鉢伏山 登山

梅雨入りしたような気がしましたが、週末が晴れてくれたので2011年の6月3日~5日にかけて、長野・山梨にある山、鉢伏山、御座山、櫛形山登山に行ってきましたよ。
最初は天気の都合上、3,4日だけで行こうかと思っていましたが、2日の天気予報で5日の降水確率が30%にまで落ちていたので急遽予定を変更しました。
というわけで、初日である6月3日の鉢伏山の登山記録です。
関連記事
2日目 御座山
3日目 櫛形山
鉢伏山
長野県松本市と岡谷市の境にある300名山、鉢伏山に登ってきました。
この山は南のほうから尾根をたどって山頂近くまで車で行くことができますが、やはり自分は下から登っていきたかったのです。というわけで、今回は鉢伏山の北東にある温泉地区の扉からのコースを辿っていきました。
扉までは県道だというのに、舗装が完璧じゃないし道幅も狭くて驚いた…。そして、走り続けるといきなり温泉旅館などが現れる扉地区に到着!高級旅館や専用の送迎バスなんかもあったりして、それまで山奥らしい道を走ってきたギャップにびっくりですよ。
駐車場には車が多く停まっていましたが、登山者のものではなさそうでした。ちなみに日帰り温泉である「桧の湯」の近くにトイレがあります。
駐車場近くに鉢伏山登山道を示す標識があるので、それに従って歩いていきます。旅館の横を歩いていき、「鉢伏登山道入り口」の看板の横を歩いていくと登山道となります。
登山道は、かなり歩きやすくて標識も多いので迷う心配はありません。
登山口からはいったん山腹をトラバースするのですが、この辺りはブナ(?)林が広がっていて美しい!
いったん沢沿いに歩いていくのですが、すぐに沢の音があまり聞こえてこない水が流れていない谷型地形の中を歩いていきます。で、この谷型地形の中は最高に美しいです。
湿った感じがするのですが、静かで、幽玄で、新緑が目に優しい幻想的な景色の中を歩いていくことができます。正直、この場所を通るためだけに扉から鉢伏山を登ってもいいくらいです。そのくらい感動しましたよ。
谷型地形の後は、メインの沢沿いを登っていくことになります。今までの道に比べると少し狭かったりする場所はありますが、概ね歩きやすいと思います。
林道終点に着いても、そのまま沢沿い方面へ歩いていきます。標識に従い、山腹をトラバースして尾根へ登りますが、このトラバースまでにある沢が最終水場となります。
尾根上では風が吹いてくるようになり、少し涼しいです。林道終点ともう一度出会い、そのまま尾根上の道を登っていきます。
登れば登るほど樹間からの展望も良くなってきます。この辺りからは帽子を被ったほうがいいかも?
尾根上の道を登り終わると、鉢伏山山頂エリアにたどり着き、ここからは見晴らしのよい草原となります。所々に山荘があったりします。美ヶ原や霧が峰や八ヶ岳を望むことができて、かなり気持ちがいいです!
この日は天気それなりに良かったのに、ほとんど人いなかったなあ…。この山頂エリアは車で来ることができるから結構人もいると思ったんだけど。
歩道を登っていくと、鉢伏山山頂(1928.6m)です。山頂は近くに小さな森林があるのでそこまで展望はよくありません。その奥に行くと展望台があり、ここからは松本方面にかなり良い景色が開けています。
この日は少し霞がつよくてそんなに遠くまで見渡すことはできなかったのですが、やはりすぐ近くにある北アルプスくらいはよく見ることが出来ましたよ。
展望台には誰もおらず、ほぼ360度の展望を独り占めすることが出来ました。風が涼しくて気持ちが良かったので、少々長居しましたがそれでも独り占めが出来ました。
この後、往路を下って下山しました。
登り2時間10分、下り1時間20分。
累積標高差は900mくらいでした。
下山後は「桧の湯」にでも入ろうかと思いましたが、この後行く御座山は遠いので移動中に汗かいたら意味無いなあ…。と思ったので結局やめました。そして、結局この日はどこの温泉にも入らなかったというね!
2日目 御座山に続く。
![]() |
夏への扉 (ハヤカワ文庫SF) (2010/01/30) ロバート・A. ハインライン |