2009年立山・薬師岳縦走 1,2日目 室堂~五色が原

2020年5月14日

 2009年9月16日から20日にかけて、北アルプスの立山から薬師岳までの縦走記録です。
 予定では穂高まで行くつもりでしたが…。
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3,4日目 五色が原~薬師峠
5日目 薬師峠~折立


1日目
立山 電車で名古屋から富山まで行って、そこから地方鉄道で立山へ。北アルプスは人気があるので交通機関が整備されていいですね。料金は、まあそれなりにかかりますが山に行ってからは金なんてほとんど使わないので結果的には少しの金で長い間楽しめます。でも、もう少し早い時期に一行っていれば青春18切符が使えたのに…
 立山駅からは美女平までロープウェイがあり、一気に高原にたどりつけます。もうそこからは山の上にいる感じがしてきます。山の間から日本海が見えるほどです。
 
立山全景 美女平から室堂までの道には弥陀ヶ原の上を高原バスが走っており、カーブの多い道を登っていくことでさらに標高を稼ぐことが出来ます。途中称名滝の見える滝見台があり、そこから離れていますが落差日本一の称名滝の全景を見ることが出来ます。
 室堂バスターミナルは観光客の集まる屈指の観光スポットと言ってもいいです。お土産や食事などのいろんなことが出来ます。バスターミナルから出ると、雄大で美しい立山連峰が迎えてくれます。
ミクリガ池 バスターミナル前は最も人が多く、ツアー客やトレッキング客が立山を背景に写真を撮ろうと集まっています。そんな中をすり抜けながら、でかい荷物を背負って今日のキャンプ場、雷鳥沢キャンプ場を目指します。
 整備されている道が多く、手すりの付いた階段や岩が敷き詰められた道を歩いていきます。途中にはミクリガ池という色が濃い池を見ながら、あちこちに立てられた標識を頼りにキャンプ場を目指します。
立山地獄谷 キャンプ場へはガスの吹き出る地獄谷を通っていくことになりますが、この立山の地獄谷は北海道の登別の地獄谷よりもガスが濃く、硫黄臭で息がしにくいほどです。私のときはガスの注意報が出ていましたが、もっとガスが濃くなると警報が出るそうです。もしそうなったら通行禁止になるかもしれません。
 地獄谷を抜けるとすぐに雷鳥沢キャンプ場です。キャンプ場は広いですが連休前にもかかわらずそれなりに人がいました。清潔なトイレと生水の水場あり。生水といってもそのまま飲んでも大丈夫だと思います。サイトはほとんど平らで、ところどころに岩もあるのでペグを引っ掛けておくことも可能。料金は500円。
 晩飯は家から持ってきた賞味期限が切れそうな卵と玉葱で作った、親無し親子丼もしくはカツ無しカツ丼。卵はコッヘルに入れていたのですが、一つは完璧に破裂、一つはヒビと液漏れ、一つは無傷でした。やっぱり卵を持ってくる場合は専用のものを持ってきたほうが良かった。
2日目
五色ヶ原 朝起きるとものすごく寒かったです。白い息なんて普通にでますし、北海道ツーリングで着ていた服と同じ枚数着てやっと震えが止まるほどです。キャンプ場は山の西側ですので朝日も遮られて気温が上がるのが大変遅いです。
 テントを片付け糞重いザックを背負って出発です。ちなみに高原バスに乗った時に荷物の重さを量ると、25kgでした…。水を入れると28kgです。人生で持った荷物の中で一番重いです。後々これが失敗だったと気づくわけで…。
 
