2009年立山・薬師岳縦走 5日目 薬師峠~折立

2009年9月16日から20日にかけて、北アルプスの立山から薬師岳までの縦走記録です。
5日目は薬師峠から下山。そして反省。
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3,4日目 五色が原~薬師峠


5日目
折立 4日目のテント内で、全く足の痛みが引かないなら下山、足の痛みが半分ほど引いたなら停滞と決めて5日目に起きてみると、全く足の痛みが引いてなかったので下山することに決めました。
 まだ薄暗いうちから人の声と炊事の音が聞こえ始めていました。キャンプ場の人口密度としてはほとんどMAX状態に近かったので、かなり多くの人がいました。テントを撤収させて、今日は太郎平から折立に下山する予定。
 自分が出発するときには同じ時間に出発する人がかなり多く、登山道を歩いているときは数珠繋ぎになって歩いていました。荷物が重いし足も痛いので前の人から離れすぎて後ろがつまらないように頑張って歩きました。こんなに人が多いんじゃあマイペースに歩くことも出来ない、やっぱり下山を決めてよかったです。後、歩いている人の話によると「この連休は夏のピークよりもお客さんが多い、と山小屋の人が言っていた」とのことです。だからキャンプ場はあんなに人が多かったのか。やっぱり下山決めてよかった。
 太郎平小屋に着くと、そこから薬師岳や黒部五郎岳を目指している人で一杯でした。しかし折立へ降りる登山道ではほとんど人はおらず、快適な山行を楽しむことが出来ました。しかし樹林帯の中へ入るぐらいにまで進むと人も多くなって、初心者っぽい人から熟練者っぽい人まで、学生から老人までいました。大抵の人は私みたいな縦走装備ではなく、山小屋泊レベルの装備の人が多かったです。一体このときだけで何回「頑張ってください」とか「リュック重そうですね」とか言われたことか…。そんなに目立つほど大きかったかなあ?
 ほとんどずっと下りの道をガンガンガンガン下っていくと、結構早く折立へと到着します。稜線上の砂利道のような道は一切無く、土の道ばかりですので歩きやすかったです。ガイドブックによると折立から富山駅までのバスがあるらしいのですが、そのバスは最盛期の夏以外は休日一日一本のみでした。しかし、その時間の1時間前にバス停にたどり着いていたので無事に乗ることが出来ました。
 富山駅に着いてお土産買って、名古屋に帰る。
IMGP0885_convert_20091006004910.jpg 総括
 今回のお土産は、「立山遊記 梅水まんじゅう」という和菓子。冷やすとおいしい。スーパーで売っている水饅頭よりは、むしろういろうに近い食感かも?
 とりあえず今回の北アルプス縦走は…運動不足とデポなしで長い行程を重い荷物背負って行こうとしたのが間違いだった。
 予定山行は10日で、予備食と非常食合わせると15日分の食料を持っていきましたからね…。しかもテントは山岳用ではなくツーリング用。薬師峠キャンプ場じゃあ、自分以外のほぼ全員が山岳用テントを持っていましたからかなり驚きましたよ。実際1kgほどしか違わないんですがね。
 米もアルファ米ではなく普通の無洗米ですらない米。計算すると米だけで4kg近くになっていました。しかしおかずの野菜とかはちゃんと乾燥させたりして少しは減量したんですがね…。
 後は文庫本とガイドブックをいくらか持っていったぐらいで、そんなに重いものを持っていっては無かったです。ということはやっぱり原因は食料かな…山行自体長かったからですね。
 
 とりあえず今回の縦走はリタイアに終わりましたが、結果的にはこれでよかったのかも。なぜかと言うと、もしあのときリタイアしていなければ、足の痛さと登山客の多さで景色と山を楽しむことが出来なくなるし、キャンプ場も人で埋まって場所をとることが出来なくなるし。
 それにぶっちゃけ、薬師辺りで北アルプスの景観がそんなにありがたみがあるように思えなくなったしね。やっぱり登山は短い山行を何回も行ったほうが楽しいのかもしれません。
 
1,2日目
3,4日目

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Posted by YU