2021年GW青森 快晴に恵まれた白神岳

2021年GW、秋田登山旅行の2座目は青森県内の白神岳。

200名山の1座で、世界自然遺産エリアの端にあるので入山で特に気をつけることもありません。
標高は1,235m。

3日目 白神岳(5/1)

麓の天気予報は午前晴れ、午後から雨。
白神岳は標高の割に長い山行となるので、天気の変化もあるので、この日は早朝5時15分出発。

白神岳の東側は立ち入り禁止の世界自然遺産地域となっているので、ルートは限られます。
白神岳登山口からは蟶山コースと二股コースがありますが、二股コースは早く行けるけど急登続き。
GWでは残雪期となるので、傾斜が緩やかで人通りの多い、蟶山コースが良いでしょう。
というわけで自分も蟶山コースをピストンすることにしました。

登山口からトラバースしながら二股コースへの分岐。
更にトラバースしながら登っていくと最後の水場。
この辺りは雪は皆無で、新緑と花が何とも美しいです。
火照った体に雪解け水が浸み込んでいく…

蟶山への登りは地形図的には急登ですが、よく整備された道なので特に問題無しです。
蟶山の尾根に着くとしばらく明るい尾根散歩。
標高900mくらいから道脇に雪が見られますが、夏道は雪が溜まりにくい場所を通っているのか、思いの外雪の上を歩くことは少ないです。
前日の太平山と同じく脆い雪質だったので、今回もアイゼン無しで登っていけました。
若干歩きづらい場所があっても、キックステップで対応は簡単。
土道歩くことが多いのでアイゼン付けたほうが危ないかも?

稜線に出ると快晴のおかげで明るく、サングラス装着。
特に自然遺産の東側は開けており、眼下に雄大なブナ林が広がります。
稜線上はまさに天上の散歩で、天気の良さもあって非常に気持ち良い!
少し歩くと山頂小屋、そして白神岳山頂(1,235m)

標高低い割に雪が多いのか緯度が高いからなのか、高木が周りになく、眺望は開けています。
特に白神岳山頂は世界自然遺産エリアの端に位置しているので、白神の森を見渡すことができ、更に奥には八甲田や八幡平などの東北の名山がズラリ。
「ああ、来て良かった…、天気が悪い予報だったけどこんな景色を頂けるだなんて。もしかしてこれが今回の旅で一番いい景色?(と思って、本当にそうだった)」

帰りは来た道を忠実に。
下りでは雪がある方が早いので、一気に下っていけました。
そう言えば、二股コースへの分岐過ぎたあたりに鈴の音で驚いた白っぽい動物が逃げていきましたが、あれは何だったんだろう?カモシカ?アルビノの熊?

登り3時間10分、下り2時間20分でした。

次の日はどこの天気予報を見ても一日中雨だそうなので、中休みすることに。
というわけで白神岳登った後はゆっくりと秋田観光。

まず行ったのは能代の「風の松原」
砂防の為に植えた松のようで、日本一広い砂防松原のようで。
南の松原と違って常緑広葉樹がほとんど無く、松の間に桜が咲いているのが印象的。
東北は平地でも常緑広葉樹が少なく落葉広葉樹が多く、常緑樹と言えば針葉樹。
落葉広葉樹が多いおかげで軽やかな印象です。
松林の中でお花見だなんて、しゃれたもんですよ。

道の駅に立ち寄りながら内陸へ走って、この日の温泉は田代の「ユップラ」
宿泊地は大館の公園。
雨が強かったのでテントは張らずに車中泊としましたが、やっぱテントのほうが寝やすいです…

登山

Posted by YU