茄子 スーツケースの渡り鳥 感想

雑記
 ポニョをテレビで見た…
 何と言うか、全てが狂っているような世界だった。
 本当に死後の世界を描いているのだろうか。
 考察とかはまたいずれ…


茄子 スーツケースの渡り鳥 感想
 アニメ映画「茄子 アンダルシアの夏」の続編である「茄子 スーツケースの渡り鳥」の感想。
 この作品は前作とは違って映画ではなく、OVA作品らしいです。でも時間はこっちのほうが長いっていう、ね。
 前作の舞台はスペインのアンダルシアでしたが、今回は日本の宇都宮のレースが舞台となっています。アンダルシアはかなり乾燥して丘陵の多いなだらかな砂漠のような地形でしたが、今回は湿度が高くて傾斜が急な箇所の多い林道みたいなところでレースをしています。
 今作は前作とは違ってレースが始まる前から物語が始まります。いきなり超有名なロードレーサーであるマルコが自殺をしてしまうシーンから始まるので、前作とはかなり雰囲気が違うように思えました。
 マルコと一緒に練習したりして仲の良かった、チームパオパオのキョッチ(前作のチョッチとは別人)はそれにかなりショックを受け、自分の人生についても考えるようになります。かなり強かったマルコですが、レースのときはいつも苦しんでいたそうです。それに対して、キョッチはレースで苦しんだことはあまり無いそうです。
 今作の大筋は、英雄のようであったが自殺をしてしまったマルコを通して、その周りの人々が人生について考えるということだと思います。
 ですので今回はペペが全てにおいて主役というよりも、キョッチとザンコーニが物語のキーパーソンになっているでしょう。レースシーンではペペが主役でしたが。
 苦悶する人々を引きつけて救うと言われている観音菩薩に立ち寄るザンコーニ。彼もマルコの自殺によってかなり悩んだかもしれません。レースで強大な力を発揮したのにもかかわらずリタイアしてしまった彼ですが、その理由ははっきりとはわかりませんがあれが彼なりの人生のために生きた結果なんでしょうか。
 正直もう少しザンコーニについての描写が欲しかったです。朴念仁の彼なのでまあしょうがないかもしれませんが…。

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Posted by YU