2010年東北旅行 14日目 黒崎~サンファンパーク

2010年の8月13日から29日までの17日間、東北旅行をしました。
この日は岩手の黒崎から、宮城のサンファンパークへ。
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16,17日目帰宅&総括
14日目
今日は一日中海沿いを観光。
黒崎を出発して、まずは広田崎に来ました。広田崎の突端からは10万羽のウミネコの繁殖地である椿島を見ることができますが、このときはウミネコの姿を見ることはできませんでした。
次は白砂青松100選と渚100選に選ばれた高田松原に行きました。松原は高田市の防波堤のような場所にあり、松原から内海を隔てて高田市を眺めることができます。
松原の中は遊歩道として整備され、松原を抜けるとどこまでも続く砂浜と広田湾を眺めることができます。
少し移動して、大理石海岸に行きました。かつてはここで大理石を掘り出していたようで、今でも大理石の岩肌を見ることができます。遊歩道もありますが、クモの巣がいっぱい張ってあったので、あまり人は来ないような場所っぽかったです。
次は唐桑半島の景勝地、巨釜に行きました。写真↑←は淡水が湧き出るらしい岩場を撮ったもので、かつては漁師達が喉を潤しにやってきた場所だそうです。
写真↑→は折石と言って、垂直に立つ美しい岩です。雷で折れたことがあるそうで、昔はもっと高い岩だったそうです。
巨釜という地形の名前の由来は写真↑←の台状の岩からきているようです。巨大な釜のような岩だからだそうですね。
すぐ近くの半造にも行きましたが、巨釜のほうが面白い岩が多かったかなと思います。
唐桑半島の突端の御崎にも行きました。岬を周遊できるように遊歩道が整備されています。まあ、リアス式海岸らしい海岸でした。
唐桑半島を脱して、岩井崎に来ました。岩井崎はちょっとした観光スポットらしく、屋台のような売店やホテルなどが建っていました。
岩井崎の最大の見所は潮吹岩だそうで、なんとかして潮を吹く様子をカメラに収めようとがんばってみました。そうすると微妙に角度の違う写真を撮ることができました。上の写真を交互に見ると立体的に見ることができます。お試しあれ。
岩井崎の近くに、白砂青松100選に選ばれた御伊勢浜があったのでついでに寄ってみました。写真↑←です。松よりも弧状の砂浜が美しい場所です。海水浴場として人気な場所らしく、有料駐車場や有料シャワーなどが砂浜沿いにいっぱいありました。
御伊勢浜からちょっとすすむと、また白砂青松100選に選ばれた砂浜があります。写真↑→の場所で、名前は小泉海岸といいます。ここも砂浜が美しい、海水浴に適した場所です。
次は村の境界線上に打ち上げられた鯨をどっちの村のものにしようかと争っていたところに、雷が落ちて鯨を真っ二つにしてしまい、仲良く鯨肉を折半したという伝説が残る神割崎に行きました。遊歩道を降りていくと真っ二つに割れた岩があります。この辺りから暑さにやられそうになってきました…。
次は石巻市の牡鹿半島の稜線にあるコバルトラインを走りました。完璧に舗装された道路というようなものではなかったので、それほどスピード出さずにワインディングを楽しみました。
途中にある展望台からは半島を一望でき、周りの漁船や町を見渡すことができます。
牡鹿半島突端からは南三陸随一の観光スポットらしい、金華山が見えます。金華山に行くには船で行かなければならないので、今回は行きませんでした。
鯨の町である鮎川に寄り、鯨の博物館であるホエールランドに行ってみました。ここではいろんな種類の鯨についての紹介や、鯨の生態、特徴などが展示されていました。特に印象的だったのは、鯨の胎児やいろいろな器官のホルマリン漬けです。かなりものすごいものです。鯨の赤ちゃんがホルマリンの中で眠っているように死んでいる姿を見ると、迫力あるとか気持ち悪いなどの感情を超越したような感情が湧いてきて不思議な感じでした。
この日の最後には、伊達正宗の命によりスペインまで行った支倉常長一行が乗った船が再現されて展示されているサンファンパークに行きました。支倉たちが乗った船はサンファンバウティスタと言われる船で、あの時代に太平洋を2往復もしたそうです。この船は外国製ではなく日本製の船だったらしく、西洋の技術を取り入れた、当時の日本としては最新鋭の船でもあったようですね。以前、小説「伊達政宗」を読んだので、支倉たちがヨーロッパまで行ったのは知っていたので、興味を持って見物することができました。
復元されたサンファンバウティスタは実際に水の上に浮いており、中には入って当時の船上生活の一部を垣間見ることができます。中は少し狭いのですが、この中に200人程度(多分)も乗って太平洋を横断したというのですから、今考えるとものすごいことでしょうね。
この日は仙台港の近くの公園で野宿しました。明日はついに太平洋フェリーに乗って帰るのか~と思っていたのですが…。
15日目 松島に。
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街道をゆく〈26〉嵯峨散歩、仙台・石巻 (朝日文庫) (1990/06) 司馬 遼太郎 |