知多半島 鍋山 登山

そろそろ冬型の気圧配置になってかなり寒くなってきたので、常夏の知多半島にある山、鍋山に登ってきました。今回のルートは、河和口駅と知多奥田駅を繋ぐオレンジラインを使うことになりました。
オレンジラインは全長約9kmの遊歩道みたいなものです。道の分岐はかなり多いですが、要所にオレンジラインの標識があるので迷いません。それなりに整備されているオレンジラインですが、あまり繁盛しているというわけではなく、日曜日に歩いても人に会うのは少ないしオレンジラインを当てにした店などもありません。しかしその分静かなハイキングを楽しめることが出来るでしょう。
鍋山 登山
今日の行動地図。
名古屋にある金山駅から、河和口駅まで向かいます。確か運賃は760円ぐらいだったかな?
河和口駅を出るとすぐそばにオレンジラインの案内の看板があるので、一応確認しておきましょう。ちなみに駅前の堤防を登ると、青く染まった三河湾とその向こうにある山々がうっすらと見えます。
駅から南に進むと、道にオレンジラインの道筋を表してくれる標示があったり、小さな看板があったりするので、民家の間を抜けていく道でも安心して歩いていくことが出来ました。
オレンジラインでは舗装路と砂利道の上を交互に歩いていきます。一応車も通れるほどに幅が広いので、たまに車に出会うこともありました。今日はかなりの快晴だったので、落葉した木のトンネルを通るときはかなり気持ちがよかったです。基本的には潅木林が多く常緑広葉樹が多いですが、落葉広葉樹もそれなりにあっていろんな植生を楽しめます。
今回の山行はあまり標高を上げることは無いのですが、知多半島自体標高かなり低いので少し登っただけで展望が広がります。海と森林が広がる様子はかなり美しいです。そういやあ、知多半島って沿岸部ばっかり発展していますが、中央部の森林地帯は開発しないんだろうか?近くに国定公園があるからやらないことにしているのでしょうか?
知多半島はいつでも暖かい気候となっています。ですのでもう12月だというのに、見頃の紅葉を見ることが出来ました。まだ葉っぱが緑色のもみじもあったりするので、まだもう少し先まで紅葉を楽しめることが出来るでしょう。
まだそんなに登った感じは無いのに、急に今回のコースで最も標高の高い鍋山への分岐が出てきます。
鍋山(81,6m)はその標高を見ても分かるように、かなり低い山です。しかし周りの標高が低いので意外広い範囲を見渡すことが出来ます。伊勢湾と三河湾の両方を見るなんてかなり余裕で出来ました。
山頂は広く、ベンチもあります。オレンジラインで最も休憩に適した場所なので、ここで存分に休憩を取ることをオススメします。
鍋山からは知多奥田駅まで長い距離を歩いていきます。道自体は単調なものですが、風景がどこか穏やかな感じで癒されます。名古屋には田んぼや池とかがかなり少ないので、こういうなんでもないような景色が心に沁みます。
途中、鵜の池という国定公園に選ばれた池があります。鵜が集まる場所として地元住民が昔から保護し、彼らの糞を肥料にして利用してきたそうです。しかし…この写真にいる鳥って本当に鵜?なんか鴨にしか見えないような…。そう思うのは、自分がマジマジと鵜を見たことが無いからなんでしょうかね。
オレンジラインの名の通り、歩いているとみかんの樹が多くあります。そういやあ、今辺りがみかんの収穫期でしたね。みかん狩りをしているところもあったり、ものすごい数の袋詰めみかんを売っていたりして、かなりオレンジラインとしての雰囲気は出ていました。
オレンジラインは海沿いまで続いていますが、その後知多奥田駅に至る道への分岐に標識がおそらくありませんでした。ですので海沿いの道に出てからしばらく南下した後は、適当に内陸のほうに向かって知多奥田駅へ向かいましょう。
知多奥田駅に着いて、金山まで電車に乗って帰ります。運賃は950円。上りと下りで運賃って違うものだったのか。
今回の山行時間
河和口駅から鍋山までは50分
鍋山から知多奥田駅までは1時間50分
合計2時間40分でした。
今回は真冬らしく、暖かい気候の場所で気軽なハイキングをしました。軽いリュックで普通の靴で歩くという、登山としてはかなりラフな格好でしたが、ハイキングをするにはこの装備が最もよかったです。
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なんで私が?ちゃんとやってきたのに! 沖縄の霊能者ユタを知っていますか? (2009/03/01) 鍋山 ひとみ |