小説版 夜は短し歩けよ乙女の感想

※別サイトで書いた感想を転載

語彙とテンポが良く、言い回しが特殊だがスラスラと楽しく読める、ナンセンス風京大ファンタジー?
私と彼女の二人を主人公とした4章仕立て。
四畳半神話体系の私とは似てるが、こちらの彼女は純度100%の天然。

1章の「夜は短し」は「楽しい時間は短い」みたいな意味だったが、4章のは夜が明けて「変化する」のような意味に変わるのが小説的で良かった。

しかしまあこれだけ奇怪な人や舞台を集めながらも不快感を出させないのは凄い。
本物の京大も、変態ばかりだけど何だかんだ良い人が多数なんだろうか。

小説

Posted by YU