経ヶ岳(長野県) 登山

 中央アルプス北にある200名山、経ヶ岳に登ってきましたよ。
 名古屋から下道を走っても、夜明け前に出発すれば日帰りすることも可能な位置にある山ですが、秋は日が短いので麓で前夜泊することにしました。
 計画では、登山前日は中山道の宿場町を観光しながら麓に行く予定でしたが、当日二度寝してしまって中途半端な時間に出発してしまい、なおかつなんとなく観光のやる気が起きずにそのまま宿場町を通過して、麓に直行してしまいました。
 おかげで1日目は移動しただけで特に何もしていなかった日になったので、かなり時間を無駄にしてしまって後悔しました。


経ヶ岳(長野県)
経ヶ岳1経ヶ岳2
今日の行動地図。
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 前日の失敗は忘れて、登山開始。経ヶ岳には仲仙寺コースと大泉ダムコースの2種類があり、今回は仲仙寺コースで登ることにします
 仲仙寺には、公民館の前の駐車場と資料館の駐車場の2箇所あります。公民館の前の駐車場にはトイレもあります。ガイドブックには「水場あり」と書いてあるのですが、見つけることができませんでした。唯一水場と言えなくも無いものは、寺の境内に入って右側の小川くらいです。
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 登山道は寺の境内の右側にあるのですが、少々道が入り組んでいます。テープのあるほう、登っているほう、登山道らしい道のほうを進んでいくと、なんとか登山道に入っていけます。
 1合目までは綺麗な道ですが、1合目から4合目までは笹が足に触れまくるくらい、道が細くなってきます。少々不安になったりしますが、そのまま登っていくと大泉ダムコースと合流する4合目に着き、それ以降は整備された道を登っていくことになります。
 
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 4合目から7合目まではひたすら登り。5合目には避難用のテント?らしきものがありました。
 ずっと樹林帯の中を登っていくので展望はありませんが、標高を上げるにつれて紅葉している樹の割合が増えてきていました。ちなみに樹林帯の中の道なので、登山道は土や枯葉などに覆われていて岩場はほとんど無いので、危険箇所は一切無いと言っても良いです。
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 7合目も樹林帯の中ですが、若干山頂方面に展望があり、これから向かう8合目などが見えたりします。この辺りから少し開放感が増え、木々の間から伊那の街並みが見えたりすることがあります。
 7合目からは西側の風が吹いてくるので、少し寒く、腹が冷えて痛くなりました…。
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 8合目はかなり展望がよく、広い場所なので休憩に最適の場所です。経ヶ岳山頂は展望が無いので、山上からの展望を楽しみに登っている人は8合目で存分に展望を味わったほうが良いです。
 8合目からは木曽駒ケ岳や、南アルプスなどの東側の山々を一望できます。特に、南アルプスの展望は圧巻です。
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 8合目から山頂までの道にもいくつか見所があり、木曽駒ケ岳南側斜面を一望できたり、御嶽を美しく見えたりします。登山道では非対称の植生になっていたりするところも多いので面白いです。
 9合目からアップダウンを繰り返し、小高い山を見ながら少し登っていくと、山頂です。
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 経ヶ岳山頂(2296m)は小さな広場となっていますが、木曽駒ケ岳方面にわずかに展望があるだけの薄暗い場所です。このとき結構寒くなり、温度計を見てみると8度くらいでした…。ちょっと休憩しただけで寒くなってきたので、長居せずにすぐに下山開始しました。
 下山時は、登山道が傾斜のきつくない土の道なので、スリップも一切せず集中もあまりしないで下っていけたので、そんなに疲れなかったです。下山途中には、結構多くの人が登ってる様子を見かけました。玄人好みの山かと思いきや、結構人気のある山だったんですね。
登り3時間10分、下り2時間15分
累積標高差は1500mでした。

IMGP2025.jpg 下山時に思ったのですが、登山口の仲仙寺ってなかなか大きな寺だということに気づきました。本堂は迫力あります。
 登山終了後、汗を流すため近くにあるみはらしの湯に行きました。このみはらしの湯のある地域には多くの店や公園などが整備されて、賑やかで楽しそうな雰囲気があります。
 みはらしの湯の入館料金は600円。風呂は広くて綺麗で、特に露天風呂から眺める南アルプスは最高!打たせ湯や寝湯などの風呂もあり、壁には中央アルプスの山並みの絵が描いてあったりするなど、かなり居心地のいい温泉です。
 お土産屋や休憩所に併設した食堂もあり、特に休憩所はかなり広くてオススメです。休憩所からも南アルプスの山並みを眺めることができます。今回は食堂でみはらし丼という、トンカツ、カキ、エビフライ、カニコロッケがご飯に乗って、その上にトンカツソースがかかっているボリュームのあるものを食べました。ここで思ったのですが、伊那の人々ってフライには全てトンカツソースをかけるのだろうか?結構美味しかったので、まあ良いのですが。
 今日はこれで終了。この後名古屋に帰る。

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(2010/10/15)
佐伯 泰英

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Posted by YU