道樹山・大谷山・弥勒山・八曽山・継鹿尾山・尾張富士 登山
2008年11月29~30日の愛知県の山登山日記を書きます。
最近は漫画やゲームの感想が少なく、週末旅行の記事が多くなっていますね。
理由は、私はそのときにしかやることの出来ないことを優先してやるように決めているからです。漫画読んだりゲームしたりするのはいつでも出来ますからね。
もちろん漫画やゲームも好きですよ。ただ、自分の限られた時間というものを効率的に使ってみたいだけなんです。
というわけで近場の低山を一気に登りまくってみます。
1日目
今日は道樹山・大谷山・弥勒山に行ってから八曽山に行くことにしました。
最初に登った弥勒山などは春日井市にあり、町に囲まれているので登山客が結構多かったです。若者から老人まで、老若男女全ての人がいました。それほどこの山々は登りやすくて人気があるのでしょう。
まず私は麓にある植物園の駐車場にバイクを置き、徒歩で細野キャンプ場というところへ行きました。看板が立っているので迷うことはありませんでした。
途中に見えた山。今日は天気も良くて、冬なのに暖かいハイキング日和となりました。
さて、道樹山に行くには谷と尾根の二つの道があり、当初は谷の道を行って滝を見るという計画だったのですが、道を間違えて尾根のほうの道へ行ってしまいました。戻ろうにも、そのときちょうどイベントがあってちびっ子がたくさんいたので帰りづらい・・・というわけでそのまま進みました。自分ってヘタレだ・・・
道は短いですがそれなりに登ります。まあ、どこの登山道でも傾斜なんて同じようなもんですからこのような低山でも疲れるもんは疲れます。
適当に登っていると道樹山頂上(429m)へ着きます。小屋や神社があるだけで見晴しは良くはありません。ちょっと休憩して進みましょう。
道樹山から弥勒山までのちょうど半分辺りに大谷山(425m)があります。ここの景色はそれなりにいいです。
進んでいくとこのコースで最も低い場所に来ますが、そこから一気に弥勒山頂上へ上ります。階段がずっと続くのでやる気をなくしますが、頑張りましょう!それほど弥勒山頂上は価値があります。
心臓破りの階段を登った後は、東西と北に展望が広がる弥勒山(436,6m)へたどり着きます。展望台もあるしベンチもあるのでここで思う存分景色を楽しみましょう。
この山は周りが平野に囲まれているので、景色がよければずっと遠くまで見渡せます。登山客がたくさんいたのも納得です。そりゃこんな登りやすくて景色のいい山は人気がでるはずです。
帰りは往路を戻り、大谷山直前の下山への分岐に入りました。静かな道を楽しみましょう。
そういえばこの都市緑化植物園は見たところ、無料の施設ばっかりでした。ハーブや池などがあってとても美しい場所だったので、またいつか誰かと来てみたいです。
では移動して、次は八曽山へ登ります。
駐車場は八曽山麓にあるもみの木駐車場にしました。ここは夏になると大勢のキャンプ客でにぎわうらしいです。流石に冬にキャンプする人はいませんでしたが・・・
車両進入禁止のゲートを越えて林道に入ります。林道歩きはあまり好きではありませんが、美しい川に沿って歩くのでそれほど苦にはなりませんでした。
でもなんでこんな小さな山なのにこんな美しい沢が出来るのでしょうか?自然って本当に神秘的で魅力あるなぁ・・・
看板に沿って道を歩いていくと登山道に入ります。そのまま少し歩くと八曽の滝へ着きます。
この滝の横をよく見ると仏像みたいなのがあります。よくもまあこんなところにつくったもんだ。
そういえば初めて野鼠を見ました。鼠ってハムスターみたいでかわいいな~
もちろん近づこうとして逃げられました。
八曽山に行く途中で撮った写真。山林は良く見るけど、こういう平野に広がる森を見たのは始めてかもしれない。
景色を楽しんでいたらいつの間にか八曽山(326,9m)に着いてしまいました。ここも景色は良かったです。後、人が誰ひとりいませんでした。弥勒山との違いは一体何?
もう本当に森、森、森!
