瓢ヶ岳 登山
5月12・13日にかけて、高賀三山である瓢ヶ岳・今淵ヶ岳・高賀山に登ってきました。
一日目は瓢ヶ岳をたっぷりと楽しみ、二日目に今淵ヶ岳と高賀山に登ることにしました。
二日とも快晴でしたので、バイクに乗って麓までアプローチするときも十分楽しかったです^^
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2日目 今淵ヶ岳・高賀山
瓢ヶ岳
瓢ヶ岳は高賀三山に含まれ、片知渓谷近くの美濃市と郡上市の境にあります。それなりに人気の山のようで、コースは数種類あり、整備もいくらかされています。
今回は、南にある片知山から縦走していくルートにしました。
登山口は片知山南の麓にある板山神社です。神社向かいに空き地がありましたが、ロープが張ってあって入れなくなっているため、駐車場らしい駐車場はないようです。というわけで、邪魔にならない場所に路上駐車しました。
ここから北へ沢を遡っていくのが正規ルートなのですが、今回は正規ルートがわからず、北北西の谷を遡っていってしまいました。
口坂山集落は急傾斜地にある集落のようで、利用している土地はどこでも石垣が組まれて平坦地を作っており、その上に家を建てたり畑を作っていたりしているようです。その石垣が組まれている範囲内は現在の集落よりもさらに広く、集落から少し離れた北側でも、石垣が見られます。現在はヒノキ林となって、あまり頻繁には用いられてはいないようですが。
石垣があるため道も歩きやすく、「登山道はこれで合っているよな!」と思ってしまって、結局変なルートをたどることになってしまった次第です…。
非正規ルートは基本的に人工林となっており踏み跡もあったので、それなりに歩きやすく、まあ何とか普通に登っていけました。尾根上に出たときは現在地がよくわからなかったので、西に行ったり東に行ったりして現在地を確認し、北にある片知山目指して登っていきました。
尾根上には境界見出し線のようなものがついていたので、歩きやすかったです。
ひたすら北を目指して登っていくと、陽射しが入り込んでくる場所に着き、片知山(966.1m)
に到着できました。山頂の展望はほとんどありません。落葉期に来れば、樹間から少し何か見えそうですが。
で、この後瓢ヶ岳まで縦走していくことになりますが、片知山北側すぐにガイドブックや地形図には載っていない北西方面に伸びる登山道があります。縦走路には赤テープなどはあまり無く、北西方面の登山道にはいっぱいついているので、道を間違えそうになりました。新しい道を作るのはいいけど、どうせなら標識もつけておいてくれ…
片知山からはひたすら北に向かって縦走していきます。縦走路は危険な場所は一切無いし、傾斜も緩やかですので、のんびりと気楽に歩いていくことが出来ます。少々笹薮が濃いのがアレですが。
南岳(1086m)は標識のみの、あまり山頂らしくない場所です。少し先に進んだ場所には瓢ヶ岳を見渡せるポイントがあるので、そこが南岳のハイライトみたいなものでしょうかね。
南岳から骨ヶ平へは、結構な笹薮。道はちゃんとついているのですが、登山道脇の笹薮が伸びて道を覆い隠しているため、道の状態が視認できず少々こけやすい道だったかと思います。いつか刈ったりするんだろうか?
骨ヶ平から緩やかに登っていくと、すんなりと瓢ヶ岳(1162.6m)に到着。瓢ヶ岳山頂にはそれなりに人が多く、案外人気の山だということがわかりました。
これまで樹間からしか無かった展望ですが、瓢ヶ岳山頂ではかなり良い展望があり、美濃の山々や御嶽、北アルプス、近くには高賀山を望むことが出来ましたよ。山頂は開けた場所となっているので、広々とした雰囲気があります。まあ実際はあまり広くないのですが。
瓢ヶ岳山頂からは、片知渓谷公園を経由して下山していきます。片知渓谷公園ルートは比較的多くの人に使われており、道はかなり整備されています。道行く人に出会う確率も多いでしょう。
まずは谷沿いを下っていきますが、緩やかな谷ぐあいは気持ちがいいものです。荒々しい雰囲気は無くて、豊かな水を育む谷、といった感じがありました。
谷を下ると岩屋不動尊へ続く分岐点がありましたが、今回は岩屋不動尊にも寄ってみることにしました。岩屋不動尊は絶壁が多くあるエリアにあるようで、危険な道はあまり無いのですが、なんだか岩々しい地形には少し霊的なものを感じたような気がしました。
岩屋不動尊は絶壁の中腹にあるようで、今は現代的な建物によって簡単に礼拝できるようになっていますが、この建物が無いときは礼拝なんてものすごく難しいものだったんじゃないの?でもここに祠があるってことは、昔の人はどうにかしてこんな場所に資材を運んできたんだろうな…。まあこの写真と文章だけじゃあ実際どんな場所にあるのかはわかりづらいと思いますが、行けばわかります。
岩屋不動尊から戻って、片知渓谷公園へと下っていきます。途中、道幅は広いのに笹が密生している場所があり、なんだか整備されているのかされていないのかよくわからない道でしたよ。
片知渓谷公園に下り、登山らしい登山はこれで終了。後は南の板山神社まで戻るだけです。
片知渓谷公園は駐車場とトイレがあり、瓢ヶ岳登山の他にも片知渓谷の散策のためにも使えそうです。他の片知川沿いの場所にもいくつか散策路や釣りスポットがあり、川遊びが出来そうなエリアのようでしたね。
板山神社から瓢ヶ岳:4時間20分
瓢ヶ岳から板山神社:3時間
累積標高差:約1600m(道迷い分含む)
2日目 今淵ヶ岳・高賀山へ。