金剛堂山 登山

2010年10月7,8日の二日で、富山県にある白木峰と金剛堂山に登ってきました。
2日目は金剛堂山。
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1日目 白木峰


金剛堂山
金剛堂山1金剛堂山2
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 金剛堂山は白木峰同様山頂近くに風衝草原の広がり、山岳信仰の山として開山された歴史のある200名山です。かつては富山県利賀村と八尾町との境界の山でしたが、今は平成の大合併により富山市と南砺市の境の山となったそうです。
 山頂へ到達するためのコースには、東側からの大長谷コース、スノーバレースキー場からの尾根コース、栃谷からのコース、東俣峠からのコースの4つがありますが、今回はガイドブックに従って栃谷から登って東俣峠を経由して栃谷へ戻るコースにしました。
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 栃谷登山口は公園になっていて、駐車場、見ずば、避難小屋、トイレが備えられています。
 前日にここでキャンプし、当日は薄暗い中出発しました。
 最初は小さな沢を少し遡り、北側の尾根に取り付くのですが、このときまだ薄暗かったおかげで尾根への取り付きの道をそのまま通過してしまいました!沢を遡るにしても人が歩いた気配が少なすぎる…、と思って引き返すと赤テープが尾根上への道を教えてくれていました。
 尾根に取り付くと、山頂までひたすらブナ林の中を登っていきます。登山道はよく整備されていて歩きやすいです。
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 1346mピーク辺りからブナの背丈が小さくなっていき、たまに展望が開けてきます。金剛堂山山頂も望むことが出来るでしょう。10月上旬に登ったので、山頂に近づけば近づくほど紅葉しているブナが多くなってきました。
 ↑→の写真は西側の山。このとき早朝でしたので、西側の山は斜光である朝日を受け、綺麗に立体感が出ているようでした。
 山頂近くは笹が登山道を両側から少し侵食してきて、朝露に濡れた笹が冷たいです。笹を少し掻き分けていくといきなり展望の広がる場所にたどり着きますが、そこが前金剛です。
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 金剛堂山の最高地は中金剛(1650m)ですが、歴史的には前金剛(1638m)が山頂のようです。というわけで、金剛堂山山頂(1638m)に到着!
 山頂は祠や石碑があり、展望図も置かれています。早朝だからか、昨日白木峰に登ったときよりも遠くまで見渡すことが出来ました。北アルプスや御嶽、白山、近くには人形山もあります。もちろん白木峰もよく見えます。
 南側の中金剛方面を見ると、金剛堂山山頂エリアには風衝草原がずっと広がっているようです。なだらかな山容を見渡すことが出来るので、心も何だかなだらかになってきそうです。
 
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 ここからいったん最高地の中金剛へ目指します。途中には池塘なんかもあり、紅葉と相まってかなり綺麗に見えます。
 中金剛は最高地である割には小さな標識しかないようなしょぼい場所です。なのでそのまま通過。
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 中金剛から南にある奥金剛まで行くにはアップダウンを繰り返して行きます。奥金剛は草原になっていて、やはりここも紅葉が美しいです。
 奥金剛からは東俣登山口まで下っていきます、が、この東俣登山口までの道は笹が両側から道を侵食して狭くなっています。朝露に濡れた笹のおかげで、下半身がびしょびしょになってしまいましたよ。
 
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 東俣登山口近くで低木帯からブナ林に入りますが、このあたりからかなり道が狭くなってヤブ漕ぎのようになるので注意が必要です。
 笹を掻き分けて東俣登山口に出ると、もう安心です。ここからは栃谷登山口までひたすら林道を下っていくことになります。
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 ずっとずっと林道を下っていきます。東俣登山口から東俣・西俣谷出合辺りまでは一切車が通らず、ウォークマンで音楽を聴きながらひたすら歩いていました。東俣・西俣谷出合辺りからは工事が行われ、大型のトラックなんかがよく道を走っていました。
 
登山口から前金剛まで2時間20分、前金剛から東俣峠を経由して登山口までは3時間30分。
累積標高差は1256mでした。

 結局下山のほうが時間がかかったな…。

《オリジナルプリント》相倉合掌集落(富山県/南砺市)〔世界遺産・白川郷〕 《オリジナルプリント》相倉合掌集落(富山県/南砺市)〔世界遺産・白川郷〕
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JAPAN・山口博之

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Posted by YU