今淵ヶ岳・高賀山 登山
5月12・13日にかけて、高賀三山である瓢ヶ岳・今淵ヶ岳・高賀山に登ってきました。
2日目は今淵ヶ岳と高賀山です。
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1日目 瓢ヶ岳
今淵ヶ岳
今淵ヶ岳は高賀三山の一つに数え上げられますが、以前は整備された登山道が無かったために、南にある矢坪ヶ岳から藪を掻き分けて長時間の山行をしなければならなかったようです。それが今では、鉄塔巡視路を経由する登山道が作られたため、簡単に登れるようになったとのことです。
今淵ヶ岳へは板取川へそそぐ乙狩川を遡った場所にある滝神社傍の林道を通って、アプローチすることになります。
余談ですが、乙狩川と板取川合流点近くには道三温泉という施設があり、2012年6月末に閉館するようですね…。行ったこと無い温泉だけど、何となく寂しく感じる…。
今淵ヶ岳登山口は林道脇にあり、駐車場はありませんが道が広くなっているため、数台路上駐車することができます。
最近道が作られたからなのか、登山道は歩きやすくわかりやすく、標識も適所にあるので道迷いの心配もありません。人気は比較的少ない山ですが、その割には登りやすい山のようです。
谷沿いの歩きやすい道を順調に登っていけば、鉄塔に到着です。少々展望が開け、いくらか景色を楽しめます。
鉄塔からは尾根上の道をひたすら登り続けて、山頂を目指すことになります。
尾根上の道は登り一辺倒ですが、植生が人工林から落葉広葉樹林に変わってきたりと、いくらかの変化を楽しむことが出来ます。途中には少し開けた場所があり、ここからもいくらか景色を楽しめます。
ひたすらひたすら登っていくと、今淵ヶ岳(1048.4m)山頂に到着です。山頂は樹林の中で展望はほとんどありませんが、少しだけ切り開けているため、陽射しは入ってきます。人が少ない山なので、静かな雰囲気を楽しむのには良い山だと思いました。
下山は、普通に下っていきました。
登り:1時間20分
下り:50分
累積標高差:600m
高賀山
高賀三山のメイン、高賀山をラストにして登りました。高賀山麓には高賀神社という、由緒正しそうな神社があります。高賀神社周辺には南西以外の方向から放射状に渓流が存在するため、高賀川の中では高賀地区が比較的平野が多くなっています。つまりどういうことかというと、高賀川を遡ってくると開けた場所に到達出来るので面白いということです。
高賀神社脇の舗装林道を通って行くと、整備された高賀山登山口駐車場にたどりつきます。駐車場には東屋もあり休憩も出来ます。
山頂へは、谷を遡ってから稜線に出て、稜線伝いに登っていくということになります。谷沿いの登山道はかなり整備されているというかかなり歴史のある道だというのか、歩きやすいように石段が設置されており、スリップしたりする危険がほぼ皆無です。初心者でも難なく登山を楽しめるかと思います。
谷沿いの道ですから、せせらぎの音を聞きながら登っていくことになります。ひんやりとして苔の多い場所…何とも幽玄な雰囲気漂う気持ちの良い道です。歩幅も歩きやすく設定されているので、周辺を楽しみながら登っていけましたね。
沢沿いを登っていくと、不動の岩屋というチェックポイントがあります。巨岩が地面から少し浮いているような形になっており、昔の修験僧なんかは雨の日にはこの中に泊まったりしたんでしょうね~。
岩屋からさらに登っていくと御坂峠という稜線上の場所に着きます。かなり登ってきたはずなのに、すぐ近くまで林道が通じているのが面白いです。この道はお気楽登山に使えたりするのかな?
峠からは稜線上を歩いていきます。頭上は開けていることが多く、直射日光が射し込んできて明るいです。少々陽射しがきついですが。稜線上は基本的にあまり展望は無いのですが、樹間からは少し遠くの山々を見渡すことが出来ます。
で、緩やかに登っていくと、高賀山(1224.2m)に到着です。山頂はいくらか周辺が切り開かれており、御嶽や乗鞍、近くの瓢ヶ岳なんかを望むことが出来ます。
山頂を楽しんだら下山です。下山途中には多くの人に出会いましたので、やはり低山にしては人気のある山のようです。
登り:1時間45分
下り:1時間5分
累積標高差:780m
これで5月の登山は終了。最近登ってなかったから、筋肉痛がやべえです。。。