2010年比良山地縦走 1日目 権現山~八雲ヶ原 

 最近かなり涼しくなってきたので、高山は登れない。
 しかし、低山なら紅葉を楽しめるしいっぱい運動しても汗だくにはならないくらいの気温なので、今回は琵琶湖の西にある比良山系を2010年11月3,4日の二日で縦走してきました!
 1日目は南の端の権現山から、2日目は北の蛇谷ヶ峰まで行きました。
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2日目 八雲ヶ原~蛇谷ヶ峰


1日目 権現山~八雲ヶ原
比良山縦走1比良山縦走2
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 比良山系は街に近い山なのでアプローチしやすく、山の東には電車、山の西にはバスが通っています(本数少ないですが)。京阪神の人たちに人気の山らしく、蓬莱山にはロープウェイも通っていて休日にはいろんな人がこの山に入ってくるそうです。
 今回の縦走は、南の端の権現山から奥比良北端の蛇谷ヶ峰まで行くことにしました。復路はバスを利用しました。
 まずは、にバイクを置いて、花折林道に入って権現山を目指します。林道には車で入ることは出来ません。それに、平には駐車場らしきものもないので、車で来た場合駐車する場所を探さなければなりません。
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 林道を進んでいくと「権現山へ」という看板があり、そこから谷を登っていくようになります。谷ですが水はなく、少しひんやりとした空気の中を登っていくことになります。
 アラキ峠からは尾根上の道になるので少し開放的になります。このまま権現山まで植林帯の道をひたすら登ることになります。
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 権現山山頂に近づくと低木や草が多くなり、展望が開けてきます。
 権現山山頂はかなり展望が良く、特に東側の琵琶湖の眺めは最高です。1000mにも満たない山なのに、どうしてこんなに低木や草ばかりになるんだろうか?冬に雪が多く積もるから?
 
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 権現山から蓬莱山までの縦走路は、まさにスカイライン!展望が良い場所がかなり多く、歩いていて全く飽きが来ません。
 蓬莱山を見ながら、アップダウンを繰り返しながら蓬莱山を目指します。
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 権現山から蓬莱山までにある小さなピークのホッケ山からの眺めも良く、ほとんど360度見渡すことが出来ます。今日が晴れて本当に良かった…。
 上写真左下、蓬莱山近くの山肌にまばらに植林木があって面白い。植林木以外は緑の葉は無いのに、植林木だけが青々としていて違和感ありすぎですww
 この日は祝日だったので、蓬莱山近くに来るとハイカーが多くなってきました。みんな寒そうな格好をしていましたが、自分は運動していたので薄着で、少し場違いな感じ。
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 南比良の盟主、300名山の蓬莱山山頂(1174.2m)はかなりなだらかで、リフトなどの施設があったり人が多かったりして賑やかな場所です。山頂は少し風が吹いていたので寒かったですが、リフトの陰などに隠れれば風を防ぐことが出来ます。
 山頂からの景色は申し分なし。武奈が岳や琵琶湖や権現山方面を美しく望むことが出来ます。
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 蓬莱山山頂からはスキー場を下っていきます。少々傾斜がきつく、なぜか鹿の糞と思しきものが大量に転がっています。御在所岳でも見ましたが、どうして?
 ロープウェイ駅は人が多そうだったので、いったん汁谷まで降りてから峠に行き、縦走路をたどっていくことにしました。が、汁谷へ降りる道にはわかりやすい道標がありません。少し不安になりました。ちなみに汁谷までの道は舗装路です。
 汁谷を通って木戸峠に行き、北を目指します。縦走路は展望はほとんど無く、同じような植生の道をひたすら歩いてくことになるので、少々面白みに欠けます。
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 比良岳南の登山道沿いに小さな沢があり、水場として利用できるようです。
 比良岳山頂は特に何もありません。その次のピークの烏谷山からは少し蓬莱山方面を望むことが出来ます。
 アップダウンを繰り返しながら、ひたすら北へ歩いていきます。木戸峠から金糞峠辺りまではヤブが少なく、テントを張ろうと思えば張れるような場所もいくつかあったと思います。まあ、そのくらいやせていない稜線が伸びているということでしょうか。
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 低木の多い場所もあったりしますが、そういうところは紅葉が美しかったりして少し楽しいです。
 金糞峠は主要コースの十字路で、休憩していると結構人通りが多かったです。金糞峠西側にテントを張れるような場所があるらしいのですが、ここまで来たら八雲ヶ原まで行ってやろうと思い、そのまま北を目指しました。
 北比良峠は廃止となった武奈が岳ロープウェイの跡なのかな?かなり広くて展望も良く、看板も整備されていました。
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 今日のテン場は八雲ヶ原の八雲ヒュッテ跡にしました。なのでそこを目指します。道中にある標識には「八雲ヒュッテへ」という文字が消されていますが、普通に武奈が岳山頂方面を目指していれば多分大丈夫でしょう。
 八雲ヶ原は高層湿原らしく、木道や池沼があります。花崗岩っぽい土壌なのに、高層湿原なんてあるんですね。こういう土壌での高層湿原を見るのは初めてです。
IMGP2051.jpg 八雲ヒュッテ跡は、地図によるとコヤマノ岳への道より少し手前にあるようですが、痕跡がほとんど無くてよくわかりませんでした。注意深く歩いていると、なんとかテントサイトらしき痕跡を見つけることが出来るほどでした。
 この日は八雲ヒュッテ跡でキャンプです。人は全くおらず、独占状態。水場やトイレは無いので、ただの平坦なだけの場所ですが、東西に山があるので風を少ししのげます。
 眠っていると雨の音が聞こえましたが、その後にテントから出てみると満天の星空!よくわからない天気でした。
今日の行動時間は6時間35分。
登り約1200m、下り約750mでした。

二日目

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Posted by YU