飯森山・外津汲山・湧谷山 登山

GWの美濃の山々登山、2日目です。
飯森山・外津汲山・湧谷山に登りました。
どの山も人が少なかったです。長期休暇はみんな、もっと遠くにある人気の山々に行ったりするのかな?
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飯盛山・外津汲山
飯盛山外津汲山
 飯盛山・外津汲山は国道303号線沿いにある里山です。
 地元の生徒が登山道を整備している、地域に根付いた山だと思われます。
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 登山口は天狗の森公園の駐車場。ここまでずっと綺麗な舗装路になっているので車で行くのも簡単です。ちなみに前日はこの駐車場にテント張って寝ました。
 林道脇からは下界の集落なんかが見えて大変気持ちが良いです。何かやけに青い屋根が多いな…。
 朝焼けの中、出発。天狗の森公園は少し整備された尾根ってだけで、公園らしいものはあまりありません。遊歩道?
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 地元の生徒が整備しているだけあって、登山道の状態はかなり良好です。歩きにくい場所はほぼ皆無だし下草も刈られていますので、何の気なしに歩いていけます。傾斜もほぼ一定になるよう道がつけられているので、一定のペースで登っていけます。
 途中大きな崩壊地がありますが危険ではなく、むしろ展望が開けた気持ちの良い場所、となっています。
 朝のひんやりして爽やかな空気を吸いながら、登り続けます。一泊二日の登山旅行は、こういう早朝の気持ちよさを味わえるのがいいですね。
 
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 遊歩道レベルの登山道を登り続けると、飯盛山山頂(742.4m)です。山頂は広場となっており、大人数でも休憩は出来そうです。展望はあまりありませんが。
 次にこの先にある外津汲山を目指します。テープと踏み跡が道を示してくれますが、飯盛山までの道とは整備のレベルがかなり違います。普通に登山道です。
 飯盛山直下は特に急傾斜で岩もゴロゴロしており、歩きにくいです。今までの道の状態とのギャップがかなり激しい。
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 いったんコルまで下ると、かなりなだらかで落ち着いた尾根となります。こういう広い尾根は歩きやすいし、「山の中にいる!」ってな感じも強くて好きです。ちなみにこの辺りには鹿が多かったです。
 外津汲山まではたまに急傾斜な場所もあって、少し歩きづらいところもありますが、やはり基本的には歩きやすいです。振り返ると飯盛山が見えます。まさに飯を盛った様。
 山頂部には大きな反射板が二つありますが、おかげで周りの草木が刈り払われており、展望が開けています。飯盛山山頂よりも良い場所でしょう。
 少し先に行くと外津汲山山頂(793.4m)です。三角点のみあるかなりシンプルな頂です。シンプル過ぎるので反射板まで戻って休憩。
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 反射板のある場所からは北西部や東部にある山々を望めます。遠くに雪を被った山々が…写真では分かりづらいけど。のんびりと休憩。風も無く、気温もちょうど良く、喧騒も無く、期待してなかった割にはかなり良い場所でした。
 下りは往路を戻ります。日が昇るにつれて新緑が映えてきますね。
 途中、月の株というものに寄ってみました。ケヤキの大木であり、天狗がこの木に済んでいるという伝説があります。また、満月の夜にはこの木が宙に浮いたように光って見えるようです。
登り1時間10分、下り55分
累積標高差は537m

結局、誰とも会いませんでした。
湧谷山
湧谷山
 横山ダムと山に囲まれて、隔絶感のある集落、広瀬の山がこの湧谷山です。広瀬集落からこのドーム状の山と近くを流れる川が見え、大変美しい景色となっています。
 近くには道の駅もあり、登山前後に寄るのもいいかも。
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 登山口は坂内スキー場です。かなり広い駐車場もあります。
 一応登山口を示す看板がありますが、登山口を探すのは案外難しいです。ゲレンデの左側を登っていき、右手にリフト終点が見える辺りの左側の杉林に登山口があります
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 雪の無いゲレンデは草原になっており、見晴らしも良くて気持ちが良いです。風もさわやかに吹いて良い感じですが、日光を遮るものがないので、日中に長時間いるのはつらいかも。
 登山口には特にそれだと示すものは無く、注意しないとわかりづらいかと思います。踏み跡はしっかりしているので、いったん入ってしまえば登山道だとわかるのですが。
 最初からジグザグの急登です。しばらくずっとこの急登なので、結構疲れます。ひたすら標高を稼ぎます。
 
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 ひたすら登る、登る!落葉樹林の新緑の中、登り続ける!登山道の状態は普通ですが、傾斜一定のジグザグ状に道が付けられているのでペース配分を行いやすいです。
 標高を上げるにつれて植生が少しずつ変わってきます。最終的にはササが繁茂するブナ林となってきます。背面にある天狗山の見え方もどんどん変わってきます。
 丁子山は少し広い台地となっており、休憩するには良さそうな場所です。ここから少しの場所に湧谷山山頂があります。
 丁子山と湧谷山の間は、ササが繁茂しており、少々歩きづらいです。登りのときなんて、腰をかがめないとササが顔に当たりまくりでうざいことこの上ない…。
 
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 湧谷山山頂(1079.7m)はかなり狭く、3人ほど座るといっぱいいっぱいになってしまうほど。周辺の刈り払いとかもほとんど行われておらず、展望はあまりよくありません。ブナが芽吹き始めたらもっと狭い感じになりそう…。この山は基本展望はあまり無いので、ブナ林などを楽しむ山だと思えば良いかも。
 下りは往路を下ります。ゲレンデ上部から下を見ると、あまり見たこと無い景色が面白いです。ゲレンデを下りるときは歩いて下りましたが、何かシートでも持って滑り降りると楽しいかもしれません。
登り2時間5分、下り1時間15分
累積標高差は900m

 
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 湧谷山登山が終わってすぐに、道の駅・夜叉が池の里さかうちに寄りました。ここでさかうち御膳を食べて昼食としました。この料理には山菜の天ぷらがありますが、こしあぶらとか初めて食べましたよ…。若干春菊的な味がする?でも、新緑の匂いを食べているような味もあり、あまり味わったことないものでしたが美味しかったです。
 GW最終日の夕方は混雑するだろう、と見込んでさっさと帰宅。日中の名古屋への道は、案外走りやすいほどの交通量でした。
 今回のお土産は、蒟蒻、この地域産のお茶、こしあぶらの若芽です。こしあぶらは天ぷらにしてみました。やっぱり、うめえ!名古屋のスーパーとかにも売ってないのかな?

川と生きる―長良川・揖斐川ものがたり 川と生きる―長良川・揖斐川ものがたり
(2008/02)
久保田 稔

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登山

Posted by YU