2014年島根県東部旅行 1日目 上蒜山
2014年のゴールデンウイークは、島根県東部を主に旅行しました!
いくつか山に登ったり観光したので、記録しておきます。
1日目は、200名山の一つ、上蒜山です!
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3日目 三瓶山
200名山である上蒜山は、岡山県と鳥取県の県境にあり、周辺には蒜山高原や100名山の大山が存在します。そのため、この山の周辺ではアウトドアスポーツを多く楽しめるようになっています。
一応「上蒜山」が200名山となっていますが、実際はこの蒜山山脈にある、上蒜山、中蒜山、下蒜山の3兄弟を一つとした「200名山」でしょうね。
というわけで、今回は蒜山3座を縦走することにしました。登山口と下山口を結ぶバスなどは無いので、私は知人に下山口から登山口へ送ってもらいました。タクシーを用いても良いでしょう。
下蒜山から上蒜山へ、つまり東から西へ縦走することにしました。
蒜山高原は大変広々としていて見晴らしがよく、蒜山3座を拝むことも容易となっています。
登山口である犬挟峠には、東屋とちょっとした駐車場があるだけで、特に大きな設備などはありません。舗装された綺麗な道を通って行くことが出来ます。
登山口からは主に尾根上の道を登っていきます。5月ですので、新緑が大変心地よく、淡くて輝くような黄緑色を見て楽しみ、新緑の清々しい匂いをかぎながら、楽しむ登っていけました。
下蒜山への道の5合目辺りを過ぎると、いきなり樹林帯から草地に変化します。一気に視界が開け、蒜山山脈や蒜山高原の壮大な風景が楽しめます。
でもこのとき、冷たい風が吹きすさんでいたので、ちょっと寒かったです…。日光も雲で遮られていたし。
草地の稜線は中々面白いものですね。周辺の地形が簡単にわかるし、見晴らしも良いし!
何でこんな植生になっているんだろう?火山系だから、土壌が貧弱だったり?
そんなこんなで楽しみながら登っていると、下蒜山(1101m)に到着!
確かに見晴らしは最高で、360度ぐるりと見渡せるのですが、風を遮るものが一切無くて、かなり寒い!
この風が無けりゃ中蒜山や上蒜山への山稜を見たりしてボーっと時間を過ごすのですが、今回はパスしました。
下蒜山から中蒜山へは、樹林帯や草地が入り混じるような不思議な植生です。
下蒜山と中蒜山のコル辺りに奇形ヒノキ林がありました。
そう言えばヒノキって、基本的に雪に弱かったよなー。冬の豪雪でこんなことになったのかしら?
中蒜山の山頂近くも草地です。コンクリート作りの避難小屋が見えると山頂はもうほんの少しです。
中蒜山(1122m)は何と言うか、山頂らしい山頂というか、とりあえず人も多くて広かったです。
上蒜山と中蒜山を結ぶルートとかなら、縦走ルートよりも簡単だから、みんなこういうルートで登っているのかな。まあ、下蒜山からずっと縦走している人たちも多かったけどね。
やはり豪雪地帯だからか、標高1000mちょっとでGWだというのに、山頂近くには雪が残っていました。
ぐじょぐじょのぐじゃぐじゃですので、靴が泥だらけです!アイゼンは必要ない程度でしたが。
上蒜山への道も草地が多いです。傍らには花が咲いており、心が洗われるようです。
もう花の季節か。暖かくなりましたね。
上蒜山(1202m)は蒜山三座の最高峰ですが、山頂はパッとしません。
上蒜山の三角点は最高地点にないし、最高地点は展望そんなに開けてないし…。三角点への道は踏み跡薄いし。
山頂から下っていきます。見晴らし良いのか悪いのかわからない微妙な道が多いですが、やはり新緑を楽しめるので気持ちいいです。
下っていくと8合目に槍が峰という場所がありますが、ここではかなり美しく大山を望めます!
いや、単にこの日のこの時間には雲が無くなって景色が鮮やかになってきたから美しく望めただけかもしれませんが、槍ヶ峰はまあ気持ちいい場所だと思います。
上の写真には大山の上方に笠雲がありましたが、次の日の夜まで天気は良かったです。
槍ヶ峰以降は下って下って下りまくります。
ひたすら下りですが、登山道はしっかりしているので危険な箇所は一切ありません。
麓近くになると杉林になります。やっぱ針葉樹林は広葉樹林よりも薄暗いですね。
麓の牧場に来ると、人の気配がしてきます。
周辺はリゾート地として開発されていますので、何だかのびやかで穏やかな雰囲気が漂っています。こういうの好きです!
下山口は蒜山スキー場です。この後知人の車に乗って登山口に車を取りに行き、蒜山で宿泊しました。
登山口(犬挟峠)から下山口(蒜山スキー場)まで:4時間45分(休憩時間除く)
累積標高差:1205m
でした!
2日目 美保関、出雲大社
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