2020年南九州ツーリング フェリーで九州へ,宮崎観光 1,2日目

2020年1月10~15日にかけて、宮崎・鹿児島をメインにした南九州ツーリングを行いました。
長期ツーリングは2016年の夏以来です。

普通は真冬で寒いはずですが、今年はかなり暖冬だったので、南九州の海沿いならバイクでも問題なく走れました。

どうしてこんな微妙な時期に行ったのかというと、転職活動中で意外に勤務開始日が伸びて暇な時期があったため。

1日目 徳島~愛媛~宮崎

1日目は、私の住居の徳島から、愛媛の八幡浜フェリーに乗って佐賀県臼杵市に行き、宮崎県内で野宿まで。

徳島から愛媛県八幡浜へ

徳島を朝4時半に出発し、下道5時間半かけて八幡浜港へ。
四国の低地は暖かいと言えど、流石に早朝は幾分か寒かったです。
ワークマンで買った全天候型ジャケットが役立ちました。

ナビだと7時間かかる予定だったのですが、かなり早く着いてしまいました。
ネットで乗船予約していたので、3時間も待つことに…
下道・長時間走行なら時間がずれることも多いので、出来るだけ現地でチケットを購入したほうが良さそうです。

佐田岬の三崎の国道九四フェリーの方が安い(約3,000円)ですが、八幡浜からのフェリーは乗ったこと無かったので、今回はこちらにしました。
片道5,600円也。

オレンジフェリー(八幡浜~臼杵)の船内

八幡浜港からはオレンジフェリーと宇和島運輸があるようですが、自分が今回乗ったのはオレンジフェリー。
船内は結構綺麗で、窓や屋外からのんびりと景色を楽しんだり、客室で寝たり、食堂で食事が出来たり。

約2時間半の船旅です。
2等客室でたっぷり昼寝しました。
今日は日の出前に起きているからね。

四国よ、私は九州へ出発します。

佐賀県臼杵~宮崎県延岡(ヘルストピア延岡)

そしてよろしく、九州よ。

佐賀県臼杵に着いたのは、15時くらい。
旅は始まったばかりですが、キャンプ旅ですからこの日は早々に寝場所を探さねばなりません。

「とりあえず進めるところまで進んでいこう」
ということで、どんどん南下していきます。
持っているツーリングマップル(2010年)には載ってなかったのですが、東九州自動車道が出来ていたことで思いのほか進んでいけました。

流石に、10年前の地図は古いよね…
ああ、あのとき僕は学生だった。
10年ぶりの九州か。

冬のツーリングに必須、立ち寄り温泉!

この日は宮崎県延岡市の「ヘルストピア延岡」を利用しました。

プールや風呂・レストランが併設された全天候型施設です。
1日中楽しめそうな場所の割に、風呂だけなら大人1人510円とお安め。
風呂にはサウナや露天風呂もあって、ゆっくり出来ました!

この日は近くの空き地で自炊&野宿。

2日目 宮崎県延岡~鹿児島県佐多岬

2日目は宮崎県延岡から宮崎を観光しながら、一気に南下していき、九州最南端の佐多岬へ。

6時に起床、7時に出発。
バイクに荷物を積んで出発だ!

宮崎県一の宮 都農神社

最初に立ち寄ったのは、宮崎県の一ノ宮、「都農神社」

かなりゆっくりですが、全国一ノ宮の御朱印を集めています。
信心の無い者のただのスタンプラリーに近いですが、やっぱりツーリングをするには目的があったほうが私は好きです。
というわけで、集めています。

都農という場所は初めて知りましたが、平地が広がり農業や畜産が盛んな田舎に見えました。
しかし何だか、他の里山のある田舎とは違って、ちょっと沖縄みたいな雰囲気のある地域のように思えました。
のんびりと生きるには良い場所に見えます。

さて、都農神社ですが、やはり一ノ宮だけあって綺麗な物です。
庭園や苔の生えた杉林が美しいですね。

宮崎総合博物館

「初めて行く場所を知るには、まず博物館だ」

ということを信条にしている自分です。
宮崎を本格的に知るため、宮崎市の中心にある「宮崎県総合博物館」で知識を集めることにしました。

ここでは宮崎の自然と歴史風俗がまとめられてました。
暖かくて過ごしやすいからなのか、古代の産物が他より多い気がしました。
中世はあまり目立たないところなのかな…

博物館の外には宮崎県内の古民家が移築されているスペースがありました。
ちょうど囲炉裏で薪が炊かれており、この煙臭さこそが近代以前の日本の香りなのかなあ、とか勝手に思ったり。

青島

一昔前の新婚旅行の定番、青島にも行きましたよ。
この青島だけは駐車場が有料ですが、バイクなら300円で停めさせてくれました。
駐輪料金が安いのもメリットですね。

この日は土曜日でしたが、天気が微妙なのでめちゃくちゃ人が多いというわけではなく。
静かに観光出来ました。
『鬼の洗濯板』と呼ばれる奇岩と、黒潮による亜熱帯性植物群落、青島神社が見どころですね。

この神社境内に古代のチーズなる『蘇』が売られていたので、購入しました。
原料は牛乳だけのようで、優しい甘みが特徴的。
平安時代などでは都にも献上されていたそうな。

青島は観光地として有名だからか、本土側に多くのホテルや店が立ち並んでおり、ショッピングも面白いです。
僕も彼女がいたらなあ…って思うわ。

日南海岸を南下していきます。
宮崎市、青島から離れるとすぐに田舎道になり、山と海の美しい景観が広がります。

ドライブ・ツーリングには最高だ!

都井岬

「バイク野郎は端っこに行きたがる」

この日の内に佐多岬まで行きたいし時間に余裕は無いけど、やはり岬は通り過ぎられない。
というわけで、都井岬にも寄りました。

岬というものは地質・地形的に断崖になりやすいところです。
そういう訳で、都井岬もご多分に漏れず、辺境の地域です。
しかしこの、隔離された、陸の孤島のような雰囲気は好きです。

都井岬は青森県下北半島の尻屋崎のように、馬が放牧されているようです。
蹴られたら大けがするので、あまり近づきすぎるのも駄目なようですが…

青島では小雨でしたが、都井岬で来れば晴れてきました。
おかげで、都井岬灯台からの景色も最高です。
灯台守たちは、この景色を見て、暮らしていたのだろう。

佐多岬でキャンプ

ちょっと時間がやばくなってきたので、ノンストップで進行。

この日の風呂は、佐多岬の錦江町にある「トロピカルガーデンかみかわ」です。
入浴料は300円!
浴槽は小さいですが、露天風呂も一応あって、地元住民の方に混ざって疲れを癒すにはもってこいでした。

さらに岬を南下していきます。
佐多岬エリアは地形が急峻なので集落と集落が離れており、まさに辺境の地です。
地元に人にとってはそうでもないでしょうが、旅行客には寂しい場所に見えますねえ…

この日のキャンプ場は佐多岬先端近くの集落、南大隈町の『大泊キャンプ場』
無料なので最小限の施設です。
また雨が降ってきたので、急いでテントを立てて、次の日の予定も立てて、就寝。

旅行記

Posted by YU