ロリコンフェニックス新食感 感想&総括

雑記
 GWは何しようか…
 人がいっぱいいる場所は行きたくないけど、そうしなければやることないしな…

ロリコンフェニックス 新食感 (角川コミックス ドラゴンJr. 103-4) ロリコンフェニックス 新食感 (角川コミックス ドラゴンJr. 103-4)
(2009/02/09)
松林 悟

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新食感
img055_20120225161442.jpg 3巻から引き続いて「新食感」が登場。…新食感!?あとがき見ると、「BL」では誤解されてしまうからだそうですね。でも…新食感て!
 BL団が主役ですが、フェニックスや未亜ちゃんも普通に登場します。登場比率が今までとは逆になったというような感じですね。BL団の補佐(アルバイト)であるアオイちゃんについての描写も多く、彼女の生活など謎な部分を描いてくれています。まあ、基本的にセクハラされるのですが…。
 フェニックスよりヘンタイと思われるBL団が主役なのでセクハラも磨きがかかっており、何かもう、人として現実として整合性が感じられないレベルw。やばい、読んでいたら自分の中から「常識」が無くなって行きそうだ…。特に、12歳以下の褐色少女しかいない「ロリコン島」に行く話なんて、頭がどうかしてるぜ!
 アオイちゃんは11歳ですが両親がおらず、小さめの一軒家で弟と一緒に暮らしている苦労人。BL団の元で生活費を稼いでいますが、弟には出来る限り貧乏を押し付けないようにしている…という、姉としてはかなり真面目な少女。クッ、ええ話や…。
 ラストはBL団の存続危機の話。アオイちゃんは最初はどんなにセクハラされたり苦労したりしても、「生活のため」として我慢していましたが、最終話では金以外の理由で総帥についていこうとしているようでしたね。いいね、この雰囲気、なかなか感慨深いものがありましたよ。ちなみにカバー裏には登場キャラたちの5年後の姿が少し描かれていますが、みんなほぼ変わんねえww
 
総括
 ロリコンフェニックス1~3巻と新食感についての総括を書いていきますよ。
 まずはからですが、まず言いたいのはこの漫画の絵柄からヘタウマさをかなり感じたというわけですよ。デッサンとか何やらが絵の基本となっており、それらが上手いほど魅力があると思われるのですが、そういう魅力以外にも他の魅力はあるんだということがこの漫画からわかりましたね。いや、ヘタというわけではないんですよ、でもヘタウマを感じ、妙にキャラがエロかったり立っていたりしたことを強く感じたのですよ。言うなれば、「味」?
 後、テンポもかなりこの漫画の魅力となっていましたね。松林悟さんのホームページに行ってみると、好きな漫画家が「古賀亮一」と「田丸浩史」でした。な…なるほど、こりゃ確かにこのくらいのテンポ出るわ。このカオスな勢いは作者の天然要素なのだろうか、それとも他の漫画家から伝染したものなのだろうか?
 そして最後に、ヘンタイですが、まさにこれこそがロリコンフェニックスの醍醐味と言うべきものですね。このくらい高濃度のヘンタイ成分のある作品はそうそう無いですよ。まさに特異、個性であると。ヘンタイというのはエロとイコールではないのです。普通の人間とは異なった嗜好、行動を指すのであって、それが必ずしも他人に危害を加えるとは限らないのです。…まあ、この漫画のヘンタイさは少女たちに迷惑かけていたりしていますが、一線を越えようとはしないからまだ許されるというか、生温い顔で何とか許容できるものじゃないかなと思うわけですよ。ヘンタイだけど平和、そういう雰囲気がこの漫画に存在し、だからこそ読んでいて不快とは思わないで、楽しく馬鹿らしいことを味わうことが出来たのではないでしょうか。

漫画

Posted by YU