2023年南アルプス南部縦走~三伏峠から光岳、畑薙湖へ

南アルプス南部縦走、15年前の雪辱を果たす / YK1989さんの茶臼岳(長野県・静岡県)兎岳(長野県飯田市南信濃木沢)南岳(長野県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ

移動日含めて、2023年7月15日から22日まで、山中5泊6日で南アルプス南部を縦走しました。

去年の夏は北アルプス行ったので、じゃあ今年は南アルプスで、ってことで。

アプローチについて

仕事はほんの少し用事がありましたが、それをキャンセルして有給休暇使って9連休とってやったのさ!
なので時間的に余裕ありで、移動にもたっぷり時間使ってアプローチ。

行きは、大阪駅から豊橋駅まで行って普通列車で飯田線通って伊那大島駅へ。
飯田線ではシカを曳いたりでトラブルありましたが、無事終電でたどり着けました。
タクシーで行くことも頭をよぎったよ…

伊那大島駅近くに公園があるので、そこのベンチで夜を過ごし、朝6時の伊那バスで三伏峠登山口の鳥倉へ。
鳥倉は3連休の中日だったからか、物凄い車の台数で、バスが通れなくなりそうなくらいの路駐の台数。
せめてバスが通れるくらいの範囲残しとけ👿

 

帰りは、7月15日から8月末まで運行のしずてつジャストライン畑薙線で、畑薙湖から静岡駅へ。
静岡駅からは夜行バスで大阪駅へ。
夜行バス出発まで時間があったので、東静岡駅近くの温泉、『柚木の郷』で入浴。休憩場で読書し放題で暇つぶしが捗ったよ!
良いところだ……

 

計画について

基本的に、1日でYAMAPのコースタイムで7~8時間になるよう調整。
YAMAPのコースタイムは山と高原地図に比べると短めのようで、自分の場合はテン泊縦走装備+休憩込み
でYAMAPと同等。
YAMAPは実際の歩行時間から計算しているようで、一部の人が早すぎるからタイムも短めに出るんよ!

南アルプスは北アルプスに比べるとアプローチに時間がかかるので、入山したら一気にピークハントしていきたい。
というわけで比較的アプローチしやすい三伏峠から、南アルプス深南部入り口の光岳まで縦走することにしたのです。
北部はまた、来年か再来年くらいかな?

三伏峠から入るか畑薙湖から入るかは悩みましたが、2パターンで計算したら三伏峠から入る方がコースタイム的にちょうどよかったので、南下していくパターンにしました。
それでも一度は無人の避難小屋(兎岳)に泊まることにはなりましたけどね……。

 

食料は↑こんな感じで。
米10合、棒ラーメン4食、予備食としてアルファ米2食を主食。
行動食は、フルグラ+ドライフルーツ+ナッツのミックス。学生のエサ

主なおかずは乾燥食品なのですが、ほぼ毎食高野豆腐、煮干し、人参、切り干し大根は、ちょっと飽きたよ🌚
やはりもうちょいメニュー考えるか……
栄養と重量的には良いんだけどさあ。

水は、行動中は2L所持。
南アルプスは北アルプスと違って、宿泊地は水場があることがほとんど。
水の補給でお金を取られることも少ないので、ガンガン飲んでました。
それでも真夏の日光は水分を多く奪ってたので、行動中のお小水は少なかったですわ。

歩行中について

ほとんど晴れ。
実は2008年にも南アルプス縦走しましたが、その時はずっと雨orガス。
「いつかもう一度来て、晴れた南アルプスを歩いてみたい」と思っておりましたが、ようやくその雪辱を晴らすことが出来ました。

このブログで最も古い山行記録が以下となりますが、これの2,3か月前に行ってたんですよね。
その時はパーティーで、以来、単独行。

 

基本的に真夏は暑すぎて低山は登らないので、身体がなまりがち。
縦走前は職場の平地を歩くだけでもしんどくなるレベルくらいで不安もありましたが、いざ歩き始めると、逆に元気になっていった気がします。
憂鬱で、集中できず、フラフラと歩いていたけど、歩いていると余計なことを考えなくもなるのでしっかりとした足取りで歩けました。
これが、歩行禅か!?
山歩きが宗教的行事になる理由もよく分かる。

気温はやはり低くて、下界では最高気温36℃とかになってますが、テント内最低気温は約7℃。
夏用ダウンシュラフで大丈夫でしたが、朝方はちょっと寒くて起きてしまうくらいでしたね~。
また、稜線上は風が強いことも多く、ガス+風の時はカッパ着て歩くとちょうどいいくらい。

 

行程の最終目的地、光岳、光石へ。
ここが南アルプス核心部の最南端、ここからは深南部だ。

しばし休んで、今回の山行とかつて住んでいた街、名古屋に思いを馳せる。
あの頃は奥三河の山に登って、雪を被った南アルプスを見て「いつかは……」と願っていた。
そして今、その地に立って見返しながら、「あの頃は……」と思い出していた。

 

2023年の縦走、悔いの無い登山でございました。

歩いている時にいっぱい見た、ハクサンシャクナゲの花で締めさせていただきます。

登山

Posted by YU