荒島岳・冠山・能郷白山 山行記録

2020年4月21日

 2009年6月7、8日の二日にわたって登山旅行に行ってきました。

山々はまだまだ新緑の季節!気持ちいい!


一日目
荒島岳
荒島岳 名古屋からバイクでひた走って約3時間で登山口に着きます。早朝だったからか、下道なのにも関わらずかなり車が少なかったので思ったより大分早く着きました。
行く途中に色々道の駅があったりしたので行きたかったですが、ここは我慢。時間に余裕を持たねば心にも余裕が持てません。
登山口には、百名山だけあって、早朝なのに人は多かったです。多分最低でも20台は車があったと思います。流石です。
スキー場を行く樹林帯
コースは勝原スキー場から登ることにしました。最初からいきなり舗装された急登を登りきり、その後にも石がゴロゴロしている場所を急登。登り始めてから30分ほどで一気に体力が奪われます。
それが終わると急に樹林帯に入り、階段を登ったり平坦な道を歩いたりしながら進んでいきます。個人的には、ここらへんは少し代わり映えの無い冗長な感じの道だったのであまり印象に残っていません…。
ただそれでも稜線上に行ってしまえば、風が吹いてきたりして涼しさを感じながら歩くことが出来てよかったです。だがしかし!今日は超濃霧!稜線上にいても景色が全く見えずかなり残念でした。
山頂ガス
いつか晴れることを祈ってずっと山頂に向かって歩いてきましたが、やっぱり山頂(1527m)は超濃霧状態!!晴れていればここからいろんな山が見えるらしいとのことでしたが…今日はなんにも!見えず! orz
しかも風が吹いてかなり寒かったし…正直今回の山行は山の魅力を堪能することが出来ずに終わってしまった感がありました。あーあ…どうしようか、もう一回行こうかな、と思いもしました。
山行時間は、登り2時間半、下り1時間半でした。
今日の野宿地 今回はどこかで野宿をしてみようと考えていました。もちろん立つ鳥跡を濁さずの原則を守ってね。
二日目は冠山を登ろうと決めていました。ですので登り口の冠峠から近いところに適したところないかな~と走っていたら、ものすごくキャンプ地に適したところ発見!その場所は、国道417号線が途切れる前にあるトンネル近く。おそらく土砂崩れ防止の工事を施した場所だと思いますが、全く土砂崩れを起こす危険性は見受けられなく、かなり安全な場所でした。川も近くにある、という野宿地としては至れり尽くせり。
ニ日目
冠山
冠山 昨日の野宿地からまだ暗いうちから出発。
このときは小雨で霧のようになっていました。おかげで視界がかなり狭く、安全に冠峠まで行くために時速2,30kmほどでのろのろ運転しました。
冠峠までの道は、狭くうねうねとした道であり、冠山を目指す車も多いので結構危険な場所だと思います。それに私が運転したときは霧が酷かったもんですから、カーブがカーブだと分かるのはかなり近くまで行かないとわからないという、かなり危険な状況でした。
ですので登山口である冠峠に着いたときは歓喜しましたよ…。
歩きやすい道が続く冠平
山行中もやはり雨。カッパを着て出発です。というか雨というより霧ですね、こりゃ。
冠山への道は、かなりなだらかな感じで登ったり降りたり平坦な道を進むので、本当にこれ冠山へ登ってんのか?とも思いました。ですがこのような道のおかげでほとんど疲れることなく冠山へと行くことが出来ました。快適な稜線歩きを楽しめることも出来るし、樹林帯歩きも出来る。奥深い山で気楽にハイキングしたいと思っている方にオススメの山だと思います。
そうこうしているうちにあっさりと冠平へ到着。樹林帯から一気に視界が開け、笹で覆われた少しこじんまりとした笹原でした。霧が無ければおそらく景色も最高の場所だったのでしょうが…残念です。
冠平から先は一気に道が薄くなり、よく分からなくなってきます。ですのでこれ以上先は進まないように。山頂は冠平の先にあるのではありません
冠山の冠冠山頂
山頂への道は冠平から少し戻ったところにあります。少し見過ごしやすいですので注意しましょう。
ここから一気に岩登りっぽくなります。ですが至る所にロープが張られているので、すこし注意すれば問題無い程度でしょう。
なんとかして冠の上にたどり着くと、少しスリリングな場所であるとわかります。霧が無ければ足がすくんでいたかも。狭いし絶壁の上に立っているし。
冠山山頂(1257m)は狭い冠の上にあるのでやはり狭いです。人がピークのときは座れないかもしれません。ここも天気がよければ絶景だったのに…。
というわけでさっさと降りる。下山すると車がたくさんあって驚きました。みんな霧が晴れるのを車の中で待っている様子でした。かなり人気のある山のようですね。
山行時間は登り1時間15分、下り45分でした。
能郷白山
濃郷白山 冠山を登った後は能郷白山に行くことにしました。能郷谷からの登山口麓の駐車場へは林道を行くので、少々道が悪いところもあります。ですが美しい川の側を進んでいくので、その景観に心をなごませてくれるでしょう。
荒島岳、冠山と、天気の悪い登山が続いたのですが今回は雲がほとんど無い晴れ!これは期待できそうでした。
駐車場は少し狭いですが、岩が露出した悪路を少しだけ進むとさらに開けた場所もあります。そして林道をそのまま進むと、さらに登山口に近い駐車場があります。車がオフロードにも対応している人はそこまで進むのがいいでしょう。
濃郷白山を遠望急登を行く
駐車場辺りから能郷白山を遠望。どうやら一番遠くに見えるのが能郷白山らしいです。こりゃきつそうな登山になりそうです。ちなみに能郷白山へは国道157号線にある温見峠からの道もあるそうですが、そちらの方がすぐに山頂へたどり着けます。しかし、国道157号線は通行禁止になることが多く、実際福井県側から峠に行かなければならないそうです

道は最初から中盤まで急登が続きます。3合目までがかなり長く感じました。能郷白山は6合で山頂に着くので「まだ3合目かよ!」と思った方は安心してください。
4合目近くからは平らな稜線上をずっと進んでいくので、快適です。しかしこの辺りから霧が出てきて景色が見えず。神は我を見放されたのか!
雲隠れの尾根濃郷白山山頂
ところどころ雲が晴れたりしましたが結局山頂近くでは何も見えなくなりました…。
山頂近くからは再び急登の始まり。しかしこれを登ってしまうと山頂です。能郷白山(1617m)山頂は笹で覆われています。道は神社と三角点の二つに分かれていますが、やはりここは三角点のほうに行きましょう。人も多いです。
ちなみにここで食ったパイン缶はかなり旨かったです。山頂で食べる果物缶はやはりいいものです。
山頂以外はいい天気 景色もよく無いのでまたもやさっさと下山します。ですがこの時間に限ってようやく雲が晴れてきました。正直山頂から見たかったですが、まあこれで満足です。この天空にいる感じを味わえただけまだマシです。
下山後は国道157号線を使って名古屋へ帰りましたが、国道157号線はかなり素晴らしい!景観最高、最高に走りやすい道、道の駅あり、ドライブの魅力を詰め込んだような感じの道でした。
山行時間は登り3時間、下り2時間でした
総評としては、3山の山頂全部ガスというのがかなり悔しかったです。前日には晴れると天気予報も言っていたのに…。クソっorz

決定版 日本二百名山登山ガイド〈下〉南アルプス・東海北陸・近畿・中国・四国・九州 決定版 日本二百名山登山ガイド〈下〉南アルプス・東海北陸・近畿・中国・四国・九州
(2007/01)
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Posted by YU