岩岳、竜頭山 登山
2011年4月29,30日の二日で愛知県奥三河の山である、笹頭山、知生山、岩岳、竜頭山の4つに登ってきました。
2日目は岩岳と竜頭山です。
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1日目 笹頭山、知生山
岩岳
名倉高原の西側、段戸高原の東側に位置する岩岳に登りましたよ。この山は基本的に西側の段戸山方面の林道から登るのがメインだそうですが、今回はガイドブックに従って道が無いとされる名倉側から登りました。
湯谷バス停北側の町道から岩岳に向かい、諏訪神社を右に進んで、鉄塔が並んでいる開けた草原が岩岳の登山口となります。林道には幅が広い場所があるので、駐車はそこにします。
このルートは標識がなく、ガイドブックなどを読み込んでおかないと危ないと思います。
尾根に出るまでは鉄塔巡視路を使って登っていくことになります。踏み跡はしっかりしているので、上を目指していけば迷うことはありません。
草原から森林に入り、小さな沢を渡り、もう一度草原に出て、また森林に入って登って行きます。途中にある草原上の鉄塔からは、名倉の集落を少しだけ望むことが出来ます。
登っていくと岩岳から北東方面に伸びる北尾根にたどり着き、ほんの少し南側に向かうとコンクリートの礎があります。ここから尾根を登っていって岩岳山頂を目指すことになります。
ガイドブックではこの北尾根から踏み跡や道しるべが無いように書いていますが、実際は赤テープがあるし踏み跡もそれなりにあるので迷う心配はありませんでした。ガイドブックでは「要所に赤布をつけていこう」と書いてありますが、赤テープがあるのでその必要はありません。
赤テープに従って尾根を登って行きます。半分くらいまでは尾根上も植林帯となっているので下層植生が少なくて歩きやすいです。
960m標高点では南東方面に伸びる道に入らないようにしましょう。960m標高点以外は迷う場所は無く、順調に快適に登っていくことができます。尾根に笹が出てきて道が少しわかりにくい場所もありますが、ピッチの短い赤テープのおかげで自信を持って歩いていくことが出来ます。
最後にほんの少し急登すると岩岳山頂(1051m)に飛び出てきます。
山頂は狭いですが、大きな岩があるおかげで展望が開け、気持ちが良い場所となっています。三ツ瀬明神山などの特徴的な山々を望むことが出来ます。写真←側は明神山方面、→側は段戸高原の山々となっています。
下山は往路を下っていきます。下っていくと気づいたのですが、もし赤テープが無ければ結構迷うような場所が多いようです。ガイドブック出版時では赤テープが無かったけど、今は紹介されたので登山者が迷わないように誰かが付けたのでしょうかね。
登り55分、下り35分。
累積標高差は1051mでした。
竜頭山
今回最後の山、新城市と設楽町の境界近くにそびえる竜頭山に登りました。この山に登るには南側の林道を登っていくコースと北側の尾根を登っていくコースがあるようですが、今回は北側のコースで登りました。ちなみに、山頂に来ても南側の林道への標識は無かったのでこの北側コースがメインなのでしょうね。
登山口付近には駐車場が無いので、国道と県道合流地点付近にある鳴沢苑からスタートです。ここから畦道を通っていったん県道に出ます。それから民家の間を通り抜けて沢を渡りますが、標識が無いのでどこの民家の脇を通り抜けていくのかがわかりにくいです。バス停の向かい側の民家の脇を通り抜ければ良いのですが。
鉄板の橋を渡っていくと、南側に沢があり、そこに「竜頭山登山口」の標識があります。
いったん沢沿いに登ってから沢を渡渉し、尾根に取り付いて尾根上をずっと登っていくことになります。尾根上は低木が多くやせ尾根になっているところもあるので、これまでに登った緩やかな植林で覆われた山とは雰囲気が違います。
急傾斜だったり道が狭くなったりしますが、展望はありません。ただひたすら山頂エリアの高原状の地形目指して登って行きます。
小竜頭分岐点に着くと、そこから急に傾斜が緩くなります。それと同時に植林木もかなり多くなり、歩きやすくなります。標識と踏み跡に導かれながら緩やかに登っていくと、竜頭山山頂(752.3m)です。
山頂には展望は無く、ただの木々に覆われた丘です。なので少し休憩して、すぐに北東にある大竜頭に向かいます。
大竜頭への道は途中までは緩やかなのですが、大竜頭近くになると傾斜がかなりきつくなり、大きくアップダウンします。
いったん下ると大竜頭のある巨大な岩塊が目の前にそびえます。この岩塊を登りきったところが大竜頭となっています。
大竜頭は岩塊の上にあるので狭く、祠跡があるだけで展望はありません。
大竜頭から山頂に戻り、小竜頭分岐点にまで戻り、次は小竜頭へ向かいます。小竜頭への道は緩やかです。
小竜頭からは少し展望が開けています。大展望と言うわけはありませんが。
この後往路を辿ってスタート地点の鳴沢苑に戻り、今回の登山は終了。
鳴沢苑から山頂まで1時間10分。
山頂~大竜頭~山頂~小竜頭~鳴沢苑までは1時間50分。
累積標高差は530mでした。
これにて今回の4月末奥三河登山は終了!奥三河を走っていると、あちこちに桃の花が咲き誇っていてかなり綺麗でした。花をメインとした奥三河花見旅行っていうのも、いつかはやってみたいなと思いましたよ。
後、これくらいの季節までが標高1000m前後の山を登る快適な季節であり、これ以降は暑くて快適に登れないかも。というわけで5月以降は1500m以上の山を登っていきたいと思っています。
奥三河・花祭 てーほへ てほへ (講談社の創作絵本) (2001/12/20) 野村 たかあき |