タオルケットをもう一度4・海 感想
かなり前にダウンロードした、タオルケットをもう一度4・海をプレイして感想を書きました。
しかし、今はもうタオル4はダウンロードできません。
「この感想記事どうしよう…」と思いましたが、まあせっかく書いたのでそのまま公開。タオル4はリメイクされてもう一度世に出てくるという話が2chにありますが、そうなればまたプレイします。
タオルケットをもう一度4・海
タオルケットをもう一度シリーズは3,2,1とプレイしてきたのですが、タオルは3から始まったのでタオル1でシリーズ終了かと思っていました。が、久しぶりにタオルをググると4がでとるがな!と4発見当時は思いましたよ。
実は4の前に「タオルケットをもう一度/裏」という作品もあるようでしたが、ダウンロードしてみると「~がありません」というメッセージが出てきてプレイできなかった…。しかし現在では裏はリメイクされて、「タオルケットをもう一度6」となっているようなので、タオル5の後にプレイしてみようかと思います。
で、久々のタオルケットシリーズの感想ですが、第一印象としては、4は基本的なシステムなどは1とあまり変わっておらず、グラフィックや音楽のコンセプトなんかもあまり変化していないようでした。ストーリーも、最初のうちはグラフィックや音楽に合うようなメルヘンチックで童話のような雰囲気がありました。
戦闘の難易度は、1より少し上がっているかも?経験値ためせずにボスに突っ込んだりすると、全滅してしまうこともいくらかありました。序盤の鬼門は、もーちゃすかな。回復アイテムを駆使していかないと倒せません。が、このゲームはボスも普通に状態異常になるので、ゲーム後半に入ると状態異常付加の武器をいくつも手に入れることが出来るようになり、無傷でボスを倒してしまうことがよくあるようになります。流石にラスボスは強かったですが、ラスボスも状態異常になるので、装備が完璧でなくても倒すことが出来ました。
4では、主人公・もかが人魚のこうちゃと一緒に妖精の世界に行ってしまった友人のもーちゃすを現実世界に連れて帰る、というのが基本的なストーリーとなっています。もかとこうちゃは妖精の世界で知り合い、そして恋に落ちます。こうちゃはもかについて行きたいがために、ある人に頼んで足をつけてもらいます。
ストーリー前半の、人魚が足をつけてもらって恋愛をする、っていうのは童話の「人魚姫」っぽい感じがしましたよ。最終的には報われないようなのも、人魚姫と似ているか…。
シリーズでは初めて、主人公とヒロインが結ばれて、その後にもストーリーが続いていきます。こうちゃが顔を怪我して錯乱するのは、可哀想で見てられませんでした…。しかし、その後にもかがイケメンも泣いて駆け出すくらいの決めゼリフを決めまくったおかげで、私の辛い気持ちは消えていきました。が、もかとこうちゃのラブラブっぷりを見て、少し憤死しそうでしたよ…!!
4では3,2,1,裏のパロディが多いです。裏は未プレイなのでよくわからないのですが…。
一番印象が強かったのは、世界観と美的センスが大きくずれているエスカリーテの長すぎる頭と、3では極度の変態だったお婿(の子孫)が絶望している様子ですね!コンチェルちゃんのダッ○ワイフみたいなのを作りまくっていた3のお婿が、ここまで因果応報を受けるとは…。ざまあwwと最初は思っていましたが、お婿の絶望の本気さを見ると、やっぱり可哀想になってきます。(でも笑えるww)
後、やっぱり4でもぷっちは出てきます。ストーリーの大筋にはあまり深く関わってきませんが、目立つという観点でシリーズを見ると、ぷっちはその皆勤ですね。タオルシリーズの名物キャラか、ぷっちは。
2,1でひどい目にあったぱりぱりうめも出てきますが、今回は4の彼女ではなくて2の彼女が、というより2のストーリーそのものが物語の設定や大筋に関わってくるようでした。2では人類を惨殺してくれた「愛の唇星人」も4に一応出てきます。彼らが言うには、「魚帽子に洗脳されて罪も無い星を滅ぼしてしまったことがある」とのこと。
今回は3と同じく、魚帽子が敵キャラとなってくるのですが、作中の世界観の考察や魚帽子たちのセリフを聞けば、単純に「魚帽子たちが敵」だと言えなくなる気がします。
作中で、「タオルケットをもう一度シリーズ」の根幹の設定の説明がなされることがあります。物語がこの辺りまで来ると、もかとこうちゃの幸せなラブラブっぷりが一気にぶっ壊されていきそうな、そんな危うい雰囲気があって物語を進めるのが少し怖かったです。
「パラレルワールドの共通点は、何かしらの悪がいる。月の女神は一体何の理由で…」
「悪というものは見方を変えただけだ」
「どちらかをかばえばどちらかが正義と悪になる。だから月の女神がいる」
4に出てくる神殿の中では、3,2,1が神話のように語られ、「タオルケットシリーズは関わりの無いパラレルワールドではなく、何かが裏で共通している」ということが暗示されているようです。
特に疑問を持たずに「悪」を滅ぼそうとする主人公達ですが、魚帽子たちは主人公達の中にある「悪」を指摘してきます。売女、殺人者、などと…。正義とは?悪とは?そして、主人公に力を貸してくれた月の女神たちにとって、「絶対的正義」とは何か?
ラストシーン、もかが「月の女神の正義」を捨てて、こうちゃの元へと行きます。それは、ただ何の疑問も無く「正義」を掲げて敵を滅ぼしたり憎んだりしてきたタオル3,2,1へのアンチテーゼのようなものだと、私は思いました。
タオル3,2,1の物語が前提として描かれていく、4の物語。私は、全体的に4の物語を考えると、「タオルシリーズはまだ終わらない…」というようなメッセージを受けました。ラストで、「次回作タオルケットをもう一度5」の文字が、静かに染み入るように、私の心に何か黒い炎のようなものをたぎらせてきましたよ。まだ、「タオルケットをもう一度」には、語られるべき真実がある……!!
追記:5のストーリー、ほとんど4の結末に関係なかった!
やりこみ記録★
・全アイテム入手
・全キャラ仲間にした
・全キャラのレベル20以上
「全アイテム入手」で最も苦労したのは、全ての特技を手に入れることでした。特技の値段は結構高く、強い特技は購入できる最強の装備と同じくらいの値段でしたからね。
全キャラのレベルを20以上にしたのは、新しい特技を覚えていくのはレベル20が限界だと判断したからです。一応レベル25まで上げたキャラもいくらかいますが、21以上で新しい特技を覚えたキャラはいませんでした。
全キャラ仲間にするときで見逃しやすいのは、あごちゅ博士ですね。彼女は海賊のもーちゃすがいた島にいますが、あごちゅ博士が仲間になる時期は島に寄る必要のないときですから。他の仲間はマップをくまなく探して、新しいダンジョンや村に入っていけば自然と仲間になっていきます。