吉祥山、出来山 登山
2010年の2月20,21日にかけて登山旅行に行きました。
荻不動ヶ滝園地にキャンプして、2日目は吉祥山、出来山です。
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吉祥山
早起きして吉祥山へ出発。もう真冬にキャンプすることは無いかもわからんね。
吉祥山はかなり整備されていてよく登られている山で、特に元旦では初日の出を見るための人が多くて身動きが取れなくなるほどのようです。古代人の信仰の対象にもなっている歴史ある山らしいです。
吉祥山へ向かう場合には、「吉祥山へ」というような看板は少ないので少し注意が必要です。
吉祥山登山口には、駐車場、トイレ、登山案内板、休憩所が設置されているのでかなり設備が揃っていると言って良いでしょう。
登山コースにはA,B,Cの3つのコースがあり、Aが尾根上を行くオススメコース、B,Cは沢沿いを行くコースです。Aのほうが時間はかかるようです。
Aコースで登り始めていきます。照葉樹林帯の鉄塔巡視路を歩いていきますが、途中の鉄塔からは時折下界の様子を見ることが出来ます。基本的にずっと登りで、よく整備されたコースです。緩やかな道が多いのであまり疲れることは無く、歩くこと自体に楽しさを感じました。
吉祥山は自然観察の場としても利用されているようで、登山道脇にある樹木には名前と説明が書かれたものがついていたりします。
急登を登るとひょっこりと吉祥山山頂(382,1m)に到着します。ここからは340度ほどの大展望が開けます。ベンチや山頂標識、展望図なんかも置かれていて、休憩するためには持ってこいの場所になっています。
山頂からは近くの山はもちろん、雪の積もった南アルプスも見ることが出来、時には富士山まで見ることが出来るそうです。この雲ひとつ無い青空の下で、少し汗ばんだ体を冷やしながら遠くの山々を見渡すのは最高に気持ちが良かったです。
景色を堪能しまくったら、Cコースから下山を開始します。山頂にはCコースへの看板はありませんが、大体北側の登山道に行けば大丈夫です。
Cコースは谷の道で、Aコースよりも暗くて看板が少ないです。脇道が多いですが、「Cコース」の看板に従って下っていけば大丈夫です。一旦急降するとそこからは緩やかな土の道が続き、車道に戻ることが出来ます。車道を歩いていくと吉祥山登山口の駐車場へ戻ることが出来ます。
駐車場に戻ってくると多くの人がいました。
登り50分、下り40分ほどでした。
出来山
吉祥山を登ったら、次は「金が出てくる」ことから出来山と名づけられたらしい出来山へ向かいました。出来山山頂へは段戸湖からずっと林道が通じており、危険な場所は一切ありません。
このときは雪は降っていませんでしたが、段戸湖へ向かう365号線には雪が積もっていたり道に氷が張ってあったりして少し危なかったです。
段戸湖の広い駐車場に駐車して林道を歩いていきます。
このときの段戸湖は見事に凍ってくれて、故郷では決して見られない光景に静かに興奮しました。段戸湖は農業用の人造湖なので、おそらく水の出入が少なくて凍りやすい環境になっているのではないでしょうか。
森林内にはさすがに雪はありませんでしたが、林道には雪が残っていました。雪道登山なんてほとんどやったことなかったので、林道歩きがものすごく楽しかったです。沢沿いの道を歩いていくことがありますが、沢から少し頭が出たようなところに多くのつららがあったりしましたので、周りをきょろきょろしながら非日常の景色を堪能することが出来ました。
山頂へは驚くほどず~っと林道を歩いていくことになります。途中に分かれ道がありますが、基本的に西側の林道を歩いていけば迷うことはありません。林道同士の分岐には「出来山へ」という看板もあります。
林道は緩やかに登ったり下ったりするので、ここは登山口より標高の高い場所なのかすらわからないほどです。そんな道なので基本的に展望は無く、段戸山塊の原生林を見ながら歩いていくことになります。
牛渡橋の近くの岩壁には多くのつららがあったりして、かなり面白いです。
牛渡橋からは少し急な林道を登っていきます。T字路を左に曲がり舗装路を歩いていくと、KDDI管理地に着き、道からほんの少し外れると出来山山頂(1052,4m)です。山頂はほとんど展望は無く、山頂標識があるぐらいです。
虫や鳥の鳴き声はあまり無く、風の音も少なかったので、立ち止まるとものすごく静かでした。
山頂からは同じ林道を歩いて下山していきますが、五六橋から自然観察路に入って行きました。自然観察路では裏谷原生林を堪能することが出来ます。あちこちに樹木の説明の看板や鳥の鳴き声の説明もあり、自然体験学習にはもってこいの場所のようです。自分が見たところブナが多く、どのブナもかなり大きなものに育っています。
登り1時間30分、下りも1時間30分でした。
段戸湖に戻るとハイカーが多く、みんな凍りついた段戸湖に感動しているようでした。
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