国見岳・虎子山・鍋倉山 登山

2013年GWの日曜日と月曜日に、美濃の山々を登ってきたので記録を書いておきます。

1日目は国見岳・虎子山・鍋倉山
GWでも、早朝出発すると意外に車が少なくて快適に走ることができました。
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2日目 飯森山・外津汲山・湧谷山


国見岳・虎子山
国見岳虎子山
 国見岳と虎子山は岐阜県と滋賀県の県境にあり、江州路の峠である国見峠の近くにある二山です。地図上では岐阜県側から峠までは車道となっていますが、滋賀県側は点線です。
 峠には一応駐車場もありますが、2013年5月現在、2012年の林道崩落によって峠まで車で行くことは出来なくなっています
 
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 崩落はかなり大きなものであり、いくつも発生しているので、たとえオフロードバイクとかでも峠に行くことは不可能そうでした。崩落手前の小広い道脇に駐車して出発です。
 峠まで、崩落地以外は綺麗な舗装路を歩いていきます。時々峠から吹いてくる風が冷たくて、少しGWらしからぬ感じでした。GWは暑い印象があるので…。
 展望が開けているところは多く、虎子山やスキー場を望んだり出来ます。この日は快晴で、気持ち良かったです…。
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 崩落地の脇にはちゃんと踏み跡があるので、難しい場所はありません。少し怖いですが。
 国見峠は綺麗に整備されており、石碑や大師像なんかがあります。滋賀県側を見ると、真正面に伊吹山がそびえます。あんなに台地状だったっけ…。
 ここから国見岳に登る人は多いようですが、まずは虎子山を目指します。
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 虎子山への道は最初急登ですが、ある程度登るとなだらかな稜線歩きとなります。5月ですが、1000mレベルの稜線ではまだ新緑じゃないんだね…。見下ろすと新緑がちらほら見えるのですが。
 登山道は、普通に歩きやすいレベルです。登山口に「虎子山の登山道は整備されていない」的なことが書いてありましたが、登山道としては良いほうでした。
 虎子山山頂(1183.2m)は刈り払いが少し行われており、東側の展望が開けています。この地方の微妙になだらかな地形が望め、休憩には持って来いでしたよ。
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 峠まで戻り、次は国見岳を目指します。途中、岩屋への道を示す看板がいくつかあり、ものすごい来て欲しいような感じでしたので、帰りに行くことにしました。
 国見岳への道は基本的に展望はありませんが、前半部のなだらかな場所では踏み跡濃い目で歩きやすいです。後半に険しい場所が少しあって歩きにくい場所もありました。途中、残雪発見。まあ、この辺りは雪が多い場所だからね!
 山頂台地部にはかつて第二電々(KDDI)の建物があったようですが、今はありません。なので、草原状になっており、休憩やその他諸々に最高の場所のようでした。家族連れてのハイキングとかでもかなり喜ばれそうでした。
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 草原を少し越えて歩くと、国見岳山頂(1126m)に到着。こちらは刈り払いがあまり行われておらず、狭いです。展望も手前の草原のほうが良いでしょう。
 岐阜県側を見ると近くの山々の景色が面白いです。濃い緑は針葉樹林ですが、分布が一様でないのが面白いです。何でこんな微妙になだらかな地形になっているんだろう…地質を考えればわかるのかな?
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 帰りは岩屋を経由します。林道で下っていくのとはまた違った雰囲気があるので、登りと下りで道を分けたほうが楽しいかも。下れば下るほど新緑になってきます。花も咲いていましたよ。
 教如上人岩屋は岩屋の中に隠れ住んだ僧侶の話から、こういう名前になっています。岩屋の中は狭く、ここで暮らすのは大変そう…水もあまり無さそうだし。でも、ここからの町への景色は良い感じです。こんなのを見ながら何年も暮らしていたのか…。
 
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 下って下って、新緑を楽しみながら下ると、林道脇に出ます。少し下って下山完了。
登山口→虎子山まで1時間20分、虎子山→国見岳まで1時間10分、国見岳→登山口まで40分
累積標高差は約900m

 次の山を目指すべく、国見岳近くの広域農道をバイクで走りました。道も広いし花も美しいし民家も美しいし、最高のツーリング日和でした!
鍋倉山

 日坂集落と春日集落の間に位置し、東海自然歩道上にある山である鍋倉山もこの日に登りました。
 日坂からのコースと春日からのコースがありますが、私は日坂からのコースで登りました。
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 久瀬温泉近くの舗装林道を少し走り、道が荒れてくる直前の道脇に駐車して出発。新緑と小川のせせらぎが気持ち良いです。
 谷沿いの道を歩き、小さな橋を渡ると登山道になります。なだらかで整備された綺麗な道をひたすら歩きます。展望は開けたりしないので、少し単調…。しかし、精神統一するには良い感じでした。
 日坂越を過ぎると、鍋倉山まで登り一辺倒です。傾斜はなだらかになるように道がつけられていますが、結構長いです。新緑を味わいながら歩けば良いですが、やはり単調だ…。
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 登り続けると稜線上に出ます。そこから少し歩くと鍋倉山山頂(1049.9m)です。特に山頂らしさは無く、看板だけが山頂であることを示してくれます。
 少し先の南峰には避難小屋とベンチがあり、休憩するには良い場所です。このとき陽射しが少々強かったので、避難小屋影で休みましたよ。人はほとんどおらず、かなり静かでした。ぼーっと、今後どうしていこうかとか、考えていました。
 その後、下山。同じエリアで同じ時期で同じレベルの山を登るのは、ちょっと飽きてしまうかも?と思いました。
登り1時間55分、下り1時間30分
累積標高差は約850m
 道の駅藤橋に行って温泉にでも入ろうかと思いましたが、何と断水していました!GWで酷使しすぎたのかな…。
 というわけで、引き返して鍋倉山登山口近くにある久瀬温泉白龍の湯に入りました。建物自体はかなり小さめで、休憩室とかもかなり狭めですが、浴槽は全部露天風呂となっており、全体的に綺麗でした。シャワーとかも外にあるので、冬に来たらいったん風呂に入って温まってから身体洗うべきだな…とか思ったり。料金は400円、洗剤あり。全力で露天風呂を楽しめます。
 
 GWはどこも人が多いから、野宿地探すのは難しそうだな…と思っていましたが、飯盛山登山口の天狗の森公園駐車場には誰もおらず、一人を楽しめました。山の上なので星空もかなり綺麗でした。
2日目 飯森山・外津汲山・湧谷山へ。

美濃の山〈第1巻〉揖斐川水系の山〈1〉 美濃の山〈第1巻〉揖斐川水系の山〈1〉
(1996/12)
大垣山岳協会

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Posted by YU