富士山周辺登山旅行 1,2日目 浅間大社,三つ峠,山中湖

2020年12月30日~2021年1月3日にかけて、年末年始の休暇を使って富士山周辺の登山と旅行に行ってきました。

コロナもあるし道の凍結もあるので、家近くでレンタカー(トヨタのヴィッツ、スタッドレスタイヤ装備済み)を借りて行くことになりました。
いつもはバイクで登山旅行してましたが、レンタカーで行くのは初めて。
バイクよりむしろ新鮮な気分で旅行が出来た気がします。

浅間大社

富士宮ICまで新名神・新東名を使って一気に東へ。
自分は西の人間ですが、これらの高速道路のおかげで昔より大分走行時間が短くなった気がしますよ。
しかも車だからバイクに比べて非常に走りやすく、疲れをほとんど感じずにお気に入りの曲を流しながら快適に運転しました。
いつもは渋滞となる年末年始ですが、今回はコロナの流行もあってかほとんど無し。

1日目は移動日なので少し時間があります。
全国一ノ宮御朱印を集めてもいるので、富士宮では有名観光スポットの「浅間大社」へ最初に寄りました。
やはりそれなりに人は多かったです。
ただ、この時は初詣客の受け入れの準備の業者が多し。
前評判通り湧水が美しい神社でした。
水温・水量が一定の富士山の恵み。
水の流れと富士山の景色も非常に美しく、神社周辺全てが清廉な雰囲気に包まれている気がします。

明日登る予定の三つ峠の麓へ車を走らせます。
途中の「朝霧高原」からは東の富士山と西の毛無山を一望でき、広々とした高原との対比もまた美しいものでした。

富士吉田市のスーパーで食料を買い込み、この日の入浴は「三つ峠グリーンセンター」としました。
小さな西桂町の観光を一手に引き受けるような総合施設で、合宿に来ている学生の姿もありました。
域外住民だと入浴は620円。
浴槽はこじんまりとしていましたが露天風呂もあって良い雰囲気の場所でございました…。

今日の寝床は三つ峠登山口であるいこいの森の駐車場で、初の1人車中泊をやってみました。
そこら辺の感想は最後の記事で書くことにしましょう。

三つ峠

三つ峠は山梨県内にある標高1,785mの、200名山の1座。
「開運山」と「木無山」と「御鷹巣山」の3つの峰がありますが、最も高い開運山の頂を山頂とします。
山頂には多くのアンテナ塔が立っており、周辺からの指呼は簡単。
とりあえず富士山の北側にあって山頂に何か塔が立っていたら、それは三つ峠。

ルートはいくらかありますが、都会の人とかなら電車でアプローチできる南東の三つ峠駅ルートが一般的。
その他は車が必要なことが多いです。

今回、自分は山頂と三つ峠駅の間にある、駐車場が広い「いこいの森」を出発点として、ピストンするルートを取りました。

登り2時間、下りは約1時間30分くらい。

「2020年~2021年の年末年始には数年に一度の寒波がやってくる」
と予報されていたので、一応雪山装備も持ってきました。
結果、山頂近くの小沢が少し凍っていただけで、雪は一切無し。
軽アイゼンすら全く必要無く、普通の春・秋山装備で十分いけました。
ただ、山頂は遮るものが無い大展望を頂ける代わりに風が強く、ニット帽をしているだけでは耳が千切れるくらい寒かったです…。
なので、歩行中はフリースとニット帽を基本装備にして、山頂部でのみ耐風性のあるアウターを装備しました。

駐車場はいこいの森が非常に広いですが、更に上部のだるま石までは車は入れます。
しかしだるま石のほうは駐車場が狭く、平日のみ停まれる、かも。

登山道に危ないところはほとんど無く、登り下り一辺倒ですが非常に歩きやすかったです。
松林が多いのが印象的。
上部のトラバース道はロッククライマーが多いのか、落石した岩にハーケンが刺さっているのがちょっとした見物ですね。

山頂部には山小屋がいくらかあり、年末年始は営業しているようです。
車があったから、一応ここまで車道は通じているんだろうね…すごい。

三つ峠は人気の山のようですが、やはりその理由は山頂部の大展望でしょうね。
富士山はもちろんのこと、関東平野、甲府盆地、奥秩父の山々、日本アルプス、八ヶ岳などの周辺全てを見渡せますから。
冷たい強風と戦いながら、この展望を楽しみました!

三つ峠はやはり人気の山だからか、下山中にはそれなりに登山者とすれ違いました。
無事駐車場に着いて、三つ峠登山終わり!
寒かった朝に比べて、昼間の下界は楽園のように暖かった…

山中湖と忍野

明日は御正体山に登りますが、時間はまだまだあるので、山中湖と忍野を観光しました。

富士五湖はリゾート地であることは何となく知っていましたが、山中湖は非常にリゾート感のあるスポットな気がします。
貸しボート屋が多く、白鳥も多く、寒い年末と言えど散歩をしている人はそこそこ多くて賑やかです。
コロナが無ければ、夏なら、もっと賑わっていたのだろうか。
ここで山梨名物の「ほうとう」を昼食に食べました。
本当、ほうとうは寒い冬によく合う…

特に期待してなかった忍野八海ですが、行ってみるとなかなか美しい場所でしたね。
浅間大社のように湧水が多く、青くて魚が泳ぐ池が美しい。
また、観光でにぎわってもおり、外国人含め多くの観光客がいましたね。
せっかくだから資料館にも寄りましたが、ここも美しい。
有料の区域だからか喧騒から少し離れることが出来、忍野の広い空と池と古民家のある、中近世時代の雰囲気を少し味わうことが出来ました。

この日の温泉は、都留市の「芭蕉 月待ちの湯」
山に囲まれた静かな場所ですがそれなりに人気で、お客さんはそこそこ。
露天風呂もあるしサウナもあるしで結構広い温泉で、登山の疲れを癒して冷えた体を温めました…。

寝床は都留市内の人気の無い公園。
大晦日に辺鄙な場所で寝るのには若干の抵抗がありましたが、だからと言ってどうすることも無し。
とりあえず煮豆食べたり甘酒飲んだりはしました!

3日目の御正体山へ続く。

旅行記,登山

Posted by YU