2016年北関東旅行 5日目 八溝山

 八溝山は福島県と茨城県の県境にある300名山の一つで、茨城県最高峰の山でもあります。
 標高は1000mくらいですが、古来から信仰の対象の山で、中腹に日輪寺、山頂に八溝神社があります。
 一応山頂まで車道が通じており、晴れた日には気軽に展望を楽しめることが出来ますが、流石にそれは登山として面白くないので、登山道が整備されている南側中腹から登ることにしました。
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5日目 八溝山
P5030170.jpg八溝山
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 登山口は山頂に向かうまでの車道脇にあり、駐車場も少しだけあります。
 車道は急傾斜ですが舗装されているので、バイクでも難なく通ることが出来ます。
 この日はかなりガスっていて、木々の葉から雫がたれ落ちてさながら雨のようでした。
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 山頂まで車道が通じている割には、登山道は綺麗に整備されています。
 特に迷うところも危険なところも無いので、清浄な空気を吸いながら気持ちよく登っていくことが出来ます。
 途中、沢にはわさび田のような場所もありました。
 八溝山は湧水で有名なようなので、豊富で綺麗な水を使って栽培していたのでしょうか。
 寺社の領域だからか、やはり杉が多いですね。
 一応太陽はしっかり昇っている時間なのに、ガスと杉林のおかげでかなり薄暗いです。
 少し登っていくと日輪寺に到着。
 一応御朱印もらったりすることは出来るようですが、このときはまだ時間が早かったので開いていませんでした。
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 日輪寺を超えて尾根上の道に差し掛かると、笹と広葉樹の森林になります。
 途中、銀性水という場所がありましたが、枯れていました…。
 緩やかな道を登っていくと、八溝神社に到着です。
 車もいくらか停まっておりますが、霧が濃いのでみんな車内で待機していました。
 神社には社務所は無く、本殿とお城のような展望台があるのみです。
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 本殿の後ろには八溝山頂(1022m)があります。
 まあ、地味な山頂でしょうか。霧が濃いってのもあるけど。
 ちょっと寒いのであまり休憩せずに下山開始。
 下山道は谷沿いの道を選び、八溝の湧水群を堪能することにしました。
 龍毛水、鉄水、金性水などがあり、どれも冷たい水が湧き出ています。
 中になんか鎖のようなものがあり、「ここには鎖でも奉納する文化があるのか?」と疑問に思って触ってみると、ブニブニしていました。
 あっこれ、蛙の卵やんけ!うへぇ、生みすぎぃ!
登り:1時間、下り:35分
累積標高差:約260m

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 この後は全国一宮に選定されている神社を巡りながら、さらに東北を目指すことにしました。
 まず最初にやってきたのは、八槻都々古別神社です。
 「都ヶ古別」だなんて初めて聞いた言葉です。
 八幡とか稲荷とか熊野とかそういうのは色々聞きますが、こんな言葉は初めてだ…
 やはり雰囲気は静謐なものがあり、近くに国道が通っていますが境内に入ると雰囲気が異なります。
 趣のある社務所で御朱印をもらって、参拝終了。
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 次は近くにある馬場都々古別神社です。
 ここも同様に雰囲気のある境内で、新緑の時期なので周辺にある野草がなかなか美しく見えました。
 地元民になったら、こういうところで日がな一日ぼーっとしたいものだ。
 なお、ここでは境内の外で御朱印をもらうようです。
 まあ鳥居のすぐ傍なので特に移動する必要も無いのですが。
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 最後に石都々古和気神社に行きました。
 どの神社も陸奥国の一宮であるようですが、関係性はいまいちピンと来ません。
 福島県石川町役場のすぐ傍にあります。
 このときは拝殿すぐ横の駐車場辺りで工事をしていたので、役場の駐車場にバイクを停めて参拝しました。
 役場からだと結構階段を登ります。
 昼前になると日照りでかなり気温が上がり、身体がなかなかついていけませんでした…。
 拝殿で拝んだ後、道路脇にある社務所で御朱印をもらって参拝完了。
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 6日目には福島第一原発近くまで行くつもりです。
 この日は隣村である川内村で一日を過ごすことにしました。
 川内村中心部にはかわうちの湯という立ち寄り湯があります。
 料金は700円ですが、内部はかなり綺麗で無料休憩所も広いです。
 浴室も露天風呂等が揃っており、大変満足のいくものとなっています。
 原発の事故(事件?)時にはお客さんの数もかなり減ったようですが、今は結構多いです。
 でも、どの車も福島県内ナンバーばかり。
 やはりこの辺りで宿泊しようとする県外民は少ないのか、否か。
6日目 富岡町に…。

旅行記

Posted by YU