大日ヶ岳 登山

2010年5月15、16日の二日で岐阜県の鷲ヶ岳と大日ヶ岳に登ってきました。
2日目は大日ヶ岳です。
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1日目 鷲ヶ岳


大日ヶ岳
大日ヶ岳 岐阜県郡上市にある200名山、大日ヶ岳に登ってきました。前日は大日ヶ岳の反対側にある鷲ヶ岳に登りましたが、鷲ヶ岳山頂から大日ヶ岳を見ることが出来ました。あんまり尖った山ではないのでわかりにくかったけど。
 コースは全部で3つあり、桧峠から、ひるがの高原から、ダイナランドスキー場から登ることが出来ます。ダイナランドスキー場からのコースが最も簡単に山頂までいけるのですが、今回はガイドブック通りに桧峠からのコースで登りました。
大日ヶ岳登山口本当に水場?
 峠からバイクで5分ほどかかる空き地で野宿して、朝早くに大日ヶ岳登山口である桧峠の駐車場に行きました。朝早いので誰一人いませんでした。
 峠からなだらかな樹林帯を進むのですが、なだらかすぎて本当に正規のコースなのか不安になってきますが、多分大丈夫です。ガイドブックでは小さな祠の近くに水場がある、と書いてあったのですが、かなり水量が少なくて汲むのが難しかったです。なのであまり当てにしないほうが良いです。しかもこの先は水場は一切無いので、水は持参してくるほうがいいでしょう
 
ゲレンデを登る水後山
 祠を過ぎると少し広いゲレンデを登っていくことになります。地図を見ると傾斜が緩やかに描かれていて楽そうだと思ったのですが、登山が終わってから考えるとここが一番しんどかったように思いました…。リフト終点までずっと登りですし、急なところでもあまり階段状になっていないですしね。
 しかしゲレンデを登りきって振り返ると、白鳥高原を見渡せるので気持ちが良いです。リフト終点からは本格的な登山道になってきます。水後山までなだらかな稜線歩きです。危険なところは一切無いし、かといって樹林帯がずっと続くというわけでなくたまに見晴らしの良い場所があったりするので気持ちが良いです。
 水後山山頂からはこれから目指す鎌ヶ峰の山容を見ることが出来ます。名前の通り、鎌ヶ峰は少し切れ落ちた感じです。
鎌ヶ峰直下から鎌ヶ峰
 水後山から鎌ヶ峰までは少しアップダウンがありますが、比較的なだらかな稜線歩きです。北西側の斜面は樹が生えているところが多くてあまり展望はありませんが、南東側の斜面は笹ばかりなのでかなりの展望が広がっています。
 鎌ヶ峰からは360度の展望が広がるらしいのですが、今回はちょっとガスって展望はそんなにありませんでした。しかし大日ヶ岳山頂を見ることが出来たので満足。
 
大日ヶ岳へ大日ヶ岳山頂
 鎌ヶ峰から大日ヶ岳を目指すときも、少しアップダウンがあるだけで危険なところはありません。今回は稜線歩きが楽しい登山になりましたね。
 サクサク進んでいくと大日ヶ岳山頂(1709m)に到着です。朝早くに出発したので誰一人いませんでしたし、誰一人来ませんでした。
大日如来と白山雲海になりそうでならない!残雪のある大日ヶ岳稜線なだらかな谷
 山頂には山の場所を表す方位盤と、この山の名前の由来とも言える大日如来の石像がありました。山頂からは鷲ヶ岳ぐらいの大展望が広がるようでしたが、今回はガスってそこまで展望はよくありませんでした。雲上の北アルプスとか見えるかなと思ったのですが、北アルプスが調度隠れるような高さに雲があったので見えませんでした…。でも眼前に白山がそびえているのは見えて良かったです。双眼鏡で白山を観察しましたが、やはりまだまだ雪があったので稜線には人はいないようでした。
 景色を楽しんだので下山しようとすると、向かうべき方向のガスがかなり晴れてきて見晴らしが良くなっていました。こうやってみるとまだまだ残雪が多そうだと思うのですが、登山道にはほとんど雪がありませんでした。
 
鎌ヶ峰からの景色満点の湯から大日ヶ岳を見る
 下山していくと水後山辺りから登山者が出てきました。ゲレンデではそれなりに人が多かったです。このコースがこんなにも人気なら、他のコースはどれくらいいるんだろう。ひるがの高原からのコースは最も人気らしいですし、ダイナランドからのコースは最も簡単に登れるので人気がありそうですし、大日ヶ岳って意外にかなり人気があるのかもしれません。
 下山時は満天の湯の敷地を通って帰りました。駐車場からは大日ヶ岳らしきものが見えました。
 登り2時間20分、下り1時間40分でした。標高差は954m。
 このときはまだ昼前で、このまま帰ると最も暑い時間に名古屋に帰ることになるようでした。あまりその時間に帰りたくないので、近くを少し観光して帰ることにします。
 まずは道の駅白鳥に併設してある白山文化博物館に寄りました。料金は500円で、中は広くて色んなものが展示されているので見ごたえがあります。白山の歴史や白山信仰などの白山に関連したものはもちろん、昔の白鳥地区の生活や文化、江戸時代に起きた珍しい農民一揆である郡上宝暦騒動などの展示もありました。このときは誰一人いなかったので、一人でのびのび展示物を見ていくことが出来ました。
 この後は道の駅のレストランで「豆腐味噌定食」を食べましたが、それなりに量があって良かったです。次は郡上八幡市を観光することにしました。
郡上八幡城郡上八幡城から市街地を
 やはり晴れの日曜日だからか、街中は観光客で一杯でした。とりあえずまずは郡上八幡城を目指しました。
 郡上八幡城は山の上にある城で、あまり大きくは見えません。料金は300円、中は鎧や刀などが展示され、郡上と深い縁がある山内一豊夫妻の説明などがありました。最上階からは郡上八幡市を見渡せることができます。
水の都、郡上八幡やなか水のこみち
 この次は「水の都、郡上八幡」を堪能するため、水に関係したものを見ることにしました。
 まずはやなか水のこみちに行きました。ここは水の都っぷりを表すために作られたようで、そこまで歴史のあるような場所ではないのですが、かなり雰囲気がいいです。歴史情緒溢れる建物に囲まれている短い小道で、脇にはさらさらと流れる美しい水路があります。
宗祗水いがわこみち
 次は名水100選第一号である宗祗水を見に行きました。なんともないような場所にあるので、どうして他の水場ではなくここの水が名水として扱われているのだろうと疑問に思いました。ちょっと飲んでみようかと思いましたが、観光客が多かったのでやっぱりやめました…。味が他の場所と違ったりするのだろうか?
 次はいがわこみちです。ここは観光客に郡上八幡の用水路とはどういうものかを見せるために整備されたような道です。かなり狭くて人とすれ違うのが難しいのですが、洗濯場などがあったり大きな鯉がうじゃうじゃいたりして面白いです。私の近くにいた、写真に映っている少年少女がいかにも少年少女っぽくてなごみました。
吉田川川原 郡上八幡の川原に出てみましたが、ツーリングマップルによると川原でキャンプしても良いらしいです。写真を撮った場所はあまりキャンプに適していない場所だったのですが、もう少し離れたところに適地があるのでしょうか?いっぺんキャンプしてみたいものです。
 
 とりあえずこれで今回の登山も観光も終了。山の中にある郡上八幡にいるときですら暑かったので、これからもっと暑くなったときはどこに観光すれば良いのだろう?もっともっと標高の高い場所に行かなければならなくなるかも。名古屋のような市街地は絶対に無理だな!

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Posted by YU