竜門岳・護摩壇山 登山

 2010年GWの5月1~3日は家族水入らずで両親と一緒にツーリング。いろんな観光地に行きましたが、どこも人が一杯!静かなところが好きな自分にとっては少し居心地が悪かった…。あまりレポートするほど詳しく巡ったりしなかったので、ここではそのことは書きません。
 4日は1人で近畿の山を登るため、3日に別れて自分だけ居残り。そのとき奈良県明日香村にいたので、300名山の竜門岳に登ることにしました。
 その後には同じ300名山、護摩壇山にも行きました。


津風呂湖からの竜門岳廃プールの駐車場
 この日は竜門岳近くの津風呂湖の湖畔で野宿しようと決めて、津風呂湖近くの津風呂湖温泉龍神の湯に入浴しました。1人700円で、浴槽は露天と中があり少し狭いです。洗剤はついていて、脱衣所の中と外に休憩所があるのが驚き。売店や食堂もあります。
 野宿するため津風呂湖を周ってみたのですが、GWなので人が多くて好適地が見つからない。湖からは竜門岳がかなり美しく見ることが出来ました。色々探し回ってみると、運動公園近くの閉鎖されたプールの駐車場がかなり広々としていて人もかなり少なかったです。これ以上の好適地は無いと思って、ここでテント張って寝ました。
竜門岳
竜門岳 この日は300名山の竜門岳と護摩壇山に登って、さっさと名古屋に帰って後片付けをしたいので、朝3時半に起きて日の出前に出発。竜門岳に登るための道はいくつかあるのですが、今回は山口集落から登って、竜門の滝を見たりしながら登ることにしました。
 山口から竜門岳の登山口へは、近畿自然歩道の看板に従えばたどり着けると思います。ちょっと入り組んでいるので注意は必要ですが。ちなみに登山口への道は完璧に整備された道ではなく少し枯れ枝などが道に落ちていますが、特に心配するほどのものではないので大丈夫です。
竜門登山口竜門の滝
 竜門岳登山口は車が何台か駐車できるスペースがあります。まだ登山口以降にも林道が続いていてゲートもありませんが、この先には駐車場は無かったのでここから歩き始めたほうが良いでしょう。
 登山口からは少し長めの林道歩きです。途中には竜門の滝があったので立ち寄ってみました。…まあ、特に特徴のない滝のようでした。
竜門の寺の跡竜門登山道
 林道途中には寺の跡がありました。昔はこの竜門岳は、かなりれっきとした信仰の山だそうでした。立て札によると天皇も参拝したそうです。平城京から近い山だったからかな?
 林道の道脇はずっと杉などが植わっている普通の植林帯です。その林道をさらに進んでいくと急に階段が現れ、そこから本格的な登山道が始まります。基本的にずっと沢沿いを進んでいきます。たまに林業用の道と勘違いするようなところもあるので、「道を間違えたか?」と思ったら引き返したほうが良いでしょう。
 沢沿いを進んでいくと尾根に取り付くことになります。尾根からは水場は無いので、水を補給したければ沢からどうぞ。山頂まで尾根上の道を歩いていくことになりますが、私が登ったときはかなり気温が上がって汗が噴出しましたよ。一応それなりに風があったので、立ち止まって休憩すると少し涼しい。しかし展望は一切無いので景色はあまり面白くありませんでしたが。
竜門岳山頂 登り続けていると少し道が緩やかになり、さらに進むと竜門岳山頂(904,1m)です。山頂には祠のようなものと山頂の標識や案内板があるだけで、300名山にしては山頂の雰囲気があまりありません。展望も一切無いですし、ちょっとつまらん。祠には落書きが一杯あって気分がよくならなかった。
 山頂からはそのまま登山口へ下山。下山中には二組の登山者と遭遇しました。
登り1時間20分、下り55分でした。標高差は大体600mくらい。
護摩壇山
護摩壇山 護摩壇山山頂は高野龍神スカイラインから簡単に行けますが、こういう山頂近くまで車で行けるような山でも下から登るのが好きなので護摩壇山の周りをよく調べてみました。しかし、護摩壇山の周りには林道がかなりあって頑張って登山道を歩こうとしても結局は林道歩きになってしまうことが判明。それにネットを見ても護摩壇山を下から歩いて登る人がいなかったようなので、仕方なく高野龍神スカイラインから登ることにしました。
護摩壇山駐車場から護摩壇山周りは林道一杯
 高野龍神スカイラインはかなりワインディングの楽しめる道路で、バイクやスポーツカーっぽい車がかなり走ってしました。自分はあまりワインディングは好きではないので、バイクで普通に走りました。
 護摩壇山駐車場には、護摩壇山スカイタワーやトイレ、お土産店、食堂があります。駐車場はかなり展望が良く、尾根上にある林道などを見渡すことが出来ます。
 山頂へは駐車場から遊歩道を通っていきます。案内板によると、駐車場から山頂へは大体15分くらいだそうです。
護摩壇山への道護摩壇山山頂
 山頂への道は遊歩道として整備されているので、かなり歩きやすいです。普通の靴でも何ら問題はありません。
 護摩壇山山頂(1372m)には休憩所などがありますが、駐車場の賑わいに比べればあまり人気の無い静かな場所です。展望はそれなり。こんなに立地条件の良い山頂なのだから、360度の展望にしたりしたほうが人気出るんじゃなかろうか?
夕陽がかなり綺麗そう 山頂は夕陽の見える西側に展望が開けています。ここで夕陽を見ればかなり美しそう。
 適当に山頂を堪能した後は駐車場まで戻ります。なんか全く山に登ったという感じがしない…。やっぱり山は苦労してこそ山頂の感動があるんだなあ~と実感。
 ここから名古屋までノンストップで帰りました。高野山近くはものすごい渋滞で大変苦労しました。
 今回の旅行はGW期間中だったので、そこまで観光地を堪能することは出来なかった…。また1人で人がいないときを狙って来てみようかなと思いました。

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Posted by YU