elements~漆黒の中の紅き闇~ 感想
雑記
名古屋暑すぎだろ。
どうして沖縄よりも最高気温高くなるんだよ!
名古屋はクソ暑いから、将来は気温の低い高原か北海道に住みたい!と思うようになったよ。
elements~漆黒の中の紅き闇~
私がプレイするフリーゲームの中では少しマイナーな(失礼)フリーゲームの感想を書いていきます。
確か、このゲームをプレイするきっかけは「戦闘が横視点のフリゲをやりたい」という簡単なものだったと思います。このゲームはRPGツクール2003で作られており、ツクール系としてかなり王道なゲームだったと思います。ツクール製に嫌気がさしているフリゲプレイヤーも少なからずいますが、私はツクール2003のゲーム自体をすることがほとんどなかったので、オーソドックスな戦闘のようですが新鮮さを感じましたよ。
グラフィック面は、フィールドのパーツはツクール製ですが、一枚絵はオリジナルです。一枚絵の絵柄は、個人的にかなりお気に入り。何か、こう、下心とか悪意とかが感じられない、わかりやすくてかつ好感の持てる感じがあって良いです。
このゲームの中には町が一つとダンジョンが三つしかなく、一日でプレイし終われる長さになっています。冒頭にある二国の戦争のことが語られており、「最終的には大規模な戦争のようなイベントがあるのか!?」と勝手に推測しましたが、実際は別にそのようなイベントはなく、戦争は「過ぎ去ったもの」として、それからの時代のことがこのゲームの舞台となっています。
RPGではよく「主人公達が世界の命運を握る」ということになりますが、このゲームはそうではなく、ある世界の一つの「物語」が描かれているだけのようです。最初エンディングを見たときは、「え?これで終わり?続編があるの?」などと考えていましたが、よくよく考えてみると、やっぱりこの物語はラストシーンで正真正銘の「終わり」なんじゃないかと思います。色々伏線が出てきていますが、それらは全部ちゃんと(はっきりとではないですが)回収されていますし、エピローグでは登場人物のその先も説明されているし。
村人の一人が、「何でRPGっていつもいつも世界を救うことになるんだろうな」というようなセリフを言いますが、それは製作者のただの戯言ではなく、「このゲームはそのようなお決まりごとを回避して、小さな舞台で一つの物語を描ききろう」という製作者のポリシーを言い表しているんじゃないかと、私は思います。
上記が巨視的に見たストーリーの感想ですが、微視的にストーリーを見ると、まあ、可もなく不可もなくな出来。まとまりのよさが良かったですかね!
タイトルの「エレメンツ」とは、作中では人工的に魔法を使えるようにする装置のようなものでしたが、今作は少々短いせいもあってか、その設定を活かしきれてないような気がしましたので、製作中の新作「エレメンツ」のほうに期待したいです。
そうそう、製作者さんのページでWEB雑誌のがまぐ!というゲーム製作について書かれた雑誌が紹介されているのですが、なかなか論理的で面白いです。
RPGツクール2003ハンドブック (2003/03) PCエンタテイメント書籍編集部 |