黒法師岳 登山
2010年4月24,25日の土日二日を使って、一泊二日の熊伏山と黒法師岳登山旅行に行きました。
2日目は300名山の黒法師岳です。
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1日目 熊伏山
黒法師岳
黒法師岳は静岡県天竜区と川根本町の境にある山で、南アルプス深南部の山としては代表的な山の一つかも?ルートは水窪方面からと寸又峡温泉からのルートが一般的。稜線上は背丈の低い笹薮なので縦走してこれますが、縦走ルートは踏み跡薄めです。
水窪からのルートも寸又峡からのルートも標高差は結構あるので、前夜泊もしくは山中一泊したほうがいいかもしれません。私は水窪方面から登ることにしました。ちなみにこの山も熊の出没する可能性があるので、鈴を持って行った方が良いでしょう。
前日に水窪ダムからオンロードバイクではちょっと辛いダートを通って、戸中川林道ゲート近くでキャンプしました。ゲートの脇は少し広めになっていて、何台か駐車できたりUターンできるほどのスペースがあります。夜になっても何台か車がゲート付近にあったということは、やはりこの山は前夜泊が一般的なのでしょうね。
まあまあ明るくなってからテントを片付けて出発。最近は日の出の時間がかなり早くなっていて早朝でも明るい。ゲートから本格的な登山道まで、約6km林道を歩かなければなりません。音楽やラジオを聴きながら歩いたほうが良いかも。
林道は沢沿いを歩くことになるので眺めが良いです。地形図片手に山を同定したりしながら歩いていきました。
林道が谷にさしかかるところでは、大抵水が流れています。登山道に入ると水場は一切無いと言っても良いので、林道で水を補給しておきましょう。
林道脇にはちょくちょく無人の小屋が建てられています。体力に自身の無い人は小屋で一泊してから黒法師岳を目指してもいいかも。
林道支線を通り過ぎてほんの少し歩いたところに、黒法師岳登山口があります。ここから尾根まで登って、そこからずっと尾根上の道を稜線まで歩いていくことになります。稜線までは大体900mほどアップします。
尾根上の道はほとんどずっと急登です。やせ尾根のところも結構あるので、あまり気を緩めないほうが良いでしょう。ちなみにこのときはまだ残雪がありました。登るにつれて雪が深くなってきてスリップしやすくなってきます。ちょっとこの時期に登るのは危なかったかな…?
雪に足を取られながらも何とか登り続けると、丸盆岳・黒法師岳分岐にたどり着きます。ここからは笹薮の中を通っていく道になるので、カッパを着て進みました。風が強いし笹と雪でスリップしやすいですが、展望はまあまあ良いので気持ちが良いです。
山頂までの笹薮の道は踏み跡が薄いところが結構あります。稜線西側は切れ落ちていて危ないですが、稜線から外れるのはあまりしないほうがいいです。途中には雪面のガレ場のトラバースがあって結構怖かった…。もうちょい雪が残っていれば、ピッケルが必要になっていたかも。
バラ谷山への分岐を過ぎれば、山頂です。
黒法師岳山頂(2067,4m)は平坦な樹林帯の中にあります。展望はあまりありません。広場になっているのでテントを張ることも出来ます。山頂には寸又峡温泉へのコースがあります。
黒法師岳の名物である×印の三角点を見ましたが、他の三角点と比べてもあまり変わってないような…。
山頂で休憩して下山開始。山頂自体は別にそんなに魅力無かったかな?と思いましたけど、稜線を歩いていると、自分は今南アルプスにいるんだ!と実感できるのが良かったです。やっぱり2000mレベルの稜線はかなり高度感があります。
丸盆岳もかなり素晴らしい、と聞いたことがあるので登ろうとしましたが、なんとなくもう登りたくない…と思ったのでやめました。分岐から50mほど下ってまた200mほど登りですから、ピストンすると250mのアップダウンになります。ただでさえ標高差の大きい黒法師岳ですから、やっぱりこれ以上歩くとあまり楽しくない登山になりそうだなあ。
下山時は雪の中を急降していくことになるので、スリップに注意しながらゆっくり降りていきました。そのときようやく登山者と遭遇。単独行者二人いました。
林道に下りてから振り返ってみると、雪が積もった山が見えます。あんなに遠かったのか!と自分でもその遠さに驚きました。人間の足だけであんなところまで行けるなんて、と改めて実感。
登り3時間40分、下り2時間50分でした。ゲートから山頂までの標高差は約1450mほど。
林道を歩いているときに、疲れすぎると息苦しくなるという自分の発作が起こったので、今回の登山は自分にとっては辛かったようです。
ゲート脇には登山者の数以上の車が止まっていました。釣りとかしにきたんだろうか?
今回のお土産は、遠山の道の駅で買ったとちの実の折り餅。とちの実がどんな味かはあんまりわからなかったですが、普通に美味しかったです。
一日目 熊伏山
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