2010年九州旅行 4~6日目 多良岳

 2010年3月6~20日にかけて行った、登山しながらの九州旅行についての記事です。
4~6日目はキャンプ場に泊まりながら有田や佐世保を観光、その後多良岳登って東へ移動しました。
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2010年九州 総括


四日目
武雄温泉 この日は天候が少し悪いので山には登らずに待機。でもテントの中でずっといるのは流石に暇なので、有田にある九州陶磁博物館と道の駅山内のバイキングと武雄温泉に行きました。
 九州陶磁博物館は、焼き物で有名な有田にある無料の焼き物博物館です。ここでは九州各地の焼き物や色んな年代の有田焼を見れるほか、焼き物の歴史なども見ることが出来ます。九州に来る前は焼き物なんてほとんど知らなかった私ですが、この博物館のおかげで大体のことがわかるようになりましたよ。
 道の駅山内のバイキングは、1200円ほどで山内地方の野菜などが食べ放題になっています。野菜だけのバイキングってどうなの?と思っていましたが、天ぷらやカレーなどもあってかなり腹が膨らみます。それに定番のものばかりだけではなく工夫を凝らしたメニューにはかなり感激しましたよ。
 武雄温泉はかなり歴史のある温泉で、入り口にある楼門の風格には驚かされます。湯は元湯や蓬莱湯に別れており、私が入った元湯にはさらにあつ湯とぬる湯に別れていました。露天風呂などは無かったですがシャンプーなどの洗剤はついてあります。あつ湯に入ったりぬる湯に入ったりして、身体を暖めることが出来ました。
 この日はこれだけ。温泉の後はテントに帰って本を読むなどして暇を潰しました。
五日目
竜門の清水九州のくせに超寒い
 この日はものすごく寒く、九州各地で大雪注意報が出るほどの天気でした。この日の予定は佐世保に行って観光するだけです。
 竜門キャンプ場から佐世保にバイクを走らせましたが、そのとき雪が降ってヘルメットに雪がふりかかって少し危ない。こんな時期にこれほど降るとは思わなかった…。
 佐世保に着くとまず海上自衛隊佐世保資料館に入りました。ここは入場無料の資料館で、海軍のことや太平洋戦争の詳しい戦歴などが展示されていました。兵器や兵士などの展示もありましたがそれほど多くなかったかも?むしろそれ以外のことがかなり詳しく紹介されていました。
 この後はご当地名物佐世保バーガーを食べました。腹が減っていたのでグリルチキンバーガーLサイズを食べました。一目見た感じはそれほど大きくないかな?と思いましたが食べてみると案外大きいです。
 寒すぎるのでさっさとキャンプ場に帰りました。キャンプ場で竜門の清水という名水100選の水を汲んでおきました。
六日目
多良岳 6日目にしてようやく二つ目の山、多良岳に登ることになりました。多良岳は佐賀県と長崎県の県境近くに位置する山で、山岳信仰の山としてこの辺りで有名な山となっているっぽいです。
 この山は脊振山と同じ300名山なので詳しいガイドブックはありませんが、長崎県のホームページで登山ガイドを閲覧することが出来ます。佐賀県側のルートは書いてありませんが、長崎県側のルートはかなり詳しく書かれているので大変便利です。
多良岳林道多良岳登山道
 私は長崎県側の黒木地区から金泉寺を通って多良岳山頂を目指すコースにしました。
 駐車場にバイクを置いて、林道のゲートを越えて歩いていきます。この日の前の日はものすごく寒くて、九州各地に雪が降ったので多良岳にも多くの雪が残っていました。そういえば竜門から多良岳麓まで行くときに佐賀県の平野部でものすごい霧が出たり、山の中の道を走るときに沢の上にある橋が凍っていたりしてかなり苦労しました。
 林道を歩いていって、八丁谷という場所辺りから登山道になります。傾斜は大体ゆるやかで、沢沿いを歩いたりトラバースしたりして標高を稼いで行きます。標高を上げるにつれて雪の量が増えていくのが少し面白いです。雪道の登山道歩くのなんてこれが人生初めてですからね。
多良岳山頂近く金泉寺小屋
 登りが終わってトラバース道になってくるとかなり雪が積もっていました。大体この辺りから簡易アイゼンをつけました。しかし日が昇ってくるにつれて気温も上がってきたので、樹に降り積もっている雪が溶けて雨のようでしたよ。
 トラバースが終わると金泉寺山小屋に着きます。ここは休日の前日のみ利用できるらしく、この日は閉まっていました。トイレや水があるので休憩することは出来ます。
金泉寺経ヶ岳
 金泉寺という名の通り、建物は金色に見えて綺麗です。最近改築されたんだろうか?というほど新しいようにも思える。
 金泉寺からさらに登り、石段を登っていきます。さらに岩のごつごつした道も登っていくと多良岳山頂(996m)です。標高は1000m足らずで近くの経ヶ岳よりも低いですが、立派な300名山です。
多良岳山頂多良岳山頂景色
 山頂からは険しい経ヶ岳や有明海を垣間見ることが出来ます。風はあまり強くなかったので山頂でゆっくり休憩。そういえば駐車場に少し車があったけど誰にも合わなかったなあ~。みんな経ヶ岳に登っているんだろうか?
 山頂を堪能したら下山します。登りのときより下山のときのほうが雪が減っていたのがちょっと面白い。簡易アイゼンはすぐに外して、雪と岩が混ざった道を普通の登山靴で降りていきました。
登り1時間50分、下り1時間20分でした。
発心公園下山したら次の目的地である英彦山を登るため、出来るだけ近くのキャンプ場を目指しました。最初は吉井百年公園というところに泊まろうと思いましたが、ちょうど工事中だったので発心公園というところに泊まりました。発心公園へは、ほとんど標識が無いので注意が必要です。
 発心公園はおそらく無料のキャンプ場で、水とトイレは一応あるシンプルな作りになっています。というかキャンプ場というよりただの公園?この日に入った温泉は玄竹温泉鷹取の湯です。料金は400円で浴槽は全て露天になっていますが、シャンプーなどはなく石鹸がついているだけ、サウナはただ霧が吹いているだけ、休憩所は料金制ですので、ちょっと使いづらかったですね…。
7日目 英彦山へ。

多良岳の休日―渓流沿いに森の中へ (長崎新聞新書 (012)) 多良岳の休日―渓流沿いに森の中へ (長崎新聞新書 (012))
(2004/07)
引地 秀司

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Posted by YU