2016年北関東旅行 1,2日目 荒船山、富岡製糸場
2016年北関東旅行
2016年のゴールデンウィークはうまくやれば10連休に出来るのですが、仕事を早めにやっておいたので有休取って10連休にしてやりました!
というわけで、人生で1回も行ったことのない群馬・栃木・福島で登山と観光をしてみることにしました。
一応目的としては、あれから5年も経った福島第一原発の様子を見に行く、ということにしました。
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1日目 移動日
この日は移動日です。
天気の良いゴールデンウィーク初日なだけあって、やはり大阪・京都辺りは少し渋滞しました。
中央道を通って軽井沢方面に向かい、長野県と群馬県の境にある荒船山の近くまで行きました。
ゴールデンウィークはただでさえ1日の気温差が激しいのに、今回は標高も大きく上下したので、服の調整が大変でした。
こういうときバイクは不便だね。カッコいいけど。
この日は「荒船の湯」に入りました。
料金は600円、基本的な構造ですが気温が低めなので露天風呂が気持ちがいいです。
暑くなったら出て、寒くなったら風呂に入って、あぁ^~極楽。
2日目 荒船山・富岡製糸場
荒船山は群馬県と長野県の境界にある200名山の一つで、航空母艦を思わせる切り立った山体が最大の特徴となっています。
登山道は四方にあってどこからでも登れそうに見えますし、当初はガイドブックに従って北側内山峠からのコースで登ろうとしましたが、生憎通行止めとなっていました。
ここは看板に従って、山頂西側の荒船不動からのコースを用いて登ることにしました。
まあコースタイムを見る限り、荒船不動からのコースが最も楽に登れるようなので、あまりがっかりせずにコース変更をしました。
荒船不動にはいくらか駐車場があります。
ツツジっぽい花が綺麗です。
ただ、少し標高があるせいか、5月になっても他の樹木はほとんど葉が開いていませんでした。
登山道は綺麗で、整備されています。
道迷いの心配は無いでしょう。
沢を渡ってしばらく谷沿いを登っていきます。
谷沿いなので結構水はあります。一応山頂付近にも水はありますが。
気温が低いせいか、ペースをいくらか早めても汗はかきませんでした。
このくらいの涼しい気温が最高ですね。ちょっと新緑が足りないのが物足りないですが。
淡々と登っていくと稜線上に到着します。
霜柱が多くて、歩いているとその感触が面白いです。
稜線から南下し、少しだけ登ると荒船山最高峰の行塚山(1423m)に到着です。
木々に阻まれてあまり展望は開けませんが、隙間から秩父の山々などを望むことが出来ます。
行塚山から荒船山のシンボルとも言えるトモ岩を目指します。
トモ岩まで頂稜はこれが本当に自然が作り出した地形なのか、と思えるほど平坦で美しく、各段に歩きやすい場所となっています。
もうこれは天然のキャンプ場ですね。ここで泊まりたい!
遊歩道を歩いているかのような気持ちの良い散歩を続けていると、トモ岩避難小屋に到着です。
もう少し遅く到着していたら、大勢の登山客がこの辺りで休憩することになっていたでしょうな。
トモ岩展望台では切れ落ちた岩壁のすぐ間際まで行くことが出来ます。
案外近づいてみたらそんなに傾斜が無いんだろうよ、と思って近づいてみたら本当に切れ落ちていた!
高所恐怖症の人は大変恐れることになるでしょう。
圧倒的高度感、でも景色が良いので最高!
下山はそのまま登ってきた道を辿ります。
途中、大勢の登山客とすれ違いました。
駐車場に戻ると路肩にも車が多く止まっており、すれ違うのも難儀するほど。
やっぱりゴールデンウィークってすげえ。
登り(登山口~山頂):50分、下り(山頂~トモ岩~登山口):1時間45分
累積標高差:約530m
さてさて、せっかく関東入りしたので観光も可能な限りしていきますよ。
最初にやってきたのは、上野国一宮である貫前神社です。
最近は全国一宮御朱印集めをしておりまして、旅行時には御朱印帳を持参しています。
神社の由来とかはあまりわかりませんが、建築様式には少し興味があります。
やはり一宮は綺麗に作られてますな。
しかし鳥居をくぐって石段を降りて参拝する、ってのはなかなか珍しい。
境内には藤太杉などのような巨木が林立しています。
社務所で無事に御朱印もらえました。
お次は世界遺産に登録された富岡製糸場に行きました。
ゴールデンウィークの世界遺産だなんて、人ゴミ嫌いの自分にとっては自殺行為じゃないの?と思ったこともありましたが、案外ゴールデンウィーク初日とかは空いてるっぽいよ、というネットの情報を鵜呑みにして観光することにしたのです。
…いや、ただ単純に行きたかっただけなんだけどね、
やはり世界遺産に登録されているだけあって、かなりの人気です。
駐車場は満車の場所が多かったですが、流石バイク、駐輪場に停めれば何の問題も無いぜ!
人気がかなりあるからか、富岡製糸場の前は門前街のようになっており、お土産屋や食事処が膨大にあります。
入場料金は一人1000円。
中にはパネルなどを用いて富岡製糸場のことについての説明がなされていますが、何分人が多いのでゆっくり読めない。
でも映像は座って見えました。
富岡製糸場は日本初の西洋建築を模して造られたもののようですね。でもところどころに木を使っており、和洋折衷な感じになっているようです。
やはり素人でも驚くのは、工場にある大量の機械でしょうか。
製糸には多くの工程があり、結構複雑な動作も機械で行えるようになっているようです。
ICなんて一切無いような時代に、よくぞこんな機械を作れたものだなあと感心いたします。
メインの工場の周りには、従業員の寮や診療所があります。
これらも純和風ではなくて、木造建築ながらもどこか洋風なところもあって面白いものとなっています。
現在は西置繭所の保存修理が行われておりますが、200円払えばその修理の様子を見学することが出来ます。
一応工事現場なのでヘルメットを装着する必要がありますが、危険はありませんでした。
敷地は広いので、上の写真のような場所でのんびり休憩することが出来ます。
山々と川の景色が素晴らしい。働いていた女工さんたちはどんな生活を送っていたのだろう。
というわけで富岡製糸場の観光を終わりますが、う~ん保存修理工事をしていたからなのかそうでないのか、もう少し何かがあれば面白かった気がしました。
何だろうなあ、実際の蚕とか女工さんの一日とか?江戸時代と明治時代の境を思わせる文化とか?
この日は榛名山の中腹でキャンプ。
3日目 榛名山へ。