吾妻山・道後山 登山
吾妻山・道後山
2018年10月19~20日に広島・島根県境にある300名山、吾妻山と道後山の登山に行ってきました。
昔の旅行記とか登山記録とか見てたら無性に行きたくなって、昔のように孤独なキャンプツーリングしてみることにしました。
標高は約1200mでそんなに高い山々ではないですが、ちょうど紅葉の時季でしたから気持ちのいい登山となりました。
吾妻山・比婆山
吾妻山の登山道はいくつかありますが、最もメジャーと思われる広島県の休暇村吾妻山ロッジを登山口としたルートを取りました。
吾妻山の山頂までは駐車場からすぐ近くですから、碌な登山装備が無くとも登りきれるものでしょう。
山頂だけ行くのは物足りないので、伝説の残る比婆山まで足を伸ばしました。
休暇村吾妻山ロッジでは宿泊だけでなく、キャンプ・入浴・売店・食堂もありますので、宿泊者だけでなく日帰り登山者も存分に利用できる施設でしょう。
ここに行くまでの道中に行動食買い忘れたので、売店でパンを購入しました。
駐車場から標識に従って、ロッジの裏手に周って吾妻山を目指します。
途中、池や丘があり、綺麗です。
宿泊してゆっくり散歩するのも楽しいでしょうね。
標識と踏み跡に従って進んでいきます…が、最初の方は踏み跡薄くてちょっとどこ歩けばいいのか分からなくなったり。
とりあえず上の方へ登っていけば道も分かりやすくなってくる、はず。
山頂までは緩やかな登山道で、危ない箇所は全くありません。
高い樹もありませんから、常に見晴らしも良くてかなり気持ち良いです。
久しぶりの登山ですが、全く疲れを感じず。
30分弱で300名山、吾妻山(1,239m)に到着。
平原の中にある吾妻山ロッジも綺麗に望めます。
周りにはほとんど集落とか無いから、妙に寂しく感じる…
県境の山ですから、島根県側ももちろん見えます。
流石に宍道湖までは見えませんでした…
これだけで終わるのは物足りないので、東の比婆山まで行くことにします。
一度下って、また登り返しです。
トラバースしながら危なげなく下っていくと、大膳原というなだらかなススキの草原と刈り払われた平原があります。
ここでテントを張ることが出来るようです…が、登山口からも近いこの場所を利用する人ってそんなに多いの?
まあ天上の楽園っぽくて気持ち良いのは確かかな。
この後、横田別という峠まで下って烏帽子岳まで一気に登っていきます。
ちょっと暑くなって服を脱ぎました。
烏帽子岳は吾妻山まではいきませんがここもそこそこ見晴らしのいい場所。
次は比婆山を目指して緩やかに下って登って。
比婆山までの道は若干ぬかるんでいるところもありますが、道が広く、紅葉の時季は本当に気持ちいい!
比婆山(1,267m)は樹木が生い茂って展望はありませんが、巨木が並んでいるし伝説もあるからか、厳かな雰囲気があります。
イザナミノミコトの御陵があるという日本神話的にも重要な場所です。
文化や標高的にこちらが300名山でも良かったのでは?
比婆山を降り、吾妻山を登り返して登山口休暇村吾妻山ロッジへ下山。
雲行きが怪しくなってきました。
登山口から比婆山まで:1時間30分
比婆山から登山口まで:1時間30分
この後はせっかくなので吾妻山ロッジで入浴しました。
山上にある割には400円とリーズナブル。
下界の温泉よりかはこじんまりとしていますが、窓から吾妻山を望めて大変気持ちの良いお湯でござんした。
入浴してバイクの乗車準備をしていると雨雲がやってきて降り始めたので、急いで下山。
道後山近くのスーパーへ買い出しして、道後山登山口を目指します。
この日のキャンプ地は、道後山登山口の月見ヶ丘キャンプ場です。
広い駐車場がありますが、水場が無く、トイレも使用停止中。
キャンプ場は樹林の中ですが、平地が案外少ないようでした。
自分以外の宿泊者はいませんでした。
小雨が降っていたのでさっさとテント張って中にこもり、安酒と安いパンを飲食し、ツーリングマップルをボーっと読んで時間をつぶし、就寝。
ああ、こういうの、懐かしいなあ。
道後山
道後山の登山道は広島県側の月見ヶ丘を登山口とするもの、島根県側の持丸を登山口とする2つのルートがあります。
どちらからでもささっと登れる、お手軽ハイキングな300名山です。
今回は月見ヶ丘キャンプ場に宿泊したので、広島県側のルートを取りました。
この日は晴れの予報でしたが、昨日からの小雨もあって、出発時はガス。
7時までは待ったのですが、諦めて登り始めました。
吾妻山同様、こちらの登山道も特に危険なところは無く、スイスイ歩いていけます。
子連れなどでも簡単に登れる山でしょう。
稜線に出ましたがやはりガス。
しかし風が強くなり、たまに晴れる時もありました。
稜線から道後山までは笹原の中を歩く天上散歩。
晴れてたら物凄く気持ちよかっただろうな…
標高は低めなのに、こんな見晴らしの良さそうな稜線はちょっと珍しいかも。
苦労は一切せず、道後山(1,268m)に到着。
島根県側から広島県側へ風が吹いており、たまに晴れ間がありました。
「このまま待っていたら晴れてくれるのか?」と思っていくらか佇んでましたが、その気配は無く…
切れ間の青空は綺麗なのに!
ガスがまた濃くなってきそうになってきたので、下山を開始。
笹原も紅葉した低木も美しいもんだな。
一応岩樋山にも寄ってみましたが、この時もやっぱりガス。
ぐぬぬ…
この後は淡々と下って、下山完了。
登り:45分
下り:45分
登山口の月見ヶ丘まで来ると雲も晴れてスキー場なども青く輝いていました。
道後山方面はまだガス。
今回も学生の時みたいな野宿+貧乏飯のキャンプツーリングをしましたが、何だかんだこういうのが気楽です。
金が無いからしょうがなくやってたことをもう一度やると、懐かしく感じる。
僕の人生は金を手に入れたり環境が変わったりしてもやっぱりこんな感じで続き、終わるんだろうな。