虫とかからデザインのヒントを得ているというのは、西洋建築物にしてはなかなか面白い箇所でした。
 お次はお土産屋でお土産ゲッツ!お土産の値段は日本レベル。
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 サグラダファミリアを堪能し、次の世界遺産指定地、グエル公園を目指します。…の前に、サグラダファミリア前の公園に少し寄りました。桜っぽい花とサグラダファミリアの全景が素晴らしいね、うん。
 グエル公園へはバスとか地下鉄で行くもののようですが、今回は歩きながら街並みを観光するということで、サグラダからグエル公園へは徒歩で行きました。今から思えば、少し遠かったかな…。
 街並みはやっぱり面白くて、道路を走っている車とかの交通マナーも悪いところが見られなかったりするなど、結構住み心地も良いんじゃないかしらと思いましたよ。店が多いのは良いですが、集合住宅ばかりなのは個人的に住むのにはマイナスですが。
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 歩いて歩いて、小高い丘のような場所にあるグエル公園へ到着。おお…、ここも世界遺産なのか…、って何があるの?と本気で疑問に思っていました。
 グエル公園にも多くの観光客がおり、サグラダファミリアで見た人もチラホラと…。観光コースはやっぱり決まってんのね。
 公園内は、スペインっぽい自然である乾燥気候に自生する植物が多く、また建築物にはガウディらしいデザインのものが多くあるなど、自然と建築の両方を楽しめる場所であったようです。自然と人工のバランスがなかなかよくて、案外日本人ものんびり出来るところかも?
 小高い丘(山?)にあるからか、展望はかなり良いです。ここからはスペインの街並みはもちろん、スペイン人はどのような場所にどのような建物を作って土地利用をしているのかとかをよく考えさせられて面白かったですよ。魅力をあまり感じられずに来た割には、案外楽しい場所でしたよ。ゆるくて、個人的には建物とかよりも好きな場所です。
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 歩き回って疲れてきましたがそれでも歩き続け、次は宿泊ホテル近くにあるゴシック地区を見回りました。ここはバルセロナの中でも古い建物が集まる場所らしく、居住地兼商業地区兼観光地でしたので、かなり多くの人があちこちの路地を歩いていましたよ。
 こういう入り組んでいて建物が古い地区は日本には珍しいもので、その「違っている感じ」を強く体感できるかと思います。どの建物も大抵は1階が個人の小さな専門店であり、2階以上は居住地となっており、狭い路地にはところどころに広場があったりするなど。まさに「異文化」を感じましたね。やっぱりこういうような街の作りになっているのは、日本とは災害とかそういうものが異なっているからなのでしょうかね。
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IMGP3193.jpg この日の最後には、ゴシック地区の南にあるコロンブスの塔に行きました。塔にはエレベーターで上まで昇れ、景色もかなり良いのですが、かなり狭い!すれ違うことはほぼ不可能なレベルですよ。欧米人はこれでも耐えられるのかよ…。でもやっぱり夜景が綺麗だったので行って良かったです。
 コロンブスの塔近くは港湾地区となっており、大型のショッピングモールとかあって、広々としているし公園も綺麗なので気持ちがいいです。
 
 この後ホテルに帰って就寝。この日はかなり歩いたから疲れた…。
3日目 モンセラットへ続く。

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(2011/02/19)
地球の歩き方編集室

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Posted by YU