次は石見山へ行きます。八曽山から林道に下りた後は南の方角へ行きましょう。
岩見山展望台と書いてありますが、おそらくもう少し先に進んだところのほうがもっと展望いいです。
岩見山って名前通り、岩を見ることのできる山だったのね・・・
次は沢沿いへ降りていきます。上流に向かえば厳頭洞という小さな洞窟があります。一応行ってみましたが、薄気味悪かったです・・・というかなにか化けて出てきそうな雰囲気だったわい。
5段の滝というのは文字通り滝が5段になっています。
では今日はこれにて登山終了。桃太郎公園というところでテント張って寝ました。この公園は犬山市街に近いのに無料でキャンプできる場所です。ガイドにもあまり載らない穴場スポットなので超オススメです。
2日目
二日目はまず桃太郎公園の近くの継鹿尾山へ登りました。この山はどちらかと言うと登山の山ではなく、麓の寂光院と関係する信仰の山だと思います。
駐車は寂光院の駐車場にします。無料です。
この寺は別名もみじ寺ということもあって、紅葉がものすごく綺麗です。もう11月末だというのに葉が真っ赤に染まって見ごろでした。その紅葉を狙ってたくさんのカメラを持った人たちがいました。
どこに行っても美しい紅葉が見られます。ほんとにいいタイミングで来たなあ・・・
麓の駐車場から長い長い階段を登れば寂光院本堂へ着きます。お香の香りと美しい紅葉、そして美しい見晴しがあってとてもいい場所でした。まあ、来るのが大変ですが。
本堂の裏側辺りに登山道があるのでそこから登ります。あの長い階段で疲れたのならベンチで休憩しましょう。
継鹿尾山(273,1m)頂上は展望台とベンチがあります。少ししょぼい感じですが、展望台からの景色は絶景なので満足です。
帰りは往路を戻ります。
ちなみに寂光院の近くに不老の滝というのがあります。養老の滝も行ったのでもう私は老いの心配は無いな!
次は尾張富士へ。
尾張富士と尾張本宮、名前から判断すると尾張富士のほうが高いように思えますが、実は本宮のほうが20m近く高いです。撮るのを忘れていましたが、遠くから見ても富士のほうが高いように見えます。不思議だ。
駐車は尾張富士麓の神社の駐車場にします。
神社に行くと句碑がいっぱいある道があるので、そこから登り始めます。まあ普通ののぼりなので割愛。
尾張富士(275m)の頂上には本宮に負けないようにと石が積まれています。なかなか面白い習慣だ。
尾張本宮もついでに登るため、下りは往路へ行かず、東のほうへ降りてゆきます。この道は電力会社の使う道なので、狭い道ですがちゃんと下ればちゃんと降りられるようになっているので利用させてもらいましょう。
降りると明治村の近くに着きます。次は南の方へ向かってずっと歩きます。すると「16号線」の標識がある三又路に着くので、右に曲がり歩くと右側に神社が見えます。そこを左に曲がり歩いていくと廃墟が見えてきます。
この廃墟の脇の道に行き、そのまま直進していきます。そうするとヒトツバタゴの自生地へ見えてきます。さらに進むと登山道の看板が見えます。この辺りの道筋は分かりづらいと思います。
ずっと登っていくと、山頂近くに展望の広がる場所があります。ここで休憩する人が多かったです。
この場所は犬山市を一望できる絶景ポイントです。今回の登山の最後を締めくくる、いい場所でした。
石段を登っていくと尾張本宮頂上(292,8m)へ着きます。展望はあまりありません。
下りは大懸神社へ。
神社に来ると七五三をやっていました。こんな時期にあるなんて全く知らなかったなあ。
尾張富士駐車場へ行くためにひたすら歩きますが、景色が美しいので苦にはなりませんよ。
途中、名水牛若の水という看板があったので立ち寄ってみました。このとき工事中だったのでとっても水道らしい感じでしたが。やっぱり美味しい水はでます。ありがたく1Lもらって帰りました。
終わりに
今回はひたすら低山を登ってみました。
なぜそんなことをしたのかというきっかけは、分県登山ガイドです。
この本は県ごとに山を紹介する本で、初心者から熟練者まで使える良い本だと思います。
少し登山に興味を持ち、ハイキングをしてみたいと思った人はこの本のシリーズを買うことをオススメします。
いつかこの本に載っている山全てを登ることが、私の野望です。
愛知県の山 (新・分県登山ガイド) (2006/10) 日本山岳会東海支部 |