小説版 船を編む 感想

2021年8月22日

※別サイトで書いたことを転載。

美しいタイトルだが、純文学というより職業物大衆小説。
心の奥底に挑むような難しいものではなく、万人向けで読んでいて楽しい。辞書編纂というニッチな分野だが取材も多くされており、どのような点が工夫されているかとか商品としての性質がよく分かる。

辞書という性質上、お世話になる文学者や編集者、本屋は多いだろう。
彼らからの人気を特に得ているんじゃないかと思う。

是非ともハードカバー版で読んで欲しい。そんな仕掛けもされている。

小説

Posted by YU