朝焼けの立山 今日の山行予定は、大走りコースから登り始めて立山最高峰の大汝山と雄山を通り、五色ヶ原まで稜線上を通っていきます。
 大走りコースはちゃんとした道があるのでそれに沿っていきましょう。私は少し迷って歩きにくいガレ沢を通ってしまい、無駄な体力を使ってしまいました…。尾根の麓(?)からは傾度も大きくなりますが、ジグザグの道があるのでゆっくり登っていけば順調に登ることが出来ます。高度を稼ぐにつれて背後にある室堂や雷鳥沢キャンプ場を俯瞰することが出来てきます。
霜立つ朝 大走りコースを登っている途中、これまでの人生の中でも見たことが無いような霜を見ました。実家にいたころの真冬でも、霜なんて土に薄く広がっているぐらいだったんですが、9月中旬のこのときでも霜を見ました。それだけでも驚きなのに、さらに驚きなのが霜の長さが2,3cm程もあったこと。
 本当にすごいですよ。土が浮き上がっているな~と思っていたら霜が立って土を持ち上げているし、その上を歩くとバリバリ音がしますからね。かなり面白かった反面、昨日の夜は一体何度まで下がったんだ…と思って北アルプスの恐ろしさを実感しました。
奥大日岳? 登っていると200名山の奥大日岳が目線の高さほどになってきます。実際奥大日岳の標高は2600mちょいですから、立山の最高峰とは400mも違うわけです。200名山とは言っても立山と比べれば標高は全く違うんですね~。
 稜線に乗れば、日の光が一気に差し込んできて体感気温も上がります。もちろん稜線上には霜なんて一切ありませんでした。しかし東側斜面にも少し雪渓が残っているところがありました。この辺りからは人も増えてきてすれ違いも多くなってきます。
 
室堂を俯瞰 稜線に乗ってからは、まず富士の折立という見るからに険しそうな山がありますが直に登っていくことは無く迂回ルートがあります。もしあったらこの時点で足痛めそう…
 富士の折立からは歩きやすく、室堂の全景を眺められるほど視界も開けています。稜線歩きの醍醐味をそのまま味わうことが出来ます。
 大汝山に近づくと、大汝山休憩所があります。ここまで来るともう後ほんの少しなので、いったんここで荷物を置いてから頂上に行くのもいいでしょう。私は頂上への分岐辺りに邪魔にならないようにザックを置きましたが。
立山最高峰 立山最高峰、大汝山(3015m)にたどり着くと全方位の視界が開けます。遠くの槍ヶ岳だろうが、剣岳だろうが、日本海だろうが、全て見渡せることが出来ます。ここまで見渡すことが出来たのはひとえにここまで天気が良かったからです。秋に入ると秋雨前線もやってくるので、今回の山行はあまり天気に期待していなかったのですが、ここまで晴れてくれて超ラッキーでした。
 立山エリア自体には人がかなりいましたし、トレッキングしている人も多かったのですが頂上はほとんど人がいませんでした。まだ朝早かったからかな?
これから向かう先 大汝山からは今回の山行予定のコースをほぼ全て見渡すことが出来ます。ちなみに標高高くて有名な山は大抵岩か砂利が頂上にあって緑がないので一目でわかります。
 大汝山から少し歩くと雄山に着きます。これから先は岩と石に覆われた道を急降していきますから、足に負担がかかってきます。この雄山から一の越えには人がかなり多く、みんなぜーはーぜーはー言いながら必死に登っていました。自分も必死に下っていましたが。
 一の越えから五色ヶ原までの道から一気に人が少なくなり、遂に本格的な縦走が始まる予感がしてきます。まず富山大学研究所まで登ってから少し休憩。
五色ヶ原が見える 研究所から五色ヶ原はよく見えますが、全く近いように思えないので少しげんなり。でもまあ実際歩いてみたら近かったということもよくある。
 鬼岳、獅子岳辺りは普通の少しごつごつした登りや下りです。人も少ないのでかなり冒険している感じがします。獅子岳からザラ峠まで降りるときはかなりガスってきて視界が悪くなり寒くなってきました。しかし少し歩くと五色ヶ原キャンプ場と山荘の分岐点にやってきます。ガイドブックにはキャンプ場に水場があると書いていましたが、分岐点に「キャンプ場に水場無し。山荘でもらってください」という看板がありました。もうこのときはかなり疲労がたまっていたので、まずキャンプ場にザックをおいてからもらいにいくことに決定。五色ヶ原では木道の上を歩くことになります。
 キャンプ場に着いて、少し休憩してから財布とポリタンクを持って山荘に歩いていきます。10分以上かかるので水をもらいにいくのは1回で済ませましょう。山荘で水をもらうときにキャンプ場の受付をしました。料金は500円。キャンプ場に戻ってテントを建てて、就寝。この日はかなり疲れたので爆睡しました。やっぱり荷物重すぎたなあ…。一の越からの時間がガイドブックに載っている時間の1,5倍ほどかかってしまったしね…
3,4日目
5日目&総括

剱・立山北アルプス 2009年版 (山と高原地図 36) 剱・立山北アルプス 2009年版 (山と高原地図 36)
(2009/01)
不明

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Posted by YU