松江城と八雲 旅行記
松江城とその周辺
2018年9月5日に島根県の松江観光として、松江城周辺と南方の神社巡りをしました。
自己満足の備忘録でしかありません。
松江城
最初に行ったのは松江城。
中核都市には城や城跡があるのが基本だし街の中心ですから、外せません。
天守閣の外観はオーソドックスのようですが、黒さが目立って重厚感があります。
5階層であり、最上階からの景色はやっぱり絶景かな。
海と山に囲まれ、宍道湖を利用した流通の街でもあるということがこの景色で少し実感できるかもしれません。
内部はいくつか展示がありますが特にこれといった設備は無いように見えました。
しかしだからこそ城の構造に注目出来ました。
基本的には長大な柱を必要としない手法で建てられており、工夫が面白いです。
もしかして、「松」江という名の通り、梁材として用いる太い松は多く取れたけど、柱として使用する太いヒノキとかはあまり取れなかった地域なのかな?
松江城堀内は広い公園のようになっており、巨大な石垣などを見ながらゆっくり散歩出来ました。
太い樹木が多かったのが印象的ですが、これも戦略の一つ?
ただの植物園的な?
天守閣の後は松江歴史館に行きました。
散歩で若干体力を使いましたが、こういう資料館内の映像でも見て休憩がてらに楽しむのが良いでしょう。
松江という街の始まりがよく分かりました。
関ケ原以降に作られた街の多くって、大抵は流通を重視してるよね。
お次は小泉八雲記念館
松江城すぐ近くにあるので合わせて楽しめます。
小泉八雲という人名だけなら知っていましたが、元々はヨーロッパ人だったんですね…
生まれ、育ち、職場が様々ですからどこの国の人間かというのは判断しかねますが、とりあえず日本から見れば外国人であったのは確実。
日本が明治時代くらいに外国を転々として、日本の古事記に興味を持って日本にやってきて、民俗学の研究して帰化するだなんて、凄い人だ。
彼の著作は一冊もまだ読んでないので、いつかは読みたいです。
すぐ隣にある小泉八雲旧居にも行きました。
こじんまりとした日本家屋ですが、庭が美しいです。
…落ち着く。
古民家を活用したショップを羨ましそうに見ながら歩き、武家屋敷にも足を伸ばしました。
こちらは小泉八雲旧居よりも広く、なかなか有力な武家が住んでいそうな屋敷でした。
結構基本に忠実な作りだった…ような?あまり詳しくはありませんが!
内部は日本家屋らしく、茶室があったり仏間があったり、開放的で夏を旨とした感じ。
水瓶のようなものが壁に埋まっていたのが面白かったです。
一体どういう意味を持つんだこれは!?
城内を自然を楽しみながら、駐輪場へ帰ります。
今日は良い天気で、気温も猛暑の時よりかは低くなったので、ツーリングにはうってつけの日でした。
松江では遊覧船に乗って堀川を楽しむことが出来ます。
ええ加減彼女でも作って二人でこういうイベント楽しみたいなあ…なんて。
八雲
松江からバイクに乗って移動し、八雲立つ風土記の丘へ。
ここは古代八雲文化発祥の地と言われ、多くの遺構や出土品が展示されています。
国引き神話の紹介が面白かった!
復元された古代人の住居も展示されています。
ほほう…基本的には製材などはせず、丸太を縄で縛って組み立てフレームを作り、茅で葺いていくようですね。
内部は外よりも涼しく、意外に過ごしやすそうでした。
他にも古墳や植物園があります。
やはり松江城よりも観光客が少なかったので、ゆっくり散歩するにはおススメ。
八重垣神社へ。
ここは縁結びの神社として有名らしく、奥之院の鏡池の占い(?)が有名。
若い姉ちゃんがいくらか来ていましたが、別に縁結びの神社に来たからといて彼氏募集中とは限らないし…
いや、ナンパなんてしませんて。第一そんな度胸無いよ!
御朱印帳持参してましたので、ありがたく御朱印頂きました。
この日の最後は熊野大社。
全国一ノ宮の一つとなっています。
ここでも御朱印をありがたく頂く。
巫女さんとか受付の人とかは誰もかれも礼儀正しく恐縮します。
私にも落ち着きと鷹揚さが必要です。
やっぱり気温が徐々に低くなっていくこの時期は、大変気持ちが良いです。
気温がちょうどよく、自由に遊べるというだけで、人は幸せを感じることが出来るのか。出来て良いんです!