百名山登山 恵那山

2008年10月25,26日に恵那山に登ってきました。単独で。
もう10月後半で大分寒くなってきましたので、今年最後の2000m級として登ることにしました。
本当に寒いと思ったら山頂では雪が降っていましたよ。


ルートは前宮から頂上へ行き黒井沢で下山です。
 まずバイクに装備を乗せて恵那神社まで行きました。恵那神社の駐車場にバイクを置かせてもらい、ザックに荷物を突っ込んで出発しました。雨が降りそうな曇りでしたが、まあしょうがないと思ってそのまま登りました。カッパはもちろんあるしね。
前宮ルート
 前宮ルートは新しいらしく(それでも2003年)、国土地理院発行の地形図や他の出版社の地図にも載っていないことが多いです。ですので情報収集はインターネットでしましょう。まあ登山道は整備されているので迷うことは無いと思いますが、念のため。
 最初は工事用の林道を進んでいきます。歩いていくと登山口の看板があるのでそこから山に入っていきます。
山らしい山道
 登り始めは緩やかで、森林の美しさを楽しみながら歩くことが出来ます。草木に阻まれることも無いし、ぬかるみも石もほとんどありません。前宮ルートは長い行程になるのでここらへんで体力を蓄えておきましょう。
 
 すこし進むと対東沢という沢があります。
対東沢
 
 ちなみに対東沢の渡渉場所はとっても小さいので危険は一切ありません。どっちかって言うとそこまで行くときに狭い道を渡ることのほうが危険でした。
 対東沢を渡った後は登山道をず~っと登っていきます。地図を見れば分かるように、このあたりは単調な道が続きます。
 実を言うと辺りが一番しんどかったです。標高が低いから暑いのです!もう秋の気温になったというのに、やっぱり1000mぐらいで運動していたらすぐに暑くなるものなんですねぇ~
 単調でツマンネと思っていましたが、登っていくと雲海や紅葉を見ることが出来ました。
紅葉
でけー樹だ
たまには曇りも悪くない
山の同定は楽しい
 登っている途中、足元を見ると紅く染まった葉がいっぱいあったので周りを見渡すと、紅葉が見所の樹がいっぱいありました。もちろん休憩しました。風もほとんどなく、人もほとんど通っていなかったのでとっても静かで、まるで自分がずっと山で暮らしているような、不思議な感覚に陥りました。
 この日は曇りで景色にあまり期待しないでいたので、登っている途中に振り返ると雲海が広がっていたのには感動しました。たまには曇りの日に登るのもいいものですね。
 雲を突き抜けてぽつぽつと飛び出している山があったので、地形図を見ながら山の同定なんかもしてみました。まあ一人できたので正解かどうかはわからなかったのですが、自分がここまで高いところにきたという実感ができたりして楽しかったです。
 5合目の石碑、中の小屋後、八右衛門の頭を過ぎていくと、16合目の石碑が見えてきます。確かこの辺りが小ピークになるかと思います。
正直頂上より見晴らしいいかも
 この小ピークはなぜかとても広々としていて、テントを何張りか張ることも出来るほどの広さですし、見晴らしも良かったです。休憩するならここでしておいて、一気に山頂を目指しましょう!
 神坂峠、山頂への分岐にきたらあと少しで山頂小屋へ着きます。私はこの山頂小屋で一泊しました。無人の小屋ですが、ゴミもなく広々として過ごしやすかったです。真夜中に寒さで起きましたがね^^;
 
 そして二日目。起きると雪が降っていました。どうりで寒いと思ったら・・・
 とりあえず合羽を着て山頂の看板へときました。
登山完了。これより下山する
 ついにキター!バンジャ━━━━━∩( ・ω・)∩━━━━━イ!!!
 山頂でぼ~っとしようと思いましたが、雪がなんか結構降っていたのでさっさと降りることにしました。
 帰りは黒井沢ルートで。最初のトラバース道は道が悪いですが、尾根に出た後から避難小屋までは道がとてもよく、ジョギングできるほどの超良路でした。その後は黒井沢に沿って少し歩きにくい道を歩いていくと登山口に着きます。
 登山時より感想が少ないのは、雨でデジカメを使えなかったからだ!ちくしょう、ちくしょう・・・
 黒井沢から恵那神社までタクシーで帰ろうと思いましたが、自分の歩く速度を測るため歩いて帰ることにしました。今思えば、何でそんなことをしたんだろう・・・もうほんとに足が痛いの何の。時間も二時間以上かかったし・・・まあ、いい経験にはなったか。
 では今回の結果
恵那山 標高2190m
登り 6時間弱
下り 3時間弱+帰り道二時間30分
天気 一日目 曇り
    二日目 雪のち雨
ルート 前宮(登り) 距離約6,7km 標高差1440m 平均時速1,12km
     黒井沢(下り)距離約6,5km 標高差1036m 平均時速2,1km
恵那山コラム
天照大神が生まれた時に胞衣(えな)を納めたことから胞山の名がある。
行程図↓
上手く線がひけねえ!!

岐阜県の山 (新・分県登山ガイド) 岐阜県の山 (新・分県登山ガイド)
(2005/11)
島田 靖堀井 啓介

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登山

Posted by YU