富士山周辺登山旅行 4日目 黒岳,富士五湖巡り,白糸の滝

2020年と2021年の年末年始にかけて、富士山周辺の登山旅行を行いました。

4日目は300名山の黒岳登山と、西湖・精進湖・本栖湖を巡って、白糸の滝の見物をしました。

黒岳

黒岳は富士河口湖町と笛吹市の境に位置する、標高1,793mの300名山の1座。
富士山北側の東西に延びる御坂山地の中では最高峰で、200名山で人気の三つ峠より高いです。
河口湖北側に位置し山頂のピラミダルな山容と標高の高さから、マイナーながら目立つ山です。

登山道は東西南北にありますが、今回自分が使ったのは南側の水口(温泉旅館ふふ)からのルートです。

車道に「黒岳登山口」を示す標識は無く、地図を見ながら登山口を探します。
「久保田一岳美術館」や「旅館ふふ」へと向かい、その谷奥に登山口はあります。
駐車は道脇に数台停められます。

堰堤脇に登山口の標識があるので、ここから堰堤を抜けて尾根に取り付き、登山開始。
いきなり落ち葉が川のように溜まっていますが、あまり階段状ではない登山道なので、落ち葉を避けて歩いたほうがスリップしにくくて無難。

落ち葉以降はひたすら尾根を登っていくだけです。
黒岳南側ルートはそんなに歩かれてないのか三つ峠のように何か遺跡のような見どころのような物は無くて、道もごく普通。
でも傾斜は一定的なので、基本的には登りやすいルートです。

ちょっと休憩取りたいなと思う所で東の板取沢ルートと合流。
ここからは少し尾根も狭くなりますが、傾斜が一定ではないので何度も「山頂はまだか」と見間違えるような地形。
でも歩きやすいです。

山頂南側には時折突き出した岩があり、富士山の展望場となっています。
山頂は緩やかで休憩しやすいものの樹林帯で展望は無いので、南側の展望台で休むのが良いでしょう。
山頂で一息つき、展望台に移動し、ゆっくりと景色を楽しむ。
ほとんど雲の無い最高の登山日和です。
北風も回避できて陽射しが暖かく、真正面に圧倒的な存在感を出す富士と、眼下に広がる裾野と湖。
ああ、これが登山の喜びだ。

登り2時間20分、下り1時間40分くらいでした。

西湖・精進湖・本栖湖

明日は毛無山に登るので、今日で富士北麓、山梨県の観光は終えて西麓へ向かいます。
というわけで、富士五湖全て観光してしまおう!
快晴の陽気の中、車で富士五湖ドライブだ!

河口湖と山中湖はもう行ったので、残りは3つ。
まずは西湖へ向かいました。
西湖は河口湖・山中湖と違って森に囲まれているからか賑やかなリゾート地、ではなくてアウトドアや別荘や静かな釣りを楽しめるような雰囲気ですね。
好きです。

古い建物が好きな自分には外せない、ということで偶然見つけた「いやしの里・根場」に立ち寄りました。
古民家が残るテーマパークのようですが、思いの外良かった…
これだけ多くの茅葺屋根の民家を復元保存している場所は珍しいです。
築何百年の古さまでは感じられませんが、古き日本の風景の一端を感じられる場所でしょう。
外国人も多かったです。
里の中に砂防資料館がありましたが、かつては土石流で集落の4分の1ほどの死者が出る大惨事があったようで。
なので里の中央を立派な流路工が貫いています。

次は精進湖
富士五湖の中では狭いですが、その分波風が立ちにくいのか、ボートを浮かばせている人がいました。
山中湖のような観光地然としているより、アウトドアスポーツをのんびり楽しむ雰囲気。

本栖湖も他の湖と同様色々と観光客向けの施設がありましたが、やはり河口湖と山中湖と比べたら少し秘境感あり。
静かに広い湖を楽しめるところか。

白糸の滝

富士西麓・静岡県内に着いても少し時間があるので、日本の滝100選の1つ、白糸の滝も観光しました。
有名な観光地だからか観光客は非常に多かったです。
有料駐車場があちこちにあるので停めさせてもらって、散策。
高原が広がるこんな場所に滝なんてあるのか?と疑問に思っていたら、あった!
高原から1段落ち込むように、馬蹄状に広がった景観が美しい。

この日の温泉は近くの「風の湯」
手頃な値段で食事も出来て休憩場も広い!

この日の寝床は、樹海の中。
キャンプ場はいっぱいなところ多くて~(ろくに調べてないけど)

旅行記,登山

Posted by YU